強化系の話(雑記)

小学生の時から大人になった今でも、自分は漫画が好きで、日々魅了され続けています。自分は漫画業界とは全く無縁の生活を送っているわけで、消費すること以外何もしていないしがない人間ですが、小さな時から漫画への情熱を失ったことは一度もないと思います。

漫画という文化は長い時間脈々と受け継がれ、出版不況と言われる今日でも、全国的・全世界的なヒット、ブームを起こし続けることができるコンテンツであることは、現在進行形で証明し続けられています。

中でも好きなのは少年漫画、少年ジャンプ掲載の漫画です。その中でもやはり、自分として、また世間的に見て大きな影響を与えたのは、自分はハンター×ハンターとジョジョの奇妙な冒険だと思っています。この二つの共通点は、普遍的なテーマである「能力バトル」に一定の解釈を与えたことです。また複雑なテーマの普遍化、統一化を行ったことで、以後ほとんどの作品について、「よくわからない」ということがなくなりました。

まず、能力って何かっていう話ですが、これは課題を解決もしくは目標を達するための力です。これには強い意志が必要で、能力は一定のレベルまでは高め続けなければなりません。なので求められる個性は強い意志と、成長を促す素直さ です。また好奇心旺盛で、自分が腹落ちするまで考え続ける頑固さ、自我の強さも必要になります。で、最後に基礎力。身体的な強さや、野生の勘ともいえる格闘センスについても必須です。

つまりこれを、ハンター×ハンターでは「強化系」と定義しました。(ヒソカのオーラ別性格診断では「単純で一途」)そして、能力自体が単純であるがゆえに、成長の幅が大きく、基礎力の強さが生きています。ゴン、空条承太郎、ルフィ、ナルト、黒崎一護、竈門炭治郎などなど。ポイントは主人公に「特異」な設定を与えず、でも最終的に最強の存在になっているよう、物語が進行していることです。

逆に言えば、強化系の個性には絶対にかなわない。だからこそ、「単純で一途」であろうよっていう話です。

よろしければサポートをお願いします。頂いたサポートを使ってリクエストを頂ければ一生懸命調べて記事を書きます。