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朝から晩まで社畜しつつも、風邪を撃退した

また1つ強くなった気がする。

限界なんてない。限界を自分で決めたら、そこで止まってしまう。

四半期に一度やってくる仕事の繁忙期。新しい部署で、慣れない仕事を抱えながら、前いた部署のヘルプにも入るという殺人的な業務量を課せられ、身体のほうが限界サインを出してきました。

お、おまえ……おまえがそんなことを言い出さないために、ふだんから鍛え、ふだんから無茶なスケジューリングをしているんじゃないか。己の身体の反逆に落胆する気分でした。

しかし、限界を越えるたびに、強くなる。また自分のキャパが広がった気がして、嬉しい気すらする。役に立ったので「クソ長時間労働しながら体調を治す」方法論を、未来の自分のために残しておきます。

⓪経過

5月19日(金)取材先と飲んで帰宅。在宅で膨大な業務を処理していた24時頃、咽頭痛を感じ始める。

5月20日(土)早朝から遊びに行き、ボルダリングを3時間して、夜飲んで帰ってくる。

5月21日(日)昼前まで寝て睡眠負債を解消。だるさと熱っぽさを感じながら、昼過ぎから23時ぐらいまで在宅で仕事。この日買った体温計で37.1℃。

5月22日(月)朝9時半から4件取材、うち2件訪問。自分の原稿、連載の編集、四季報の編集が重なり、体調悪化。37.3℃、強い倦怠感、咳、鼻水。心も折れかける。

5月23日(火)2件ともオンラインで取材。8時~23時で働いたが、身体の負担は少なく、37.1℃と少し改善。

5月24日(水)2件ともオンラインで取材。訪問取材1件が金曜にリスケになったのがデカい。36.2℃に戻る。咳と鼻水は残る。

5月25日(木)ほぼ健康体に戻る。

では、具体的な対処法を見ていきましょう。

①覚悟を決める


いきなり精神論(笑)。

体調を崩した原因でもあるのですが、通常業務に加えて、別の部署のヘルプに入っています。その編集部は一時的に人員が減っていて、経験者の私がヘルプに入るのは大きいのです。

正直、「体調厳しいっす。1日だけ休ませてください」ってぴえんすれば休ませてもらえます。会社だって鬼じゃないからね。

でも、期待されて仕事をもらった。欠けると編集部は火の車になる。この仕事を手放したくない。自分の哲学を拠り所に、働きながら体調をだましていく覚悟を決めました。

だって嫌じゃないですか、「コイツいざというときに体調崩すやつだ」と思われるの。頑張ったところで短期的に給料は変わらないけど、これはポリシーの問題です。

「休まないで治す」と決めたら、必死で頭を使って、あらゆる手段を使って、どうにかするものです。

朝から深夜まで働きながら体調を回復させることを考えると、「起きている時間の体力消耗をできるだけ防ぐ」「なけなしの睡眠時間を限りなく充実させる」の2点に集約されると思います。

お医者さんにかかって抗生物質を処方される方法をとらない以上、頼るべきは自分の免疫機能のみ!シンプル。

②エレベーターやエスカレーターを使う

科学的なメソッド来たー!

私の職場は4階にあります。当然ふだんは階段で上がっています。普通のオフィスビルならまだしも、自社ビルなので、エレベーターを待っている間も乗っている間も、知っている人に会います。

うわ、こいつ若いのに4階までエレベーター乗ってるw」と思われるのが恥ずかしく、待っている時間も暇なので、階段至上主義者です。が、そんなちっぽけなプライドよりも今は体調優先。電気の力で体力を温存します。

駅などでも、エスカレーターの左側に乗って「ボケー」っとするようにしました。これは効果がデカいですね。

③満員電車を避ける

これもデカいですねー。

 自分の体調に疑念を持ち始めてから3, 4日目。その日は月曜日だったのですが(筆者注:日曜日もガッツリ仕事したので、休み明けではない)、朝9時半に京橋で取材があったんですね。

8時半ごろに田園都市線の急行電車に乗ったんですが、ホント凄まじい混雑ですね。ふだんは朝ラッシュを避けて、午前中在宅にすることが多いので、たまに乗るとキツいです。毎日朝から会社に行っている方、マジ尊敬。そういう体力ある人はこのnote必要ないっすわ。

表参道で銀座線に乗り換えて、また満員電車。この行程で明らかに一段悪化しました。この日以降、鷺沼駅(注:自宅の最寄り駅)で急行の待ち合わせをする各停を慎重に選んで、なるべく座って移動するようにしました。

④漢方薬、乳酸菌の力を借りる

市販の風邪薬って効かなくないですか?(個人の感想です)

「葛根湯」も、あんまり効いた覚えがないんスよ。弊社の後輩で製薬企業を担当している記者がいるので、聞いてみたことがあります。具体的になんて質問したか忘れたんですが、風邪薬も葛根湯も効かんのやが、どうすりゃええかと。曰く「麻黄湯を飲め」と。

葛根湯は7種類の生薬を配合しているんですが、身体をいたわる成分が入っていて、いわばちょっと手加減しているみたいなんですね。麻黄湯は、4種類の生薬に絞って、身体を温めるのに特化しています。だから、飲むと身体の内側から温かくなってくる感じが味わえます。(科学的なファクトチェックはしていませんので悪しからず。個人の感想です)

 免疫細胞は体温が高いと働きやすいので、自分の免疫機能をアシストしてくれるイメージですね。麻黄湯は丈夫な人、若い人に向くらしく、初めて聞いたときは早く教えてくれよ〜と思いましたね。

 ちなみに『はたらく細胞』って読んだことあります?私はちょうど体調を崩す数日前に読みました。乳酸菌という偉大な細菌がいるんですね。腸の中で善玉菌として身体のために働いてくれるらしいです。

「いっぱい食べたからと言って病気が治る効果はありません」的な但し書きをよく見る気がしますが、そんなの関係なく朝晩ヨーグルトをしっかり食べました。

仕事の合間にこういうのも飲みました。頼れるものはなんでも頼ろう。


⑤厚着をして寝る

  そんで、厚着して寝る。5月下旬だけど、長袖のパーカーを着て羽毛布団をかけて寝る。身体中の免疫細胞がものすごい勢いでウイルスと戦っているのが聞こえてきます(さすがにウソ)。

ただでさえ麻黄湯で体温を上げてるんで、めちゃんこ寝汗かきます。1時間に1回ぐらい目が覚めます。水飲みます。繰り返します。仕事行けなくなる悪夢にうなされつつ、気づくと朝を迎えてます。

朝起きると体温が下がっていて、いくぶん元気になった身体でシャワーを浴びます。これでなんとかしました。

あ、水飲むのも大事ですね。会社にいる間、セブンで買ったアールグレイのティーバッグに何度もお湯を注いで、出がらしになるまでお茶を飲みました。代謝と一緒に悪いものも出ていきますからね。

以上、エセ健康法でした。真似しないでください。

ていうか、こういうの書いてる時点でまだ余裕ある気がしてきた。1週間体調悪いと、回復したときの気分がきらきらキラー(by きゃりーぱみゅぱみゅ)ですね。

ご心配いただいた方、誠にありがとうございました。


2024年5月16日追記
何となく感じていたことを言語化したツイートが流れてきました。


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