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映画感想 『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』

 一作目はかなり面白く、もうすぐスピンオフの『クワイエット・プレイス:DAY 1』の公開もあり、その予告編もよかったことから、そう言えば続編を観ていなかったと思い出し、アマプラで鑑賞しました。

 うーん、なんていうんだろう。一作目にあった緊張感みたいなものがなくなっていて、ダラダラしたまま終わったという感じです。びっくりさせる箇所はありますが、びっくりするだけで怖いとかでもなく……。
 緊張感がなくなったのはどうしてかなと考えたのですが、前作でモンスターに対して必殺技みたいなものを発見しそれを武器にできるようになったことで相対的にモンスターの脅威が減ってしまったことと、じっくり見るとモンスターもそんなに大きくなく素早いだけで人類が追い込まれるだけの存在なのかという疑問符が付いてしまったことかなと。

 二人の子供の成長譚的な側面も強くなっていましたが、成長を促す壁を乗り越えるようなイベントがそんなになく、長女の方は前作でも結構活躍していた印象なので本作でまたやるのかということもあり、長男の方は最後のそんな描写だけでいいのといった感じで、双方のイベント共にインパクトが弱かったように受け止めました。

 ただ、映画冒頭のDAY 1の描写はよくて、スピンオフはこの展開を大都市の規模でじっくりと描くと思われるので、そちらの期待度はかなり高まりました。

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