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The Rolling Stones / Hackney Diamonds解禁されました(追記)。

新譜、10月20日 日本時間の夜中の12時で解禁されましたね。
ロンドン時間とか、アメリカ時間とかなのかなと思っていましたので、「まだだろうな」と思いつつも、一応、確認のために0時、サブスクで開いてみたらもう聞ける状態でした。まずは、1回聞いて、2回目を聞きながら書きました。

とりあえず、まだ聞いてない方も多いかと思いますので、あまり各曲の内容に踏み込まない程度に書いてみます。

※ストーンズの公式YouTubeのチャンネルでも、かなりの曲が聞けるようになってますね。動画 lyricsのところで全部ではありませんが、かなりの曲が聞けます(現時点で)。

一言でいえば「ストーンズによる新しい風景」って感じですね。
しかし、若いとても「じいさんたちによる新譜」とは思えません(笑)。
「アングリー」の時点でそうでしたが、結構、メロディックでダンサブルな曲が多く、曲は、覚えやすいです。やっぱ、ストーンズはダンス・バンド的要素が強いロックバンドだなと思いました。

曲は12曲(日本版はリヴィング・イン・ア・ゴースト・タウンを含む13曲)「Sweet Sounds Of Heaven」を除けば、2分から4分くらいのが多く、トータルで48分とLPを意識してますね。無理に曲を多く詰め込んでないところはいいですね。ちょうどよいくらいの長さで、聞きやすいです。

プロデューサーの影響もあるんでしょうが、かなり現代的なサウンドでEDMとか、意識してますね。その点、ギターサウンド版EDM的要素もあるといえるかもしれませんね。このサウンドの方向性が現代的である事については「Angry」と「Sweet Sounds Of Heaven」を聞いた時点である程度は、想定していましたが。

この辺りは、インタヴューで語っていた趣旨やコンセプトの通りと言えますかね。ストーンズファンの間では好き嫌いがわかれるかもしれませんが、現役感がありますし、過去とは違ったものを出したかったという意味では「かなり攻めてますし、かなりの冒険をしたな」と思います。
この辺りは「懐メロバンド」「ノスタルジック」よりも「最後まで現役」を貫くことを選んだ
んでしょうね。

まぁ、ここまで来たら、いまさら失うものもないでしょうしね。
私は、この彼らの「冒険」を楽しませてもらいました。

サウンドは、かなり見通しの良い音で、アルバムを通して質感も統一されていると思いますが、その分「過去のストーンズのような泥臭さはかなり薄い」ですね。泥臭さの部分は、最後の「ローリングストーンブルース」のみと言ってよいかなと。

ギターの音は、エッジが立ってますし、ルーズさよりは勢いがありますね。
普通に聞く分には、聞きやすいけど、ヘッドホンで聞いたら、ストーンズらしいエグイ部分もちゃんとあります。

ギターの音は、たとえれば、ラフさが減退した「ダーティーワーク」ぽい部分もあるかもしれません。

このルーズさが減った辺りは、ドラムがチャーリーではなくスティーブ・ジョーダンであることの影響が多いとは思いますし、過去の作品と比較したら、色合いや雰囲気は、だいぶ違ってます。ただ、かといって、ワイノーズ(キースのソロのバンド)ともだいぶ違ってます(ザ・スティーブ・ジョーダンと言うグルーヴの曲はWhole Wide Worldだけですかね)。

ミックは、歌も感性も若い(笑)。

ギターはキースもロニーもかなり頑張ってますね(特にロニーはソロでも存在感を放ってました)。

しかし、ミックはともかく、キース、この方向性に挑戦したのは凄いなと思います。

チャーリーの2曲(チャーリーだけの方の曲Mess It Upはかなりダンサブルな曲です。やっぱチャーリーですね。うれしくなる)



チャーリーとビルの1曲 Live By The Swordは、やっぱ、あのルーズ感がありますね。ビルももう80代半ばを超えているというのに全然いけてますね(笑)。これいいですわ。ある意味、このアルバムでは、この曲だけが「ロール」してます。もっと、このメンツでやってるのを聞きたかった。

二曲とも、過去のストーンズとは雰囲気は違ってますが、やはり、やはり、やはり、良かったです。

後は、やはり最後の「ローリング・ストーン・ブルース」が良かった(この曲だけMonoです)。しかし、ノスタルジックにやるというより、「原点に戻った演奏」だと思いましたし、これなら、確かに、誰かが脱落しなければ、もう1枚くらいは出せそうですね。

まぁ、まず、2回ほど聴いた段階での感想です。

(追記)
クレジットを読むと、ベースは、キース、ロニーが弾いている曲以外の多くは、今回のプロデューサーであるアンドリュー・ワットが弾いているのが多いですね。作曲にまで名前を連ねている曲までありますし。
アンドリュー・ワットは、Mess it upではギターでもクレジットされてました。

ダリルはゼロ! 
キーボードは、チャック・リヴェールの参加もなし。
鍵盤は、マット・クリフォードか、アンドリューがやってるのが多かったです。後は、スティービーワンダーと、明らかなピアノは2曲とも、エルトン・ジョンでしたね。


せっかくなので「Angry」のMVを貼っておきます。


本家の後に、うちのを聞いてもあれですし、どう考えても便乗ですけど、せっかく新譜のうちに、自分たちもやったみたので、一応、貼っておきます。




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