見出し画像

生成AI Chat-GPTが“働き方改革”に役に立った実例(事務編)

Chat-GPT、使っていますか?

私はPCを扱う事務的業務を行う場合に、Chat-GPT、いわゆる「生成AI」を味方につけ、自分の“働き方改革”のために役立てています。

“生成AIに頼っていては、
人が考えなくなり、無能になるのでは?”

生成AIに対し、そう非難する人もいるかと思いますが、私はそうは思いません。

確かに生成AIには、以下のような良くない一面があるとされています。

  • 正しくない情報を与えてしまう恐れ。

  • プライバシーを侵害してしまう懸念。

  • 不適切なコメントや表現を与える恐れ。

  • 対話が減少し、対人関係が希薄になる恐れ。

  • 問題解決能力や創造性を失ってしまう懸念。

しかし、このような生成AIに対する恐れや懸念は、生成AIを“どう使うか”で払拭されると思っています。

生成AIは適切な使い方をすれば、逆にいうと誤った使い方さえしなければ、人の生活をとても豊かにしてくれる技術だと思います。

そう私が実感した、実例を1つ挙げたいと思います。

私が利用した生成AIは、テキストやプログラミングコードの自動生成が得意である『Chat-GPT 』です。

Chat-GPTは、アメリカのOpenAIが2022年にリリースした生成AI。
2024年6月時点における最新Verは『4.0o』、無料で無制限に使えるのは3.5となっています。

私の場合は、無料のChat-GPT3.5を使い、職業柄、以下の目的をもった『案内』の鏡文を生成AIの力を利用して数分で作成することができました。

医師へHPKIカードの加入申請を促すこと。

この目的を達成するには、以下のことを理解してもらうことが重要。

・HPKIカードが何のために必要なのか。

この点を失礼がないよう、できるだけ①丁寧に、そして②自然に、③分かりやすい案内文を書こうとすると、なかなか難しい…

文才があればともかく、文章を書くことを得意としていない人にとっては、①~③の事に配慮した案内文をすぐに書くことは厳しいでしょう。

そこで閃いたのが、テキストの自動生成に強い「Chat-GPT」を利用してみてはどうかということ。

早速、以下のような問いで、私はChat-GPTに投げかけてみたわけです。

実際に投げかけた内容がこちら。↓

“電子処方箋に対し、医師に関心をもってもらうために、HPKIカードの加入申請をお願いする文面を作成してください。”

すると、Chat-GPTは10秒も経たないうちに、以下のような内容をスラスラと応えてくれました!

件名:電子処方箋の導入に向けたHPKIカードの加入申請のお願い
拝啓
〇〇医院 〇〇 〇〇先生

平素より大変お世話になっております。 △△医療システム株式会社の××と申します。
さて、医療現場のデジタル化が進む中、電子処方箋の導入がますます重要となっております。電子処方箋は、患者様の安全性向上、処方ミスの減少、業務効率の向上など、数多くのメリットをもたらすと考えられています。

この度、先生におかれましても、電子処方箋システムを円滑に利用いただくために必要な「HPKIカード」の加入申請をお願い申し上げます。HPKIカードは、電子処方箋の発行・受信に際し、医師の身元確認や情報の安全なやり取りを実現するための重要なツールです。

以下に、HPKIカードの申請手続きの概要と必要書類をご案内いたします。

申請書類のご記入
  申請書フォーム(添付ファイルをご参照ください)
必要書類のご準備
  ・身分証明書のコピー
  ・医師免許証のコピー
申請書類の提出先
  △△医療システム株式会社
  住所:〒〇〇〇-〇〇〇〇
  担当者:××
  電話番号:〇〇〇-〇〇〇-〇〇〇

申請書類の詳細についてご不明点がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。また、HPKIカードの利用方法や電子処方箋の具体的な運用に関する説明会も随時開催しておりますので、こちらも併せてご参加いただければ幸いです。

今後とも、患者様のためにより良い医療サービスを提供するために、電子処方箋の普及にご協力いただきますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

敬具

医療システム株式会社 ××
連絡先:〇〇〇-〇〇〇-〇〇〇
メールアドレス:×××@△△.com

これ、マジで本当の話。
凄くないですか、この生成AIの精度。

もちろん、修正する箇所は多々ありますが、ちょっと校正するだけで、それなりの案内文が20分程度で作成できてしまいます。

このように、生成AIの力を借りれば、時間をかける必要のない事務的作業を効率よく、難なく仕上げることができます。

この経験で私は、生成AIは使い方によっては、仕事を行う上で、まさに“働き方改革”を促進する技術であり、また仕事以外のあらゆる場面でなくてはならない存在になると確信しました。

注意しなければならないのは、生成AIから提供された情報をそのまま何の疑いもなく利用してしまうこと。

生成AIをうまく活用するには、曖昧な表現や人を中傷するような情報を排除し、与えられた情報を整理して、正しいと判断できる情報のみを利用していくことにあります。

誰かを陥れたり、個人の利益を優先するような自己中心的な使い方をしなければ、生成AIが切り開く未来はきっと明るいものになるに違いありません。

今回の経験をもとに、生成AIが正しい使われ方で多くの人の生活を幸せにできたらいいなぁと思いながら、この記事を締めくくりたいと思います。

最後までご拝読頂きありがとうございました。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?