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映画感想 『ヘル・ディセント』
Amazonプライムビデオにて鑑賞
ニール・マーシャルが監督したからこそ、低予算な本作もそこそこ面白くなったのか。それとも、ニール・マーシャルが監督をしても、低予算な本作をそこそこ程度にしか面白くできなかったのか。上から目線ですが、評価というか判断に迷う映画です。主演俳優の方と共同で脚本を書いたとのこと。
主演俳優の方は、1950年代の美人という感じで、足も長くスタイルもよくて、立ち姿とか映えるよなーと思いつつ、近接戦のアクションがもっさりしているのがかなり残念でした。本作的にはマイナスになってしまっていたかな。
また、主人公が序盤以外は空気になってしまうというのも、どうなんでしょう。ニール・マーシャルらしくその他のキャラの描き方がよかったとも言えてしまうのですが、埋もれてしまっていましたね。序盤の主人公の活躍がなければもっと空気になっていたと思います。主演俳優の方が先にも書いたように共同脚本なのに、どうして存在が埋もれてしまったのか。なんか遠慮してしまったんですかねー。
少佐のキャラはよかったけど、あそこで退場は勿体ないかなと思いつつ、緊迫感を保持するためにそうした展開にしたんでしょうけど、本作は全体的にサラっとしていて、特に緊迫感は必要なかったのかもしれないなと考えると、やっぱり勿体なかったかなー。
一人の兵士を救うために、モンスターの巣窟に行くのは王道パターンだからいいとして、一人を救うために全滅したらあかんやろ。っていうか、これも王道パターンなんだけど、なんかメインキャラの皆さんがやられていくのが終盤に偏ったためか、作劇の都合で消費されていっただけという印象しか残らなかったんですよね。
と、なんだかんだ批判してしまいましたが、そこそこ楽しめるモンスターアクション映画ですし、そこはニール・マーシャルを信頼してもいいと思います。(これまで書いていることとの矛盾がw)