最高のファンディスク「龍が如く7外伝 名を消した男」
概ね最高でした!めちゃ良かった、という話。
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以下ストーリーのネタバレを含みます。
これからプレイする人は気をつけて欲しい。
龍が如くシリーズ0〜7
ジャッジアイズ
ロストジャッジメント
もともとゲーム実況で極の実況を見て龍が如くと出会い、実況と並行しながら自分でも買ってプレイするということをしています。
とりあえず龍が如く極シリーズを続けて出して欲しい。3をやりたい。お願いします。
極維新が極まってなくてアレだったけど頼むからちゃんと極した3を出して欲しいっていうのをここでしっかり言葉にしておきますね!
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名が消えたので、かっこいいコードネームをもらう
龍が如く6のラスト、桐生一馬は死んだことになりました。その後よりスタート。
大道寺一派に身を置くことになった桐生さん、カッコいいコードネームをもらう。持ち前のパワー(物理)を頼られ、大道寺からきた依頼を細々こなす日々。寺暮らししながらボディガードとかやっています。寺暮らしと言えば聞こえはいいけど、いわゆる軟禁状態で、結構虚無感ある桐生さん。タバコも吸えないし、ポケサーもない。
そのクソ広い枯山水で走らせたらあかんか?ポケサー 。
皮肉屋な相棒花輪くんから、立ってるだけの簡単なお仕事依頼。
荷物が来るので警備のためにここにいてね、というお仕事。その仕事仲間に桐生一馬を知ってる奴がいて(まずくないですか?)、喧嘩を売られる(なんで知ってるのに売るんだよ!)。そんで殴り合い(なんでや)。
怒られる!怒られる!仲間内で仕事前に殴り合ってたら怒られる!ってビビりながら戦闘。
ちゃんと仕事する気あるんですかこの人たち。多分ないですよ大道寺さん。桐生さん含めて。
ヤクザ、襲来。
荷物が来るはずがヤクザが運ばれて来ちゃった。関西弁のヤクザ達の狙いはどうやら花輪くん。警備達とバットで乱闘。相棒の花輪くんも殴られてヒデー目にあう。花輪くんまさかのヒロイン枠だった。名前がちょっと可愛いもんね。
車に連れ込まれそうになった危機一髪のところで桐生さん助けに入る。花輪くん守られたな……という安心感がすごい。
攻め込み謎のヤクザ(関西弁)が桐生さんを見て目を丸くする。流石に知られてますよね、顔。ヤクザだもんね。
桐生さんに追い返されるヤクザ達。とりあえずお仕事終了。
お仕事前の準備運動で桐生さんに喧嘩売ってきた奴(とらもう何人か)死亡。悲しいようなホッとしたような。花輪くんは死ななくて良かったね。
横浜じゃん!
横浜異人町へ桐生さん降り立つ。
マップはちょっと狭いけどウロウロできて嬉しい。
付け狙われる桐生さん。
そして鶴野くん登場。
話聞いて欲しいんですと言ってきたけど、
桐生さん「桐生?誰ですかそれ」
聞く耳持たず。
先の襲撃事件は花輪狙いだったけど、そもそもの目的は桐生さんを釣り出すことだった。なのにまさかの襲撃場所に桐生本人がいたから、本人への直接接触を試みたということらしい。
武闘派・獅子堂くんも登場。
般若やめてくれる?別の人ちらつくから。
ドスもやめてくれる?眼帯がちらつくから。
関西弁やし。ちらつくのよ彼が。
初回戦闘まぁまぁ苦労する。
そして結局花輪くん攫われる(なんで来ちゃったんだ)。でも攫われる時花輪くんがいいとこ見せる。ヤクザに命握られてる場面で、自分のことはいいから、沖縄の子どもたちを守る行動をしてくださいと話す。多分大道寺サイドが桐生さんとの交渉をもつために攫われた花輪くんを助ける方に動かないことを、本人も察していたんだろうな。その上で、子ども達が危ないから大道寺に従ってくださいと。あぁ、そういうこと言うと桐生さんは本気になっちまうぜ……!
花輪くんを攫われて、仕方なく話を聞いてあげる桐生さん。場所はまさかのサバイバー。マスターはいないみたいです。いたら気まずい(でも会えたら嬉しいと思うよ)。
襲来ヤクザは近江の人たちでした。
鶴野くん、近江連合トップ渡瀬さん(今ムショ暮らし)のお使いで、桐生さんに協力要請(脅し交渉)に来る。
近江連合解散のお手伝いをして欲しいという内容。えれー暴動になるのが見えてるので、とにかく信頼できる腕利を集めたいということらしい。
ヤクザやねんからスジ通そうや!
いや、頼み方がよくないのよ。
いきなり暴力的な手段に訴えたおかげで嫌われちゃって、桐生さんに聞く耳持ってもらえない悲しい鶴野くん。人質なんて桐生さん相手には下策も下策。そら話も聞いてもらえませんよ。
とりあえず大道寺に身を置いてることが分かった時点で、普通に菓子折り持って詫び入れに来てたら、まぁ話くらいは聞いてもらえたかもしれないのに、とプレイヤーは思うのであった。
でもこれ、龍が如くなのよね。
初手から間違った鶴野くん、桐生さんが取り付くしま無さすぎてむくれる。
「渡瀬はどうしてもあんたに手伝って欲しいって言ってましたけど、俺はそんなにあんたのこと凄いと思ってませんけどね!ふん!」とか言っちゃう。
鶴野くん、きみはその年までヤクザやってきて、しかもかなりいい席もらえるくらいの上の人なのに、堂島の龍を知らんのか?
まぁちょっと譲って桐生さんのことは舐めててもいいけど、渡瀬さんの言うことは無条件で飲み込まないといけない立場でしょ、とも思う。
渡瀬さん、この仕事任せる人、本当に鶴野くんしかいなかった?この人向いてませんよ?
……この後この評価は裏返るんですけど。
大阪やん!フォーシャイン入れる?
入れへんかったわ(名を捨てたんですよね?)。
鶴野くんがくれた可愛いマスコットを持って、大阪へ。実力を見せてみろと渡された赤い虎ちゃんのキーホルダーを赤目ちゃんに見せてみる。
赤目ちゃんかわいい。
カラオケがばり上手い。まだ赤目ちゃんのバタフライ聞いてない人は行ってほしい。
お使いをたくさん頼まれる。
大阪を走り回る桐生さん。
今回新しくなった生キャバクラなるものに強制的に行かされるので行ったけど、私はいつものやつの方が好きかな〜。ちょっと生々しいのと、話が読み飛ばしていけないのが不便かも。
サブクエも始まる。
なんか、私が龍が如く知るきっかけになったゲーム実況者さんにそっくりの人が出てきた気がする。事故物件系配信者北山さん、ちょっと牛⚪︎さんに似てない?性格とか声とか全然違うけど、顔がめちゃくちゃ似てない?
気のせい?気のせいかな?気のせいか……。
親っさんを思い出すサブクエもある。
メインストーリーの内容がヤクザの終焉絡みなのもあって、感慨深い気持ちになります。
今の桐生さんを、親っさんは胸張ってくれると思うよ。孫もあんなにたくさんできたし。
でもまぁ親っさん、錦山のことは助けてくれなかったんだよね。ねえ風間さん。錦があんなことになった責任の一端は、あなたにもあるんですよ。私は錦のことをもうちょい顧みて欲しかったよ。
で、出たーッ!トンチキ下品アミューズメント!
初めてのキャッスル!
いやすごい!見た目がやばい!超下品!
龍が如く名物、トンチキヤクザワールド出た!
こういうの好き!
闘技場ですか、はいはい。親の顔より見た。
要は鶴野くんはここで実力を見せろと、そういうことらしい。
見せ物闘技場で組まれた桐生一馬にまつわるイベントマッチ(桐生一馬じゃないって言ってるでしょ!)。
VS渡瀬勝、錦山組、龍司戦(虎)の再演。
悪趣味だと思わないんですか?
錦山の名前簡単に出すなよ!!何年経っても生傷のままなんだから!あと桐生さんのそっくりさん微妙に似てないな!
桐生一馬(本物)ちょっと怒る。
あ!!龍司!!え?龍司?え??似すぎじゃない??え??本人?妹さん元気?なんか言え!え?まさかな、え?でもえ?背中のそれ、え??なんか言え!龍司、じゃないんかーーーーい!!
よかった。龍司が生きて元気にしてたら嬉しいけど、こんなとこでしょっぱいファイターやらされてたら泣いてしまうわ。
虎ともやる。久しぶりだね。
キャッスルの親玉、西谷誉。西谷誉?聞き覚えある名前やな……息子さん?似てないけど。生きてたとしても年齢的に本人な訳はないし、息子さん?名前も一緒とかある?私が知ってる西谷誉はそんな上から見てるタイプの人じゃなかったけどなぁ。自分が常に闘技場のど真ん中に立ってるタイプの人でしたからね。
獅子堂くん再登場。
「桐生一馬」の輝かしいキラキラの経歴(?)についてなんか語る。大道寺の子飼いなんてやめて、またヤクザやりたいでしょ!だってさ。
こいつ桐生さんのことなんも分かってねーな、とプレイヤー思う。桐生さんの人生が栄光で輝いてた瞬間なんてほとんどないよ。いろんなものを失い続けながらもがいてきた人生なんだから。
強いて言うなら多分錦と一緒にただ親っさんの背中追って仲良くヤクザしてた時か、沖縄で子供達と一緒にいた時が一番輝いてたよ。そんで今1番の望みは沖縄に帰って子ども達と穏やかな日々を過ごすことだと思うよ。
名は捨てても我はある。
桐生さん大道寺一派とも大揉め。
大道寺の意向に逆らって花輪くんを助けようと勝手に動き回り、桐生さんを知ってるヤクザと接触しまくってるんだから大道寺チームは怒ってます。でも桐生さんは止まらない。花輪くんを助けたい。大道寺に飼い殺しにされてても腐ったわけじゃないことをこれでもかと見せてけていく!これが桐生一馬だ!
沖縄人質に取られてるけど無策すぎる反抗!いつもの桐生さんだね。
ヤクザのビルに押し込むカタギ・桐生一馬
いや、どうだ?
むしろ大道寺一派なんてゴリゴリの裏社会アウトロー組織に名を連ねてるなら、ヤクザの時よりもカタギにあらずと言えるのではないだろうか。
ピーチ姫(花輪くん)を助けに乗り込む桐生さん。
花輪すっっごいボロボロなんですけど!蝶よりも花よりも丁重に扱え!
鶴野くんと戦闘。アッチッチ棒持った動きがちょっと面白い。けどちゃんと強い。言うだけのことはあるね。まぁ、桐生さんは負けませんけど。
え、帰るの?
なんとか花輪くんは助けたけど、それだけで大道寺が許してくれるはずもなく。
ていうかあの感じで全員千切っては投げしてから飛び出しといて、しかも普通に戻るの怖すぎるな。どのツラ提げて感がすごい。
話を聞き出した後、鹵獲した鶴野を殺せと迫られる桐生さん。銃を渡される。花輪にも殺しておけと言われる。ここで鶴野くんだけでも殺しておけば、暴走には目を瞑ってもらえるから、と。
でも無抵抗の相手を殺すことはしないし、そもそもここで鶴野が殺されそうになってるそもそもの原因は桐生さんの存在によるものなので、桐生さん撃たず。
このわざわざ桐生さんにやらそうとするのってすごくヤクザムーブだよね。大道寺チームも桐生さんに銃持たすんじゃなくて、サッサとやっとけばよかったのに(いやよくはないんだけど)。
それどころかその場にいる大道寺全員倒して鶴野くん逃す。
この時の桐生さんはあまりに無策だけど、もう多分桐生さんは死ぬ気だったんだろうな、と。そもそも死んでやるって言ったのに中途半端に生かされて、生き甲斐もなく(ポケサー 楽しそうだったけどなぁ)、事あるごとに沖縄の子ども達を人質に取られるような生活に耐えられるわけないのよ。
それならほんとに死んでやる、もともとそのつもりだったんだからと思っても不思議じゃない。相手がヤクザじゃないから打てた手かもしれない。
ヤクザなら桐生さん処理した上で見せしめ報復としてアサガオに何かするかもしれないけど、カタギだし桐生さんを死んだことにしてる大道寺一派にはそこまでする理由はないんだし。
覚悟決める桐生一馬。
選手交代、桐生さんに銃を突きつける花輪くん。手伝ってやるよと花輪くんにも銃を向ける大道寺の仲間達。
花輪くん、やらなきゃいけないと分かっていても、桐生さんを殺せない。殺せない花輪くんでよかった。
あれ?逃したのに、また来たんすか?
でもこういうガチピンチで手を貸してもらえるのは間違いなく桐生一馬の人徳あってのもの。そして無策でも義を貫くことの積み重ねの結果だよね。
花輪くんとの絆。桐生一馬を全部失ったけど、新しい人生でまた得るものもあったってことだよね。
そして500億で貸し出されたレンタル桐生さん。
鶴野くんこの辺りから本気を出し始める。やるやん(おせーよ!)。
強さも見せてもらって、命も救われて、いよいよ桐生さんを伝説の極道として認めたってことなんですかね。この人なら親父が一目おくのも納得!したということなんでしょう。
この辺りから桐生さん、大手を振ってヤクザのお手伝いに入る。なんなら嬉しそう。なんせ500億、腕もなりますよ!
そして当面の目的は、近江解散の1番の問題になりそうな西谷誉の排除。ヤクザ半殺しにすればいいんだな!そういうの得意だぜ!
とコソコソお膝元で相談してたら先手打ってくる西谷誉。底が見えない。西谷誉感ある。
「ジョーリューくんのお顔が見たいな〜」
「タイマンして勝てたらな」
俺は俺より弱いやつの言うこと聞かないぞと桐生さん。負けたら何でもするって……コト……⁈
「まじで!(西谷誉っぽい下ネタ)」
同人誌が厚くなるやりとり。いや知らんけど。女性にも人気ある作品だし、厚くなった同人誌もあったんじゃないでしょうか。
まぁ桐生さん負けないけどね。
しかし勝ったけどバレてしまう招待。
死んだはずの男だ(っていうのはやっぱり誰でも知ってるんですね)。
堂島のー(暗転)龍。
今作で一番カッコいいセリフ。からの章変わり。
からの章始めで
堂島のー。拳キャンセル。
言えてなかったんかい。ていうか暗転、気絶だった。さすがに笑う。
ここでほぼ初めて描写されるのに西谷誉くんの魅力が止まらない。やっぱり龍が如くはこういうの上手いですね。
西谷くんあーそーびーまーしょー。
鶴野くんと獅子堂くんが仲間に。
西谷くんをキャッスルから引き摺り出すために大阪を遊び回るヤクザたち。楽しく遊んでたら混ぜて欲しくて飛んでくるって?
作戦はともかく、桐生さんカタギなのにヤクザと遊んでるのマズくないですか?
まぁいいか!遊ぶぞ!
全部遊びました。鶴野くんとのビリヤードも、獅子堂くんとのゴルフも勝ちました。正直チョロかった。二度と「得意なんです」って言うなよ!
勝ったのでヤクザにお小遣いをもらいました。
……マズくないですか?
桐生一馬が頭を使ってる……!
7外伝の桐生さんはちょっとインテリなのだ。なんたってエージェントだからね。
そしてキャッスルを奪い取る。
桐生さんが頭使ってるぞ!明日は血の雨が降るぞ!なんて冗談で思ってたら、西谷くんの血の雨が降りました。
そう、降っちゃったんだよね。
これはけっこうプレイヤー的にも度肝抜かれました。
桐生さんは半殺しにするだけと聞いてたのに、獅子堂くんが西谷やっちゃった。直前までワイワイ遊んで、人間らしいいい面も見えてきてただけに結構ショック。話の作り方がうまいわ。
鶴野くんが西谷は初めから殺すつもりだったとカミングアウト。
「あいつはクズなんです、ひとを苦しめて殺すのを楽しむような外道で」と鶴野。過去の辛い思い出を語る。自分の弟分を拷問の末殺された過去と、そこから続いていた遺恨。
鶴野くんが近江解散に賛同したのも、渡瀬達みたいに時代の変化と、失われる自由を憂いたわけじゃなくて、理想と現実に打ちのめされてたからだったりするのかも。
鶴野くん、きみは若頭の器じゃないとか言ったけど、そもそもヤクザに向いてなかったんだね。
そんなお綺麗なメンタルでよく今までヤクザやってきたな。辛かったでしょ、と思う。だって西谷みたいなヤクザの方が、一般的だろうから。そんな世界でよく今までやってこれたなぁと思った。
体よく利用されて怒った桐生さんに許しを得るためにちゃんと会いにきて頭を下げるし。ヤクザやめれそうでよかったね。
でも人殺しに桐生さん巻き込むのはやめてくれんか?
そして物語は佳境へ。
謝って許される話か?
そんなわけない。
引き受けた以上、大解散の成功のために尽力はするけど、それはそれこれはこれ。
桐生さんの周りではたくさん人が死んだけど、人死をよしとしたことはないんだよね。
鶴野くんは悪いやつじゃないし、損得だけで言えば西谷には死んでてもらうほうが都合良くて、心情的にも殺すに足る理由があったとしても。それでも怒るんですよね。桐生さん。
お勤めご苦労さまです!
渡瀬出所!!!
久しぶりですね。いやはやお元気そうで。
獅子堂裏切り!!!
いやまじかお前!キャッスルで桐生さんに説いたのは本心だったってわけ。
この辺りからの話は、7で「ちょっとスルーされすぎじゃない?」、ロストジャッジメントで「やっぱそうなるよねー」と感じた核心を掘る話になっていく。
つまり、大解散は本当にいいことなのか?
何も語らずにいきなりの解散。
それしか方法がないとは言え、ある意味で言えばそれは上層部から下層に対しての裏切り行為でしかない。
上を妄信的に信じること、いうこと全部はいと答えるのが当たり前のヤクザ社会では、それだけは本当に起きちゃいけないことのはずだった。
大解散を裏で仕切ってた東城会幹部と渡瀬には考えがあった。でもそれは組の子分たちに知らされることはなかった。その様子は、そもそもヤクザじゃなくて解散なんか一切関係ない春日一行視点でしか語られない。
春日は、親父に助けを求められたことでハッピーになってるし、幹部の考えもあらかじめ明かされているし、そもそもヤクザじゃないから大解散は我が事ではない。
その視点でしか語られなかったことに、モニョ…としたプレイヤーは多かったと思う。特にシリーズ通してプレイしてきた人たちは。
ロストジャッジメントでは実際に、東城会で苦しい下積み時代を送ってる若い連中が、美味しい目に遭うよりも前に組が解散したせいで燻り、結果、ヤクザよりタチの悪い半グレに堕ちた、という事情が語られる。親に裏切られ、寄るべも失って、しかも元暴5年もついて回る。
反対する勢力を全員暴力で押し潰して行う解散は、本当に筋が通っているのだろうか?
私は通ってないと思うよ。
だから獅子堂の裏切りは、驚いたけど納得できちゃうんだよね。そりゃそういう人も出るよ。ていうか、納得してくれる人の方が少ないよ、と。
とは言え渡瀬さんやらせるわけにもいかんのよ。
獅子堂〜〜わかるよ〜〜と思いつつ倒す。
そんで誉くん生きとんかい。これも驚いた。けど……まぁ……そのサプライズは別に……いらんけど……。ごめんな……。
そして大解散へ。
7でも見たね。
ストーリーが重なるのはテンション上がる。
大解散はともかく、真島さんたちが桐生さんの顔見たリアクションいいよね。
やっぱ生きとったんかい!みたいなね。
それで大解散についてのモニョ…は先に書いた通りなんですけど、そこをフォローするのが7外伝。
7では語られなかった、会場から出てからの話が肝だった。
ヤクザとして生きてきて、そして裏切る側の人間視点で語られる大解散。それが正しくない、筋が通っていないのはきっと彼らからしたら分かりきってたんだよね。だって全盛期にいきなり親から「解散しまーす」って言われたら、大暴れして止めてた側の人間たちでしょ?
だからこそ、せめてもの償いとして、全員かかってこいをしたんだよね。筋は通せないけど、せめてそれぐらいは、って。
そして獅子堂。
お前のことは嫌いになれんわ……。ずっと一貫してるもん。辛い幕引きになったな……とは思う。まだ獅子堂は自分の腕っぷしをぶつけて負けたから納得できるかもしれないけど。君が生きてる世界も生きたい世界も、弱い奴は死ぬ世界だもんな。
でも自由がなくても、腕っぷしで生きられる世界。それはまだ続くのかもしれない。
そしてエンディング。ささやかな報酬。
ここ泣かんかった人おるん?おらんて。
もう二度と会うこともないはずだった沖縄の子どもたちからのビデオメッセージ。彼らは墓参りしてるくせに、いまだにおじさんが生きてることを信じている。死ぬわけないよね、と無垢に。
桐生さん自身、何もかも無くしたと思ってたけど、ちゃんと残されてるものもある。残せたものもある。名前を失っても、生きてきた軌跡は無くならない。そのことを知られてよかったね。
そして桐生さん、旅に出る。
この続きは8へ。
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