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植物徒然(セトウチホトトギス特集、他編)


皆さん、こんばんは( ΦωΦ )


近頃カラッと晴れる日が続いているこちら関西だが、そのせいかベランダ、室内共に植木鉢の水切れが早くて驚く(°д°)

今年の夏は梅雨のようだったから土の乾きも穏やかだったが、ここにきてまるで真夏のように乾き具合をチェックしているのであった🌱🚿


そんな今夜は、我がベランダより美しい秋の花の紹介をば📝

主人公はセトウチホトトギスであります🌿



セトウチホトトギスのつぼみ。

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葉や茎など、全体的にうぶ毛に覆われている植物なのだが、つぼみもしっかりとうぶ毛で守られていた。


じわじわと膨らんでくるつぼみたち。

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うちのセトウチホトトギスだが、実は正体を知ったのが先月のこと...。

それまでずっとヤマホトトギスだと勘違いしていたのであった=͟͟͞͞(๑º ロ º๑)

まったく、何かと勘違いが多い吾輩である🙈



いよいよ開花間近のつぼみ。

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チョウの幼虫がサナギになり、羽化前になるとサナギから羽が透けて見えるのだが、セトウチホトトギスのつぼみも花びらの斑点がはっきり確認できるようになっていた🦋🌼



そして今年一番の花が、秋分を迎えた朝にきれいに開いたのでありました✨

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朝ベランダの窓を開け、目の前にあるセトウチホトトギスの鉢を見て

「おおっ(ΦдΦ)!咲いた...」

と呟いてしまった😂



陽の光を浴びて、うぶ毛たちもキラキラと光に反射していた✨🌿✨

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...なんちゅー美しい眺めであろうか!!

待ち受けにしたいレベルである( `・ω・)📱



因みにこのセトウチホトトギスだが、学名が「Tricyrtis setouchiensis」で、セトウチエンシスという言葉の響きが素敵である。

名前の通り瀬戸内気候を好む種のようで、それでも山口県では絶滅危惧Ⅰ種に指定されているようだった。



うちの株はこんな姿です🌿

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後で詳しく書くが、これくらい離れて眺めていても、ふわりと柔らかで品のある優しい香りが届くのだ。


去年は諸事情あり花は留守だったので、この香りも二年ぶりに感じることが出来たわけで、吾輩は秋の訪れを感じながらしみじみしたものであった( ΦωΦ )🍵



また例年なら今頃は葉焼けして葉がボロボロなのだが、皮肉ながら今夏の日照不足がうれしいオマケをくれた感じでもある。


朝陽メインの半日陰で管理していても、西日の照り返しなどもあるのか、気を付けていてもいつも葉焼けしてしまっていたのだった🌿




不思議な花である🧐

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真上から見ると、トケイソウに雰囲気が近い気もする。



この雌しべには、透明の腺毛状突起というツブツブが着いているのだが、ちょっとモウセンゴケをイメージしてしまう😏

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しかしこれらのツブツブは粘着力もないし、なぜあるのかよく分かっていないらしい。

ホトトギスの花のキラキラしたアクセサリーのようだ💍✨



そして一つの花は三日くらいで終わるのだが、乾燥したシべも斑点をしっかり残しており、ちょっと格好いい眺めである😏

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今全部でつぼみが30近く待機しており、しばらく美しい姿を楽しませてもらえそうで嬉しいのであった💃✨




さて、どの角度から見ても飽きず、美しく個性的な花である。

そしてよい香りもするのだから、開花は喜びだらけである🌼🧚‍♂️

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しかしこの花の香りは表現がめっちゃ難しく、また何か知ってる気もするのだが、いざ言葉で表そうとすると

「......( `・ω・) ウーム」

と掴みどころがあるような、また無いような感じが悩ましくあるのだ。



ついでに吾輩、悲しいことに様々な花粉症とアレルギー性鼻炎でいつも鼻がグズグズしている(PM2.5が多い日など余計に)😢👃🏻


しかし不思議なことに周りからは鼻が効くと言われる事が多く、香りにとても興味がある吾輩としては不幸中の幸いな気分なのである🦸‍♀️



そんな吾輩が二年前、めっちゃ集中してこの花の香りを文章で表現してみたのだが、それはこのような具合であった。

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★セトウチホトトギスの香り(楽水調べ)


香りのエッセンスとして、その目立ったニュアンスを上げれば、

・ややパウダリーなフローラル調
・フローラルの中に溶け込むシトラス

になるが、パウダリーさの中には仄かに「石鹸のような清らかさ」も感じられる(吾輩は分かりやすいパウダリー系が苦手なので、この清らかさは好ましい)。



そしてフローラル×シトラスと言えばモクレンやタイサンボクをイメージするが、それらとはまたちょっとタイプが違うのだ。


セトウチホトトギスから感じるシトラス調だが、どうも「和のシトラス」で、この花が日本在来種だという事を意識させられる。


そしてそのシトラスだが、吾輩は「希釈した柚子シロップ」、そして「みずみずしいハッサクの果汁」に近いと感じたのであった。




...そんなところだが、年中鼻詰ってるわりに我ながらよくやったと思いたい(〃ω〃)

🤣


とにかく、清楚だけど快活さも秘めているような美人...といった感じのかほりだろうか(笑)🤔🌼

とにかく、ふわりと優しいたお やかな香りなのであった(初ルビってみた😁)。

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しかし...園の園芸の先生に

「セトウチホトトギスは花の香りが良いんですが、調べても誰も香りに触れてないみたいで( `・ω・) 」

と質問したのだが、

「まず見た目ばかりに注目されていて、誰も香りまで意識してないのでは?」

という風な、大変煮えきらぬ回答を得て...吾輩は悶々とした(笑):( •ᾥ•):グヌヌ



ほんまかいな🤔

...めっちゃ匂ってますやん。


みんな、注目せーよ🧐🤣




春に株分けていた苗🌱

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この度園の我々グループの仲間の元へ嫁入りする事になったのだが、親株にちと遅れてつぼみが上がってきたΣ(ΦωΦ)

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こんなにちんまりしてるのに、今年咲いてくれるようだ!

気を付けて園まで運搬せねばならぬー🚇🦸‍♀️




そんなセトウチホトトギス、リンドウと並び秋の風情を感じさせてくれております🎑

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華やかだが、落ち着きも感じられる可愛らしい雰囲気で、狭いベランダでも季節を味わうような体験ができて嬉しいのである🧐❣️



リンドウ氏もたいがな美しさである🤔✨

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日陰に移動させて撮ってみた📸

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斑点は銀河のように、またたく星々のように花びらを飾っている🌌

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そしてその星々は、花の中央から生み出され放たれている🌠✨

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この緑の斑点で光合成してるらしい🧐☀



そんな、斑点繋がりなセトウチホトトギスとリンドウ。

我がベランダの秋の花たちでありました😌🌼





おまけ。

めっちゃ長く花を楽しませてくれているのは、これまた愛らしいシロバナサクラタデで。

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またオキザリスも休眠から目覚めたが、今年はちょっと早い気もするぞ。

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そしてラストは、ベランダで一番元気なのでは...と思う、勝手に生えてきたこちらのお方🌿

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猫じゃらしかなと思っていたが、ヒメイヌビエさんであった。

めっちゃ広がるから、麻紐でまとめているのでありました😁




Adiós ( ΦωΦ )ノ