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シニアのロンドンひとり旅➕語学留学⑧

68歳のシニア🧓がロンドンの語学学校に通い出しました。さてどんな毎日が待っているでしょう。

語学学校の授業も8週目に入りました。今週から午前の授業に戻り、朝の頭の冴えている時間に勉強することができるようになりました。今週だけは午後の授業もおまけで付いているのでちょっとハードですが、楽しみながらやることでやりがいがあります。
この学校の授業には時々試験があります。若い人は英語の資格を目指してやっているので、それに備えた語彙や文法を中心とした筆記試験となっています。勿論、シニアで試験を必要としない私も一緒に受けてきました。最初は2週間毎に行われてきましたが、先生によって毎週実施する人もいます。午後の授業も出たりしていたのでこれまで6回受けてきました。私の場合は特に点数にこだわる必要はないのですが、回りの若い人たちが結構真剣に取り組んでいる雰囲気に影響されて、最初の頃は特に勉強もしないで受けていたのが、最近は少し時間をつくって多少の勉強もするようになってきました。点数はさほど変化はないのですが、試験に臨む緊張感を体験するのもなかなかいいもので、脳は間違いなく活性化しているのを感じます。そもそも試験などというものを受けたのは、会社員として働いていた頃にせいぜい昇格試験と英語のTOEIC試験くらいしかないので、ここ30年近くは空白期間がある訳です。ここの試験は幸い50年前の大学受験時代に勉強した英語の文法などのおかげでさほど悪い点数でもなく、ほどほどの結果がでているので助かっています。しかし一緒に勉強している他国の若い人は「こんなジジイには負けていられない」というライバル心を出して勉強してきますので、一緒にいることで他の若い人にいい影響を与えているような気もしています。一緒に採点をしていたサウジアラビア出身の若者が私の点数を超えられないで悔しがっていた姿は印象的でした。但しちゃんと彼には「点数など気にしないで自分なりに取り組むことが大切だ」などとフォローしながらやってはいます。改めてシニアであることを感じるのは、今勉強しても大して点数も上がらないのですが、一方で若い時に覚えたことを意外と忘れないでいることへの驚きです。いずれにしても凝り固まっている頭を多少解きほぐす効果はあるのかもしれません。何事も前向きに取り組みことの充実感を改めて感じる時間にもなっています。
(7/30Ryo Shimo)

仲間たち
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ロンドンの新しい街

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