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レコードプレイヤーのカートリッジを数年ぶりに交換!!

今日は、予定外の投稿です。
使っているプレイヤーのカートリッジ周りが不調になったので、購入したカートリッジと昨夜、交換していました。で、ちょっとした交換作業のはずが、1時間半もかかってしまった。

原因はリード線の根本が断線したからです。
元々細いうえに弱っていたのもあったので、一つ外れて半田付けして直したろころ、今度は他が外れてしまい「他のもやばいんじゃないか」と思っていたら、なんと4つとも全部、外れてしまった(笑)。そう、1つでも大変なのに、老朽化していたからか、なんと、4つすべてががぽろぽろと外れて行きました。まるで、しおれた花びらが落ちるが如くぽろぽろとおちていきましたね(笑)。

そのプレイヤーは、昔、惚れ込んで中古で買った「Nottingham Analogue Studios Spacedeck HD」というやつなんですが、これリード線がアームの部分から直に出ているタイプで、交換する際、リード線のところを毎回はめるしかないんです。しかもリード線が極細で、「いつかこうなるだろう」と思っていました(笑)

配線は髪の毛のように細いので、引っ張って切らないように細心の注意が必要です。切れた場合には、コネクターをハンダでつけますが、この修理はかなり難しく、15W以下のハンダごてが必要なので、アームを外してメーカーに依頼した方が良いと思います。

逸品館さんHPから引用

というわけで、ここまで来てしまうと、もはやアームを外さないと無理。

しかし、ターンテーブルを外さないとアームが外せない。そして、ターンテーブルが重い!(確かテーブル部分だけで7㎏、土台部分と合わせる21kg)
しかも、バラすと、元に戻すのにかなりの調整が必要!

「なんて、メンテナンスが面倒なプレイヤーなんだ」と思います(笑)

で、その極細のリード線4つに対して半田付けしました。取り付けた後で、音が出ないとかになると最悪なので、テスターで導通テストして問題ないことを確認して、再組立てし、ひとまず、音が出ることを確認。微調整は、後日することにしました。


<便利さだけが価値あるもの?>
ちなみに、このプレイヤー、開発者が、音質を優先した結果ではあるんですが、聞く際は、毎回、手動で自分で回転を与えて助力してあげないと、自力ではスタートしません。A面、B面を変える際も、毎回それが必要です。

この方式を開発者のトムさんが導入した結果、このプレイヤーは独特の静寂性を持った音世界を創り上げています。

こうしたピュアオーディオの世界には、音質面や、その他、諸々、捨てることができない価値と魅力があると思いますし、やめようとは思いません。

といって、私はメインはCDで、アナログレコードをメインで音楽を聴いているわけではありませんし、それに頑固一徹ってわけではないので、私も仕事中のBGMとかは、サブスクを使っていますし、サブスクが始まって、音楽を聴くことの手軽さが、素晴らしく向上したことを否定しているわけでもありません。

しかし、サブスクではちょっと物足りないのも事実ですし、良い音楽を良い音で味わうには、こうした手間もたまには必要だなと思う次第です。

後、こういうピュアオーディオの機材って、長持ちするのがよいですね。たしかに高いですが、回転部を持っているCDプレイヤーとかはともかく、それ以外の機材は、なんだかんだ数十年は壊れずに動いています。

何か役に立つことが書かれているってわけでもない自己満足な記事を書いてしまいましたが。まぁ、大変でした(笑)。


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