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映画感想 『キングスマン:ファースト・エージェント』

 ラストバトルまでは血肉の通っていないダイジェストを見せられている感じで、テンポはいいのですが、何故か退屈な時間を感じてしまっていました。ただ、ラストバトルの前あたりから俄然人間味が溢れ出したというか、今まで抑えていた感情を解き放ったというか、熱い、ダイナミックな展開が繰り広げられ、それだけでこの映画はいいよなってなりました。はい、単純な思考ですが、ラストバトルはそれほど素晴らしかったと思います。

 第一次世界大戦前後の英国が主な舞台ですが、史実を知っていると、私がダイジェストと感じたラストバトルまでの部分をより楽しめるのかなとも思いましたので、もし、本作を鑑賞予定であるなら、簡単でいいので第一次世界大戦前後の欧米の歴史をおさらいしておくことをお勧めします。

 ダニエル・ブリュールがなかなか重要な役を担っていて、この方は本当にいろんな役ができるよなーと感心しました。陰になり日向になり。存在を消すことも現すこともできる。素晴らしい俳優さんだと思います。本作でのネタバレをしますと、アベンジャーズのあの役割に似ている立ち位置ですね。

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