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Day2 井原 慶子 さん / カーレーサ―@Climber2021 での学びまとめ速報<1>

@Ryo_MAHOLAのTwitter でつぶやいたものをまとめながら学びをメモにしておきます。

逆境をブレークスルーする力とは。

命を懸ける仕事に出会い100人に一人の応援者を見つけること

この後、登壇した伊達さんもそうだったけど、何もないって言いながら、実は99人に否定、嘲笑、馬鹿にされても、やめない意志の強さと負けず嫌いな性格を保有していたってことになる。これは後々の人生を語っている上でも垣間見えるポイント。

だから、そもそも、どうやってこの意志の強さ、負けず嫌いな部分をつくるかは秘密を探りたい。

いくつかの方が持っている能力。チャンスを掴む。この100人に一人だけ存在しているなんとかしてくれようとする人の力を借りる、その船に乗る、そういう力は半端ない。

お金がない中で、レースに臨んだ状態が後の「覚醒」に繋がった、と。金持ち集団の中に、金がない人間が入ってくるわけでバンパー吹っ飛んだら100万の世界でどうやってそれを回収、修理、支払うかというギリギリの状態で参戦。

全てのことにコミットし自分ごとで対応する

シューマッハに出会えるきっかけに、シューマッハに世界一になる方法を聞くってのがすごい。やはり本気の人は本気が表に出るため、超一流の人が相手にしてくれるってことかもしれない。

シューマッハ氏「今日、スピンしたよね?なんで?」
井原さん「いや、それは条件が、天候が、体調が、そもそも、整備状況が、チームが、、、」という言い訳が多かったという。当時。

自分の責任で、自発的に行動し、コミュニケーションを取ることで打開していく。ということを学んだと言っていました。

それが後々、いわゆる海外でハブられ、いじめに遭う、という強烈なお隣さんとの関係を改善するきっかけにもなったと。

腐った卵を毎日窓に投げつけられるという敵意・悪意を向けられた中で、そこに飛び込んで関係を持とうとするってすごい勇気。私はここまで踏ん張れるかなぁ。日常でも出来るだけ関わらない、関係を絶つってことをしてしまうよなぁ。普通。

同様にフランスに行って、文化の違いと言っていたが、とにかくチームに馴染めなかったってことだと思う。反発もあるし、孤立もあるし。相手の言うことを信じられない、という状態。

追い込まれる状況でかもしれないが、自分のプライドを捨ててでも相手の言うことを聞く、というところまで持っていけない。自分の命をかけておこなっている領域に対して、そういう素直さを持つってどういう精神の鍛え方をしているだろう。

ゾーンに入るとは集中力をコントロールすることだ

ゾーンに入るきっかけはレースに参戦したデビュー当時だと言っていた。

これによりゾーンに入るきっかけを得たとのこと。ものすごい力と集中力を得ることになる、と。

・・・ほんと冒険漫画みたいなことがあるんですね。スーパーサイヤ人。

その後、フランスのチームメンバーのアドバイスとして集中力とは要するに体力だ、ということで体力強化に取り組んでいく。後に体を壊す原因にもなっていくようだけど。

赤飯を用意し、2時間45分前に食べる。そうすると血糖値が緩やかに上がっていく。パンプアップして血流をコントロールして集中力持続を狙う。香りを使う。とにかくありとあらゆる働きかけをして、血流をコントロールし結果、集中力を持続させるということに取り組んだ、とのこと。

すごい。やはり一流の世界では科学的に物事にとりくみ、それを俗物的なものごとに落とし込むんだなぁ。

限界までがんばり、限界を超えて崩壊。その後子供の可能性に光を見てどん底から這い上がる

チームに入ると、まず女性、ってことでがっかりされ、さらにアジア人ってことでがっかりされる。レーサーは花形だから、顔がかれらにとっての「常識」から外れていた当時の規格外の生物はものすごく立っていることそのものに苦労したのだろうと感じる。

時代が代わり、そこに光があたった今は先駆者と呼ばれることになる。

すごいサイクル。後ほどでてくる頑張るためのループにつながるからあとでこのポスト、もう一度登場させます。

とにかく、結果を出して認めてもらう、認めさせるしかない。そのためには自分だけの努力では足りない。だからこそ、いかに周りにサポートしてもらえるか。コミュニケーション。よく聞き、よく話す。そうしている中で信頼関係が生まれてくる。

ただし、男性レーサーの中でも生き残っていけるのは一握りなわけで、男性と同じメニューをこなすということで体力的な限界を超えてしまう。帰国後だが、365日中、200日以上高熱が続くという体の不調(つまりこれ以上やると死ぬという反応)が出始め、ドクターストップ。

なーんにもやる気も起きないし、夜中にトイレ10回くらいいかないといけないし、さらっと話していたけど精神も肉体もぼろぼろの状態。それでも子供に英語を教えるということをし始めたそう。

子供の可能性に目を向け、その可能性を自分の中に見出すという状況。どんな絶望や苦境でも上を向く。まさにClimbers。体を4年かけて戻す、そして世界最高峰をもう一度目指していく、これブランクとか、モチベーションとか、もう頭の精神構造どうなってるんだろう。

リベンジを懸ける執念はどこから生まれるのか

いや、もうさらっと話しすぎてやばいんですが、衝撃なことをいっています。人生をかけて夢破れ、そのあと4年がかりで戻ってきて、結果、その年、車に乗ることすらできない。そして、次の年も3周。。。。

いや、精神持たないでしょ。普通、これ。

そのコミュニケーション、本気の気持ちは仲間を動かすのだと思う。そりゃそうだよね、そこまでのめり込んでいる人間に、他の人は何も言えない。あとは何かしてあげられることはないか、という気持ちにあっていくのだと思う。

盆栽がでてきて、せめて気を休めてほしい、鉄瓶でお茶を飲んでリラックスしてほしい。出ていくときに兜をみて鉄の女になって戦ってこい、ってどれも間接的で高次元なギフトメッセージ。そういうものをもらうっていうのは、やはり自分がチームの一員であるという関係性ができているから。

長くなってきたので、この後、後半へ。


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