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初めてイラストをオーダーしてみた話。


ダンス
そして、

絵を描くこと。

あげればキリがないけれど、何か得意なことがある人に強烈な憧れを抱く。
そこにどれだけの時間と想いをかけて取り組んでいるかは無視して、勝手に彼らに嫉妬し、凡人の自分を卑下しはじめ、終いにはGoogleで

「自分の強み 見つけ方」

とか調べ始める。辛い。笑


昔から何でも平均点のちょい上。

私はいわゆる器用貧乏だ。
よく言えば、何でもそこそこできちゃうってやつ。

だけど決してその先にまではいけなくて、何かが猛烈に得意というわけではない。

「すごい!それって何でもできるってことじゃん!」
には決してならないのは、全てが平均ちょい上のレベルだから。
ドラマ派遣の品格の大前春子のように、船を運転して後輩を助けたり、伝説のカレーを作りあげたりは決してできない。

だから、何か1つのことを極めている職人や専門家、大好きなものがあるオタクに物凄い憧れを抱く。職人、プロフェッショナルの技術的な面と、それほど熱中しているものがあると言う両方に対しての猛烈な憧れである。

「自分にはこれしかないんです。これ以外はやりたくてもできないんです」なんて言葉もよく聞くけれど、そんなアンバランスなところも、何だかすごく人間らしくて好き。

得意なことがない分、苦手なものもないから、これができなきゃあれやろうって簡単にスイッチできてしまう。
だから、何でもできそうで実は何もできていない自分がものすごくコンプレックスだった。

そんな私を、いい意味で諦めさせてくれたのが全く記憶にない私自身だった。

今、空き家になってしまった祖父母宅をセルフリノベしているのだけど(2020年9月)片付けの最中に見つけた一枚の写真。

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この欲張りよう!!!笑
我ながら見事!!!!!笑

この写真を見たときに、
「あー、今世はひとつのことを極めるという人生は諦めよう」と思った。

”三子の魂百まで” なんて、昔の人は本当に本質が見えていたんだなあ。

というわけで、今世はとことん欲張りに、好きなこと、興味あることにできるところまで手を出そうと決めました。

そして、器用貧乏として生きていくと決めた覚悟の印に(笑)私は人生で初めてイラストをオーダーすることにした。

お願いしたのは結婚式のウェルカムボードを中心にお仕事をしているイラストレーターのキンタくん: @keitakaneda_kinta https://instagram.com/keitakaneda_kinta?utm_medium=copy_link

先ほどの写真のエピソードと私の好きな”旅”と”英語”と”DIY”を掛け合わせたイラストを書いて欲しいと依頼しました。

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満足度200% 旅、英語、DIYっていうバラバラな要素からとっても素敵な1枚を描いてくれた。黄色って自分ではあまり選ばない色なんだけど、ハッピーな気分にしてくれてとっても気に入ってる。相棒のライカちゃんも裸足大好きだからビーサンなのもとっても私らしくて好き。

世界一周中に出会った旅仲間を通じて知ったキンタくんの個展にお邪魔したのは2年前のこと。(キンタくんも世界を旅した元バックパッカー)

初めて彼の作品である結婚式のウェルカームボードを見た瞬間、自然と笑顔になった。

細かなイラストのひとつひとつには全て2人にまつわるエピソードが込められていてワクワクする。ユニークで楽しい2人だけの世界は見て楽しく、聞いて更に楽しくて、会ったこともない新郎新婦に愛おしさすら生まれる。

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キンタくんのその他の作品はコチラから→https://instagram.com/keitakaneda_kinta?utm_medium=copy_link

初めてキンタくんの作品をみた時から、何かの際には絶対にお願いしたい!と思っていた。どれだけ彼の作品の虜になったかというと個展をやっていたカフェに来ていたこれから結婚式をあげる予定だという見ず知らずのお客さんに営業トークをはじめちゃうほど。笑

そして念願かなってイラストを書いてもらったのがちょうど去年の今頃。
それから1年近くたった今、器用貧乏な自分をまるッと受け止められているような気がしている。自分の強みと、たった一つの夢中になれることを探してもがいていたあの頃の自分は自然と消えた。もちろんプロフェッショナルへの永遠の憧れと尊敬はありつつ、浅く広い興味で世界の美味しいところをつまみ食いする欲張りな人生もありじゃん?と軽やかな気持ちでいられている。改めて、イラストをお願いしてよかったなって思った。

ちなみに、キンタくんの描くウェルカムボードには必ずキンタくんと昔飼ってたというウサギちゃんが描かれているので、新しい作品が出るたびにそれを探すのも楽しみなのである。みんなも是非探してみてね!



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