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振り返り(2023年7月)

サムネはヴィパッサナー瞑想の修行をした瞑想センター。土の匂いと生き物の声、柔らかな風の気持ち良い場所でした。



今月のハイライト

ピックアップしていくつか。

ヴィパッサナー瞑想

7月の前半を使って参加した瞑想修行。インド発祥でブッダが実践していた瞑想法とのこと。2週間弱の合宿で、毎日瞑想漬けで合計瞑想時間は100時間を超えるほど。毎日4時起床-21時就寝、精進料理と午後以降は食事禁止、何より期間中は一切の会話ができないという制限があり、特殊な環境下での時間でした。
瞑想初心者ながらなんとか食らいつき、色々な身体感覚を持って帰れました。「身体と心がつながっている」ということを頭ではなく自らの体を持って知るという時間だったように思います。心の中での思考暴走に気づけたこと、そしてその過剰な思考と決別して今を生きるに集中しようと思えたこと、そして帰ってきてからも実践できていることが一番の収穫でした。

瞑想終了後の一枚。人生史上一番整ってた時間。


男祭り

学生時代によく聴いていたロックアーティスト、UVERworldのライブへ弟と参戦。中学生の頃、初めてライブを観に行ったのがUVERworld。当時からライブ映えがとんでもなくて、そんなアツい言葉よう出るな?ってくらいMCが力強かった。きっと、語り伝えたい言葉がたくさんあるんだなと思う。隣の女性の方が涙を流しながら聴き入っていたのに驚いたのを今でも覚えてる。

そんな青春時代のバンドのライブに行ってきたわけだけど、無事青春の頃の記憶が呼び起こされた感じ。やはり楽しかった。
今回は男祭りという男性限定ライブということもあり、7万人を超える男の熱気は圧倒されるばかりだった。ちょっとしたコールアンドレスポンスなんかでは収まらずに、終始みんなで熱唱するもんだから場のエネルギーとんでもないよ。隣の人の声で鼓膜痛かった。

最近は別のアーティストのライブにはちょくちょく行ってたけど、こんだけ熱狂的なライブは無いなって改めて思ったし、彼らの曲はメッセージ性が強くて直接聞くから心に響くっていうのはあるなって思った。自分の生き方を言葉にして曲という形で発信するの素敵だなって思ったし、やっぱり彼らはその言葉を体現しているからこそかっこいいと思った。言動一致大事。そして、彼らの願いに対しては当たり前に努力して乗り越えていこうと思う感じは、自分の価値観に重なる部分だと思ったし、むしろ思春期に彼らの音楽によって刻まれたものなのかもとか。

最後の曲は、会場の全員が肩組んでの大合唱。右隣の弟と、左隣の半裸の兄ちゃんと一緒に歌うのはとっても気持ちがよかった。

マジで最高に狂ってた(語彙力)※写真は音楽ナタリーより拝借


対話塾

今月から、森リト代表のカズさんが主催する対話のコミュニティに入ってる。コーチングという対話ベースの仕事をしながら、対話ってなんだ?ということをあまり探求していなかったなという思いから、とても良い機会になる予感がしてる。対話の中で、場を把握していたい自分、前提を握りたい自分、場よりも個に意識を向けてしまう自分、自分の言動で与える影響に躊躇する自分、など対話の中で起きている自分の振る舞いや思考・感情が客観的に知れていることが大きな収穫。あと2ヶ月対話会が続くのでこれからの伸びを引き続きウォッチしておきたい。


今月触れたもの

オールジャンルで印象的だったものをいくつか

カルティベートラボ

組織開発について知見を深めたくて、ずっと気になっていたMIMIGURIの学習サービスに入ってみた。動画学習が中心でひたすらに見てる感じだけど、知識の整理としてとても内容が入ってくる。
感動したのが、組織開発の導入に社会構成主義をベースにしているとしていたところ!自分の生き方に大きく影響を与えてくれた考え方でありつつ、まだ新しい概念でマイナーだと思っていたら普通に出てくるやん!と思ってびっくり半分嬉しさ半分。
自分のコーチング含め、仕事のあり方やスタンスを社会構成主義など自分が大事にする考え方から語れるようになりたいと改めて感じてる。


超相対性理論

久しぶりに聴いたらやはりおもろくて今月めっちゃ聴いてた。どの回からだったかも不明だけど乱雑にメモしてたものを改めて。

  • 道徳と倫理の違い

    • 道徳は過去の規範から生まれた慣習。倫理はまだ起きてないものに対する応答を想像していく力。

  • 石器時代からの感情と、中世以降の社会システムと、日々進歩する神のようなテクノロジーを持った存在がホモサピエンス。

  • アナキズム的柔軟体操をする

    • あくまで例えとして深夜の信号無視をするなど。法という社会システムを破ってみる。これは自分がリスクとして背負うトレーニング。これによっていざという時に自らリスクを背負って行動することへの軽やかさが生じる。

  • 人間は象(情動)と象使い(理性)のセット

    • 情動を司るゾウのパワーが圧倒的に強い。相手と分かり合うためには情動に心が開かれているべし

  • 多様決

    • 1人2票で「いいね票」「やばい票」を投票する。これにより、キラリと光る案が漏れずに済む。最後は議論の中で答えを見つけていく。

  • リスペクトや愛情は、もてなすことではなくむしろ突き放すことで表現される


美味しいお酒

  • シーバスリーガル12年 ミズナラ

    • ミズナラの味わいが気になってたら、家の近くのスーパーで売っていたので購入。ストレートとかでも美味しい。樽感がかなり強いけど味の癖はそんなにない感じ。


今月の気づき/今、感じていること

最近自分の行動に影響のある考え方や感じていることをいくつか。

何のために対話をするか

久しぶりに会ったコーチ仲間と近況など話しているうちに、「あれ、何のために対話ってするんだっけ?」とちょっと迷子になった。去年までは明らかに対話が楽しくてしゃあなかった。今思うと、自分の人生観が定まり切ってなかったからこそ、対話の中でみんなどう世界を捉えているの?ということが気になっていたし、その対話の中で自分の人生観の言語化のヒントを得れることが多かったように思う。もちろんまだまだ固まり切っているわけじゃないし、これからどんどん変化していくものではある前提ではあるけど、ある程度いまの自分が日々動くために必要な分は見えてきている感じもあるし、骨格が見えてきたからこそ、他人の語りを聞いても揺れることがなくなってきて。そうすると、「そうなんだ〜世界をそういうふうに捉えているんだね」ってお互いの世界を尊重し合う形で語りが結ばれてしまうみたいなことが起きる。これまでは映画の登場人物として臨場感を持って影響しあっていたのに、今は映画館から映画の主人公の語りを聞いてる感じ。

目的のない会話も楽しいよねっていうのも完全同意しながらも、何かを語るときに、自分の中で何を楽しんでいるか?みたいなことは再設定しておきたいな〜と思っている次第。

場の波を読む、場を信じる

対話会で自分のテーマだなって思ったこと。個々が何を感じているかばかりに気を取られていると、木をみて森を見ない感じ。木ではなく森に沿う必要がある。まだ思考レベルなので、体感知として得ていきたい。
また、自分は場へのエントリーがうまくいかないと、黙ってしまう傾向がある。けど思い切って入ってみると、波風は経つけどみんなの力でその波は緩衝されて、うまく取り込んでもらえるという体験をした。場を壊してしまうのでは?みたいなことは不安に思っていても、大人数の中で一人のある発言の影響なんてこと考えててもキリがない。自分もそもそも場の一人であるし、きっと場がなんとかしてくれるという信頼感を持つこと。

「今、ここ」を生きる

ヴィパッサナーから得た感覚。今ここを生きるということをちょっと勘違いしていたなと思って、自分はほとんど感性を大事に生きるってこととほぼ同義だと思ってた。けど瞑想の中でちょっとずつ感覚が変わってきていて、今ここにあるものをありのままに捉えることという感じに思えてる。感性、気持ちみたいなことでも、余計な不安を抱えていたり、喜びが乗じて渇望になっていたり、感性が暴走して想像力の中に囚われている瞬間ってあるなって。そうではなく、想像力の暴走を止めて、今あるものをあるがままに受け入れること。諸行無常的な感覚に近いけど、全てのものは流れゆくものであり、そこにあるものに執着しない感覚。思考もそこにはあって、欲望や苦悩に振り回されずに、自分がやるべきことをやるという理性ベースな考えもそれはそれで今ここを生きるってことなんだなって。身体感覚的すぎてうまく言語化できない。。。

Doingは変わるけど、Beingでは同じ

月末のコーチングLIVE!!にて、話していた時の印象的な言葉。自分はデザイナーからコーチに転身して仕事をしていて、「なんでそんな変わったキャリアを??」とよく聞かれる。けど、自分的には別物じゃなくて繋がっているという感覚だったけど、まさにBeing(=人の心を探求していたい)が同じで、Doing(=UXUIデザイン:人の無意識を探求して使いやすいものを作る/コーチング:人の思考とハートに寄り添い、その変遷のプロセスを支援する)が変化していただけという整理がとってもスッキリ収まった感じ。

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