見出し画像

フォネティックコードの勧め コクピット内の画像付き

皆様、フォネティックコードというのをご存じでしょうか?
コードと言っても、オーディオ用のケーブルのお話しではありませんし、今日は音楽ネタでもありません。

Codeの方なので、符号とか、そっちの意味です。

そのなかにフォネティックコードというものがあります。

アルファベットを定められた言葉に置き換えてつかう無線用語のことです。航空機の世界でつかったりしている符牒のようなものです。

これ、齟齬、意思疎通のトラブルを避けるために生み出された国際共通のコードなんですが、知っていると便利なんですよ。

自分が飛行機を操縦する際、航空管制とのやりとりにおいては、ほぼ100%使いますが、そういう時だけに使うにはもったいないから、私は普段から、これを使っています。

航空の世界では例えばこんな感じで使います。
”Taxi to runway27 via T2”
「T2を経由してランウェイ27へ地上走行」

という意味です。

この際に、カタカナにすると、「タクシー トゥ ランウェイ ツーセブン ヴァイア タンゴ2」となるわけです。この「T」を「ティー」と言わずに「タンゴ」と言い換えて利用するわけです。※今回は、航空ネタではないので省略しますが、T2というのは、滑走路脇のT2という標識のことで、特定の場所を指します。 

で、それは、それでいいとして

で、これを普段どう使うか? それはですね、私の仕事柄、機材の型番とか、アルファベットが多いことが多かったりするわけですが、こうしたのがややこしいときに、これを知っていれば、ミスが起きないので、そういうした使い方をする訳です。

なのですが、使える人が少ない(笑)。

うちは、奥さんには覚えてもらいました。
電話で機材の発注とかする際に、社内確認用でもあります。


まぁ、映画とかでも出てくるので、聞いたことがある方も多いかと思います。

こんな感じです。

文字  コード   発音
A   Alfa    アルファ
B   Bravo    ブラヴォー
C   Charlie    チャーリー
D        Delta          デルタ
E         Echo          エコー
F         Foxtrot      フォックストロット
G        Golf           ゴルフ
H        Hotel        ホテル
I         India         インディア
J         Juliett       ジュリエット
K        Kilo           キロ
L         Lima         リーマ
M       Mike         マイク
N       November ノヴェンバー
O       Oscar         オスカー
P        Papa          パパ
Q       Quebec     ケベック
R        Romeo     ロメオ
S        Sierra        シエラ
T        Tango       タンゴ
U        Uniform   ユニフォーム
V        Victor       ヴィクター
W       Whiskey   ウィスキー
X         X-ray       エックスレイ
Y         Yankee     ヤンキー

言葉の方は、ただの符号にしかすぎず言葉側には意味はありません。

別に、「ブラボー」だからといって某サッカー選手との関連はありませんし、「チャーリー」と言ってもチャーリーワッツのことでもありませんし、「デルタ」と言ってもデルタブルースとも関係がありません(もうええやろ)

そう、でもとっても便利なのです。

なので、これ、学校教育にと入れたらいいのになといつも思います。

たとえば電話とかで「DTK〇〇〇」と、相手に伝えたい場合、

「デジタルのD」
「東京のT」
「京都のK」

とかやるじゃないですか、
これを念のために復唱したりしていると、これだけでも下手したら20-30秒はかかりそうな気がします。

それは、私の中では時間が無駄すぎる。

上の例は別にしたとして、たとえば、アルファベットがいくつか含まれた型番や何かを齟齬なくやり取りするのに、1分かかるとして、それを60回繰り返したら、1時間になりますからね(笑)。

それに加え、相手がフォネティックコードを知っていれば、ミスなく3分の一、④分の一位で相手に伝えられる可能性がありますからね。

人生において、時間は貴重な資源なので。しかも齟齬が減るわけですから、一石二鳥どころではありません(大げさですが)

まぁ、日本語の場合は、言語的に、こういう符号でやりとりするのは難しいでしょうし、それは仕方ないと思いますけどね。
アルファベットの正確性を求めるなら、これは最強です。
間違いようがないので。
ただ、英語、アルファベットを使ってやり取りする場面が、少ないから、あまり重要度がないんでしょうね。

今日は、ほんとにどうでもよい記事といえばそうなんですが、一度、書いて主張してみたかったんです(笑)。ただ、それだけです。

次のアップロード動画は、ドゥービーからRockin' Down The Highwayを先週やって、もう、ほぼ完成しているんですが、明日、録音用の機材の一部を入れ替えるので、来週まで保留するかもしれません(笑)。

航空ネタではないといいつつも、せっかくなので、ちょっとおまけの画像を貼っておきますw


これはどこの空港かな。多分、帯広空港だったかな。これは私は撮影してるので操縦してる時ではありません(笑)。Lineが黄色なので、少なくとも北国か雪が降る地域の空港です。
滑走路の数字が35ですから、たぶん間違ってないかな。ちなみにこの数字は、3桁での方位を略してます。ですから、この場合、方位としては約350度になります(いや、今日は、航空ネタのつもりはないので、これくらいで)


小型機のコクピットはこんな感じです。今はデジタルのディスプレイが増えてますが、まだまだアナログが多いですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?