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米超党派歳出法案に含まれる、医療向け巨大研究予算

米超党派歳出法案は無事通過

予算案が通らず政府機関閉鎖か?という憶測もありましたが、昨年2022年12月23日に法案は米下院を無事通過しました。

Science業界が注目していた予算が含まれていた

Opportunities to Engage | ARPA-H

この法案の中には私が注目していたARPA-Hの予算があります。

ARPA-Hとは国防総省の研究機関DARPAを模したNIH(国立衛生研究所)系の新たな研究機関です。※ARPA-HはAdvanced Research Projects Agency for Healthの略

今回の法案通過でARPA-Hは15億ドル(約2,000億円)もの予算を得ることになります。

発足経緯としてはNIH系ですが、「NIHの予算が増えただけなのでは?」という懸念があるからなのか、ARPA-Hの施設をNIHのキャンパスに設置できないという規定もあります。

本当は50億ドル欲しかったバイデン政権

バイデン政権は元々は50億ドル(約6,500億円)を要求していましたが、議会により35億ドル削減されてしまいました。

ちなみにARPA-Hの発足年である去年2022年時点では、2025年度(2024年10月)までに使用できる予算が10億ドルがついていました。

つまり、今回の法案通過で2025年度までに使える予算が5億ドル増額されたことになります。

ARPA-Hは、がん、アルツハイマー病、糖尿病などの病気に取り組む

Focus Areas | ARPA-H

がん、アルツハイマー病、糖尿病などの病気に関して、予防、発見、治療を行うための革新的な技術を推進・加速させることを目的としています。

#ARPAH #米下院 #再出法案 #DARPA

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