ワイルドバンチフェス(3日目)に行った

山口県で開催された野外フェス。去年の3日間の動員数は約2万5千人だったそうだ。

広島の大学に通っている友達と、その友達と一緒に、去年も行った。その時のグループで誘いがあって、今年も一緒に行かせてもらうことになった。

男女4人ずつの8人で行ったのだが、全員一度は会ったことのある人たちだったのが、広島に根を張れてきた感じがして少し嬉しい。


行き道

前日友達と飲んでいて、泊まらせてもらってた友達が彼女の家に帰ったので、一人で起きて待ち合わせ場所に向かう必要があった。寝坊しないか不安だったけど、緊張のおかげか、自力で起きれた。

飲んでいた友達の一人は寝坊して遅れていた。待ち合わせ場所に着くと去年も一緒にフェスに行った女の子がいて、カーシェアの車の場所まで案内してくれた。しばらく女の子二人と俺一人の状況になって、少し気まずさを覚えた。

少し待ってみんな揃ったので、飲み物や朝ごはんを買って出発した。一人は近くのホテルに泊まっていて、もう二人は福岡から二人で来るので、5人でフェスの会場へ向かった。広島市から山口の会場まで、高速を使って約2時間の道のり。

前の席で2人で喋っていて、後ろの席は、俺の横で二人が仕事の話をしていた。彼らはみんな理学療法士の資格を持っている。どちらの会話にも混じれなくて、少し焦りを感じた。

フェスは11時開演だったのだが、山口のその日の午前中はひどい雨の予報だった。会場の駐車場に到着する頃には、雲行きが怪しかった。グッズは先に到着していた福岡組がみんなの分を並んで買ってくれていた。

9時ぐらいについたので、雨に備えて車で待機することになった。少しすると、かなり強い雨が降り出し、雷も落ち出したので、車で待機するという判断は正解だった。

車の中で話したり、ワードウルフというゲームをしたりした。5人で顔を合わして喋ることができて、だんだんみんなと打ち解けてこれた感じがした。

フェス

ちょうど開演の少し前に雨が止んだ。先輩に借りてテントを持ってきてくれている子がいたので、テント広場にそれを設営して、荷物をそこに起き、フェスへ行った。

誰のライブのときだったか忘れたが、初めてモッシュというものに参加した。モッシュというのは、盛り上がった客が、おしくらまんじゅうのようにぶつかり合う行為だ。危険だから禁止しているフェスも多いそうだが、このフェスではこれまでに何度も目にしていた。かなり激しく、全力でぶつかり合う人が多いので、下敷きになっている人がたくさんいた。波が終わると、倒れている人たちを、みんなで救出した。楽しかったけど、狂気的だった。

去年は晴れていたので、暑くてしんどかったけど、今年は曇っていたおかげで、だいぶ楽だった。去年よりも楽しめた気がする。女の子たちが笑顔で踊っているのをみると、なんだかこっちまで嬉しくなってきた。素直でいい人たちだと思う。

フェス飯の屋台が何十軒も軒を連ねていて、俺は油そばを買った。みんなで昼ごはんを食べていると、女装したおじさんが、アイドルとしてパフォーマンスをしていた。主催者側とは関係なく、勝手にやっているみたいだったが、真面目に頑張っていて、観客も結構いて、盛り上がっていた。終わりにかなりの人がお札を施していたが、おれはお情け目当ての芸風がいまいち気に入らなかったので、金をあげなかった。

帰り道

トリのマカロニえんぴつのライブが終わり、後片付けをして、みんなで帰った。女の子が、また来年も行こうね、みたいなことを個人的に言ってくれて、嬉しかった。来年はホテルを取って一泊して帰ろう、という話になった。

福岡組と、彼氏と来ていた女の子1人と別れ、また5人で帰った。帰り道の前半ぐらいはみんなて喋っていたが、途中で疲れて寝てしまって申し訳なかった。


いかにも偏差値の高い大学の仲良しグループ、という感じで、みんないい人たちで、羨ましかった。また来年も彼らとのフェスに行きたい。

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