2月24日(金)『THE FIRST SLAM DUNK』

いよいよ、とうとう、ついに、スラムダンクの映画に。

『THE FIRST SLAM DUNK』

別に今まで見たくなかった訳じゃない。興味はあった。今作を見た友人や、ラジオで芸人たちが口を揃えて「良かった、これは見た方がいい」と。見た方がいいんだろうなという気持ちはあったけど、自分の中でなかなか映画を見る流れを作ることができなかった。

しかしここ数日で自分の中でスラムダンクを見る流れができたので見ることにした。

良すぎる。面白すぎにも程がある。これは確実に見た方がいい。まじで。悩んでるやつは黙って見に行け。凄いものが見れるぞ。

そもそも数年前にスラムダンクは漫画で全部読んでいたが、ほとんど内容は忘れていて断片的な記憶のみの状態で見ることとなった。

まず思ったのが映画なのに漫画がそのまま動いてるなと。漫画がアニメ化するとアニメの絵になるけど、本作は漫画の絵のまんまだなと感じた。漫画に色と声がついて動いている。本当にそんな感じ。いや、アニメと一緒やろって思った人はバスケットボールで突き指して苦しみ悶えてください。その漫画の絵の感じが個人的に嬉しかった。

山王戦がメインで宮城の回想シーンを挟みつつ進んでいくが、試合の映像も素晴らしく動きと音が本物のそれ。試合については完璧の一言だと思う。回想シーンは心なしか少しばかり多い気もしたが、宮城の母親の感情表現には伝染してしまい、母親が泣く時とおんなじタイミングでぼくも涙が流れていた。宮城にあんな過去があったなんて。

全ては原作の面白さがずば抜けているからそりゃ面白いんだけど、それを超えるくらい映画の完成度はバッチバチのブッチブチ。

そして1番良かったのは、臨場感というかリアル。

「映画を見てる」から「試合を見てる」に変わっていた。ぼくは映画館にはいなくて、試合会場の観客席に座っていた。試合のクオリティがなせる技なのか知らないけど、ぼくは湘北高校を応援するただの大学生となっていた。試合展開通りの感情の起伏、応援、気がつくと手を握り頑張れと念を送っていた。そして意味わからないくらい泣いていた。自分でもびっくりするくらいぐずぐずしながら湘北高校を応援。日本じゃなかったら確実に叫んでいた。まじスポーツ観戦。あそこまでの臨場感を与えれるのはもう脱帽。これからもスポーツ漫画の頂に君臨し続けてほしい。

宮城の刺すようなドリブル、三井意地の3P、赤木が河田からファールをもらった攻撃、流川の覚醒、桜木の終始、深津のぴょん、河田の安心感、沢北の涙。

最高の試合だった。感動をありがとう。湘北高校と山王工業には大きな拍手を。

『オヤジの栄光時代はいつだよ…全日本な時か?俺は…俺は今なんだよ!!』

桜木花道カッコ良すぎる。ぼくの栄光時代はいつになるのやら。おそらくその時にやっとわかるんだろうな。


スラムダンクもう大人買いしたろうかなと思ったそんなある日。

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