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書道系YouTubeで学ぼう!(2)【テーマ別おすすめ動画】
久しぶりに書道を始めると、わからないところや迷いが出てきますよね。
そんな時はYouTubeを活用しましょう。
私が実際に観て役に立った動画を4つご紹介します。
1. 根元までおろした太筆の洗い方
『美文字辞書 武田双龍』チャンネルより、根元までおろした太筆の洗い方です。
筆はどのように洗っていますか?
私は「貯めた水の中で振り洗いして終わり」とか、「蛇口の水を直接当てて流し洗い」とかやっていました。
それがダメだったとは!
■筆の洗い方 武田双龍
【おさらい】
・ぬるま湯で洗う
・毛に直接 水を当てない(筆管に当てる)
・筆の根元を親指と人差し指でつまみながら優しく押し洗い
・シンクに押し付け洗いするときは筆を立てずに寝かして洗う
・墨が残ったままだと穂先が割れる原因になる
・指先で毛を整えながら水を切る
・吊るして乾かす
2. 太筆の墨のつけ方、とり方
同じく『美文字辞書 武田双龍』チャンネルより、文字を書くときの太筆の墨のつけ方、とり方です。
適度な墨継ぎ、できていますか?
私はしょっちゅう墨継ぎをする癖がついていたので、正しい方法を知りたいと思い、この動画を観ました。
墨のつけ方が悪いと穂先も割れやすくなるんですね。知らなかった~。
■墨の付け方 大筆/書道 武田双龍
【おさらい】
・毛の根元まで墨をつけずに「いちご状態」になった筆は穂先が割れる(「つくし状態」がよい)
・筆を墨の中に寝かせるように横向きにして根元まで優しく浸す
・筆管に埋まっている毛の方まで墨を浸すイメージ
・液体墨を使う場合は硯ではなく「墨池」がおすすめ
・墨のとり方は、①根元から一回、②裏返して一回、③毛先を三回くらい(墨の量が根元と中心は多め、毛先と表面は少なめになるように)
3. 直筆・側筆どっちが正しいの?
『書道家 上平泰雅 【TAIGA UEHIRA】』チャンネルより、直筆・側筆・俯仰法の解説です。
久しぶりに書道を始めたとき、楷書の「一」の書き方でいきなりつまずきました。
私は穂先が線の中央を通るものとばかり思っていましたが、どうやら上を通るのが正解らしいのです。
そうなの!?
いろいろ調べてもよくわからず混乱していたとき、こちらの動画を観てスッキリしました。
■【知っておくべき】書道の筆遣いの超基本【直筆・側筆・俯仰法】
【おさらい】
・直筆・側筆どちらが正しいか? ではなく、目的に応じて使い分けることが大切
・俯仰法は上級者向け
4. 独学の限界
『【仮名作家】野瀬まりの教室』チャンネルより、独学の限界について。
「書を学ぶなら教室に通うのが一番いい」とよく言われますよね。
その理由がとってもわかりやすく解説されています。
■【字が上手になりたい方必見!】独学には限界がある 〜必ず知っておくべき2つの理由〜
【おさらい】
・文字は3D
・例えば筆を寝かせて書いても立てて書いても、形だけなら同じように書ける
・印刷された手本からどのように書かれたのかを読み取るのは困難(肉筆手本なら経験者であればわかることもある)
・手本とそれを実際に書く姿の両方を見るのがよい
・自分の目は当てにならない
・手本と自分の字の違いに細かく気づくことは不可能(気づくためには経験が必要)
・「言われて、気づいて、修正して」を繰り返すことで見る目も養われる
・意識して書き続けないと上手くならない
・自分が手本にしたい文字を書いている先生に直接習うのが、早くて確実な上達法
・まずは独学でもよい
・伸び悩んだら、「学びたい」と思える先生を探そう
たくさん観た中からとくにおすすめのものをあげました。
役に立つ動画を見つけたら、またご紹介します。