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Little FeatのAll That You Dreamのサブスクバージョンの怪

少しマニアなネタかもしれません。
Little FeatのThe Last Record Albumに二曲目のAll That You Dreamですが、i Tunesのサブスクでは、普通のレコードのバージョンとは違うバージョンになっていました。それを色々調べたので、まとめてみました。

まず、これがオリジナルバージョン。

<サブスクのバージョン>
こちらがそのサブスクバージョン

驚くと同時に違和感、そして、それと同時に、新曲を聞いたくらいラッキー感はありました(笑)。

で、「どうなってんのか」ということで、調べてみました。

で何が違っているかといって、まず名前がリトル・フィート&リンダロンシュタットとなっています。

それだけなら名義ただけのことですが、聞いている限りLindaの声らしきものは聞こえてきません。

ただ、明らかに別バージョンになっていました。

内容としては、
イントロからして違います。歌い方も違います。ミックスも違いますし、ところどころギターのフレーズも違います。

ですので、びっくりしました!

といって、リンダの声が聞こえるのかと言えば、私は明確にはわかりませんでしたし「これは入ってないでしょ」(笑)。YouTubeのコメント欄にも「No Linda here」と書かれているので、「そうだよな」と。

もし、仮にこれにLindaが参加しているとしても、Headphoneで聞いても??となるようなものに「&リンダ・ロンシュタット」というのは、どうなのかなと言う気はしますが、これには明らかに入ってない!

<このバージョンの正体>
で、更に調べてみた結果、コメントにぽつりと「.45」やら「This is the 45 version」と書いてあるコメントがあったので、もしやシングルバージョンなのか?と思って、調べてみたら、これがでてきました。

聞いてみたところ、このシングルバージョンが元のよう、というか、これと同じだと思いますので、要するにシングルバージョンなのかと思います。

ギターはJohn Hall が参加していると書かれています。
それで、フレーズが違うようですね。

<オリジナルバージョンはいずこに>

元のバージョンをサブスクで聞けないのはどうなんかなとは思ってしまいましたが、YouTubeのコメント欄にも、このバージョンについて「Definitely a remix. Always interesting to hear different takes, however, I think I prefer the original studio release.」とありますし、私も、聞きなれたオリジナルバージョンがすきですね。ですので、この人と同意見です。

まぁ、これが聞けること自体は嬉しいですが、「なんで、サブスクバージョンはそれに差し替えられているの?」とは思っていました。

<All That You Dreamリンダのバージョンの正体>
見つけました。これです。

Hoy-Hoy!(邦題 軌跡)というアルバムにはいっているライブ・バージョンこそが、まごうことなきLindaボーカルバージョンですね。

このアルバムは持っていたけど、30年くらい前に買ったのと、Featはオリジナル・アルバムで聞くことが多いので、このアルバムのなかにこれが入っていたことは、ピンとこなかった。

「これのことか!」という結論ですね。いや、確かにありました。しかし、すぐに思い出せなかった。すみません、フィートメンバー&リンダ。

ただ、そのこととは別で「これって単なるミスですよね」ということであり、結局、数多あるサブスクの「All That You Dream (feat. Linda Ronstadtは、全部リンダ歌ってないよね」という結論で、、、(笑)

で、サブスクでこのアルバムを調べたところ、肝心のこれにはリンダの名前が無い! 

<サブスクこのアルバムの他の曲達>
この曲、ボーナス扱いとかではなく、普通に二曲目に入っているので、私が知っている元の方はサブスクでは聞けなさそうです(調べた限り出てこなかった)

アルバム全体で言えば、変更されているのは、ここだけのようですが、ただ、曲によってリマスターが混じっていそうな印象です。

移動中に車で聞いていて気付いたので、まだ、分析するほどは聞き比べていません。まず音量が曲によって、ちょっとまちまちでした。

<サブスク善し悪し>
サブスク私も便利だなと思って使っているんですが、こういうのがちょっとなぁとw。

今回のは、シングルバージョンを聞いたことが無かったので、嬉しい発見でしたが、、、。

そもそも嫌いなリマスターがアップされていたりすることもあるので、そういうのは、未だにi Podでは、ほぼ、「ライブラリ」として、取り込んだものを聞いてます(笑)。

まぁ、どっちにしても、ちゃんと聞く場合は、CDかLPで聞くことにしているので、使い分ければ、特に問題はありませんしね。便利ではありますからね否定しているわけではありません(笑)

<Lindaのカバーバージョン>
余談ながら、リンダと言えば、この曲、リンダのアルバムでカバーしているのもありますよね。歌が強烈!

<Last Record Album余談>

ちなみに、このアルバム、ファンの方はご存じの通り、「ラストレコード」ではありません(笑)。

後、CDバージョンでは、ウェイティング・フォー・コロンブス(LPは2枚組をCDでは1枚にした関係上)のなかの2曲が、そちらに入りきらかなかったとかで、以下の3曲(9はアナウンスなので曲ではないですが)を、このCDに無理やり入れるという、ある意味、むちゃな扱いだったんですよね(笑)

9 'Bonus Announcement'
10 Don't Bogart That Joint
11 A Apolitical Blues(ミックテイラー参加)

サブスクはLPの曲順に戻っているようですが。

<最後にお知らせ=次の公開予定曲>
次は、Jeff Beck先生バージョンを元にしたPeople Get Readyを今週公開予定です。今は、最終の映像調整中まで来ているので、おそらく今週末辺りには公開予定です。

今回は、Stu(スチュー)と新しいボーカリスト、そして、うちの奥さんの三名のボーカリストによるコラボレーション+私のギター(ベース)です。

アメリカ、沖縄、大阪のメンバーでの合作になります(笑)



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