テテ考察　～彼が持つ寂しさとは～

誰もが１度は思ったことがあると思う。
自分の顔を鏡で見て。

左右で表情が違う。
二重、左目と右目で幅が違う。
顎、少しずれてる。
法令線、長さが違う。
完全な左右対称ではない。

これに気付いたのは、最終面接落ちまくりの落ち込みの中、
「そうだ。話している自分を動画で撮って観察しよう」
というネットのどこかで以前見たやり方を実行したとき。

思えば、私が愛しているテテも、特に目は左右非対称だ。

調べてみると、科学的に説明は可能らしい。
シンプルに言うと、
顔の右半分は左脳と繋がっているから思考
左半分は右脳と繋がっているから感情

もちろん、それだけが理由なわけでもないし
骨格のゆがみだとか顎のかみ合わせだとか、
その他複合的な要因で左右の非対称性は生まれると思う。
が、この説は面白いな、と思った。

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テテには二面性がある。
ぽわぽわしている５歳児のテテ
みんなのアイドル、キム・テヒョン

最近、少し、テテが悲しそうに見える。

昔のテテは、メンバーを笑わせようとする場面が多かった。
自分の天然さをメンバーが笑ったとき、一緒に笑うことができていた。
たとえ、それがみんなからワンテンポ遅れだとしても。

そんなテテを見て、
この子は一生懸命状況を理解して、
その場に合わせた振る舞いができて、
その姿が愛くるしく
「幸せの伝道師」
と呼ばれていたんだと思う。

自分の予期しなかったことで、親しい人が笑った時。
周囲が笑い、ほんの少し時差が生まれ
自分も周りに合わせて笑う瞬間。

その一瞬の中で、
恥・後悔・困惑・自尊心…
こういった感情が詰め合わせセットで、
状況理解のためにフル回転して先行する思考を後追いしてくる。

そのゼロコンマ数秒後、
今度は大切な人が笑ってくれているのを見て、
安堵感・愛…
みたいな感情が押し寄せて、つられて笑う。

ただ、これが「大切な人」でない場合。状況は一変する。
「バカにされて笑われた」、という世界に早変わり。
あとは脳をフル回転させて、
防御態勢に入るか、合わせて苦笑いするか。
反応は人れぞれだが、不愉快な思いをすることになるだろう。

そして、彼の言語は独特。テテ語は難しい。
彼独自の世界観に基づいている。
だからなかなか望むような共感は得られない。

人間には、心に安全基地なるものがあって
その安心感を頼りに外の世界へ出ていけるらしい。
それは家族だったり、自分自身だったり。

テテはメンバーと離れて暮らすようになってから、
十分な安堵感を持てなくなってしまったのか。

大丈夫。ARMYもメンバーもあなたを愛している。
寂しさをまとうあなたも、魅力的だ。
単純な人間性では、面白くない。
頑張れキムテヒョン。

（と、無職のわたし。）