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シニアのロンドンひとり旅➕語学留学⑦

68歳のシニア🧓がロンドンの語学学校に通い出しました。さてどんな毎日が待っているでしょう。

早いものでこの語学留学の旅も後半に入っています。以前にもお話ししましたが、この学校には世界中のいろいろな国の出身者が学んでいます。フランス、イタリア、スペイン、ポーランド、トルコ、エジプト、アルジェリア、サウジアラビア、イラン、アルゼンチン、コロンビア、タイ、中国、台湾、韓国、そして日本と私が知っているだけでもこれだけの国から来ています。
そしてロンドンの街中をみると、もっと多くの国の出身者がいることにすぐ気がつきます。以前イギリス人のガイドさんに聞いたことがあるのですが、ロンドン市内は住民の7割近くが外国出身者だそうです。また伝統的なイギリス人の多くはロンドンから離れた郊外に住まいを持ち市内に通勤している人が多い、という話を学校の関係者からも聞きました。ニューヨーク等も同様だと思いますが、世界の大都市は間違いなく多様性社会になっているか、なろうとしているようです。
このような社会で生活をしていくには、やはりそれなりの気の使い方が大切で常に緊張感を持つことも必要かもしれません。緊張感を維持する時というのは往々にして表情が硬くなる傾向にあります。しかし多様性社会というのは孤立化しやすい環境なので、この表情の硬さをほぐしてあげる方が人と人の関係も良い方向に向かっていくと思っています。そこでは基本的な挨拶や笑顔といったコミュニケーションの基本のところが大きく影響してきます。私は学校や住居では、人に会ったら自分から笑顔で挨拶することで良いコミュニケーションのきっかけをつくることを心掛けています。この時は必ず相手からも快い反応が返ってきます。学校では若い人を中心としたコミュニティが形成されています。但しシニアも彼らと対等の立場をわきまえて、自ら壁をつくらずに接していけば概ね受け入れてくれます。こうした緊張感を持ちながらもコミュニケーション活動を維持することは、シニアの身体には良い影響を及ぼし、間違いなく脳の活性化につながっていくことを実感しています。そして街中を含めて多様性社会のなかでは、相手の存在、文化、歴史、伝統、作法等を尊重する気持ちを持つことが大変大切になります。このことが異文化コミュニケーションを推進していくなかではとても重要なことだと改めて強く感じています。
(7/24Ryo Shimo)

学校の課外活動で
学校の課外活動で
街中で

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