旅って何!?って悩んだ

前述したとおり、以前のnoteではインドのこと全般について書いていました。しかし、2回目にインドに行った時に自分にとって衝撃的なことがあってそこから文章を書くことが嫌になってしまったんですね。それは一言で言えば、「旅の目的が人によって違うということを受け容れられなかった」ということに詰まっていると思います。今になって考えると、間違いなく世界の近さに興奮して調子に乗っていたのですが、自分の考え方について見つめ直す良い機会なのでもう少し深掘りしてみたいと思います。

「旅」ってよく言うけれど、前提としてその定義は人それぞれですよね。そして旅する人の数だけその人自身の「旅」がある。それに気づくことが出来ていなかったんです。例えば、彼らにとっては未踏の地に行くことなのか、インスタ映えを狙いに行くのか、まだ触れたことの無い味覚を探しに行くのか。

私にとっての旅とは、「知識を十分に予習した上で現地でそれを確認しに行く、そして予習をも超える驚きの連続と共に自分の価値観を広げていくこと」です。長くなってしまいますが、これが私の旅の定義です。旅先では、基本的には数年単位で暮らすことが出来ないのだから、旅ならではの体験を最大化するためには事前の学習は不可欠で、十分な予習があるからこそ新しいことを発見できる幅と深さも変わってくるんだと考えていました。事実、初めてのインド旅行は知識と実践のバランスが取れていてとても楽しかったです。しかし2回目に行ったインドでは、旅人の中には予習は必要とせず滞在日数も数日でパスポートをスタンプ代わりに使っていたり、危険地域と言われている場所を誇張して取材してyoutubeの再生数を稼ぎにいく方々だったりもいるんだということを知りました。そういった方々と自分の考える旅との違いに嫌気がさしてしまって自分の旅を肯定することが出来なくなってしまったんです。

だけど最近はそんなふうに考えていた自分がちっぽけでたまらない。つまるところ、自分は自分、他人は他人なんですよね。何を他人に対して期待していたのか、求めているのか。今思えばばかばかしい話です。全ての事柄に正解なんて無いんだ、自分の中の正解を求めていくだけなんだって、今の自分は考えることが出来るのでこうやって発信する勇気のようなモノも持ち合わせてnoteを書くことが出来ています。2年前よりも考え方の幅が広がったんじゃ無いかなって自分を褒めてあげながら旅行についてもこれから書き続けていきますよろしくお願いします🙇‍♂️

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