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ニセコクラシック2024/150km年代別54位(総合114位)

富士ヒルから2週間、シーズン前半の1番のターゲットレースのニセコクラシックがやってきた。

2022年は130km地点でパンクしてDNF

2023年は10km地点でしょうもない落車をしてから単独走(しかもリアトップ固定になりずっとSFR)して年代別70位くらい。

…と非常に相性が悪いレース。コースは得意な方だと思うのだが…。

昨年のおきなわで長距離ラインレースに手応えを感じていたし、今年も5月に少し調子を崩したものの立て直しておきなわ前くらいの数値を出せていはいた。

ので、今年は3度目の正直で年代別優勝を目標にしていた。

しかし結果はタイトルの通り、2度あることは3度あるの散々な結果に。(書いてて気づいたけど毎年リザルト自体は良くなっている笑)

この失敗は記憶が鮮明なうちに書き残して今後起こらないように繋げないといけないので、散文となろうが書き残すことにする。

富士ヒルからニセコまで

富士ヒルでは1時間全力走の良い刺激を与えられたし、タイムもプラチナこそ逃したものの良いタイムを出せた。

ここで休みすぎずにボリュームだけでも稼いでおかないとニセコは走れないと思い、6/3〜9の週は15時間/450kmほど高強度を2日入れつつ乗り込んだ。

レース週は火曜にぱやおと朝練で追い込んだのみで回復に専念してあとは1〜2時間の低強度走のみ。

金曜移動後にレース前の刺激入れでtabataを行ったところ、昨年のおきなわ2日前よりも1%だけだが高い数値を出せたので調子は良いと判断。

土曜もパンを食べにいくサイクリングのみで回復に専念。

こまめに炭水化物を食べつつ風呂とサウナに入ったりとゆっくり過ごした。

普段は基本的に水を2〜3Lは飲むのだが、この入浴とサウナで脱水した分の補填が足らなかったよなぁと、今書いていて気づいた。レース前日に体重を測るのは精神衛生上悪いと思い計量しなかったのも良くなかった。

レース内容

3時半に起床。深夜に隣の中国人がうるさくて起きてしまったけど、なんとか持ち直せして寝れたと思う。

おにぎり、バナナ、リカバリープロテインで1000kcal摂取。

スタート前はたくさんの知り合いと談笑。この時しか会えない人も多いのでこの時間は貴重だ。


スタートは2列目に待機して、リアルスタートまでそこをキープしてスタート。

来年の如くスタートと同時に掛かって番手は下がるけど焦らず、10番手あたりをキープした。これは以降ずっと。自分の場合は調子が悪い時は弱気になって自然と位置が下がり、前に出てを繰り返して消耗するのだが、今日はそうではなかったので調子そのものは良いとこのときは思った。

下りも10番手あたりでこなして去年落車したポイントも無事通過。アップダウン、ニセコパノラマラインも特に動きなく平和に終わった。

KOMを通過した際に、手の指にちょっと攣る気配を感じた。この時点でなにか対策をするべきだったが、気にせずに過ごしてしまった。

パノラマライン、新見の下りを無事に通過して、トイレ区間は乗りながらこなして後半戦へ。

田んぼの平坦区間に入ってからひと動き。イナーメのいつきがアタックをして逃げが形成される。GOCHIのりょうさんと"どうする?"と話をしたらすかさず彼はブリッジを仕掛けたが、自分は風向きを考慮して逃げには乗らない判断をした。

ただ目に見える範囲にはとどめておきたいと思い集団でのローテには参加していた。

川沿いを折り返して追い風になるタイミングから追走に加わる人が増えてきたと思う。目に見えて前との差が詰まり、ナコマの登りでキャッチできそうな距離に。

ここでパヤオがアタック。当然これは高岡さんを中心にチェックに入ったので繋がる。自分は反応したタイミングで左の内転筋が攣ってしまう。

誤魔化し誤魔化し走り、下り基調のアップダウンは強度高めに消化されて海に向かう平坦へ。

ここで再びいつきがアタック。TRYCLEのまさとぅーも乗って2人逃げに。これにほどなくして高岡さんもブリッジを仕掛ける。ここに乗る勇気が待てなかった。

というのも昨年のおきなわで"自分は逃げる脚はない"と思ったので、今年は逃げないと今回は決めてしまっていた。

ただそれなのに逃げを容認しきることもできずという中途半端なスタンスを取っていたなと、今書いていて思う。逃げに乗るなら乗るし、逃げを行かせるなら行かせるというメリハリが無かった。

そうこうしているうちに差が広がってしまう。これはいよいよ行かせてはいけないぞとローテを促して追走の動きを作ろうとするも、逃げに乗せているRXとTRYCLEはローテには当然積極的に加わらないし、追う意思のある人も少ない。ここで割り切って下がれば良かったんだとも思うが、それだとレースを放棄することにもなるし下がれず。

海に出て折り返して本格的な向かい風になったところからようやく追う動きをする人が増えたと思う。そのタイミングでまさとぅーが逃げから落ちてきたのでTRYCLEがローテに加わり始めた。

疲れてしまったので一旦下がって、回復を図る。10番手くらいだったか。

左折して上り基調になるところで加藤大貴さんとぱやおがペースを上げたのでそこに同調…というタイミングで右の内転筋が強烈に攣る。ペダルがまともに回せなくなるほどで、ここまで攣るのは初めてでだいぶ動揺した。

後ろから集団が来たので番手を下げつつ階段上りをごまかしてなんとかこの5分ほどの区間を超えられた。とにかく補給計画を前倒しにスピードジェルを取って回復に徹する。

足攣りそのものは少し軽減したが気持ち的にはだいぶ弱気。新見の上りは間違いなく掛かるのは分かるが、全く耐えられるイメージが沸かない。

極め付けは補給所での補給がうまく取れず、番手も下げてしまい新見の上りへ。

前で島野くんが上げているのが見えるが、もはや反応できず。ここでレース終了。

色々な仲間に声をかけてもらったが全く踏む足がない。そもそも平坦でだいぶ消耗してしまってたか、やはりそもそも調子が良くなかったか。

新見の中腹で完全に脚が攣って動かなくなる。ここまで人って攣るのかというレベル。一度止まってゆっくり脚を曲げて回復を図った。自転車を降りて治そうかと思ったが、そうすると立てなくなるんじゃないかと感じるほどだったのでそうはしなかった。この辺から"この攣り方は何か調整を間違えたな“と考え始めた。

原因はなんだろうとか、沖縄はリベンジしないとなぁとか、とりあえず無事でよかったなぁとか、ニセコは相性悪すぎるなぁとか、いろいろなことを考えながらサイクリングに変更。

補給所でドリンクを2本もらい飲みながら走ると回復していった。脱水はかなりしていたようだ。

コース終盤の下り、ニセコ大橋をくぐるときに羊蹄山が額縁に収まってるように見えるのだが、レース中にそんなこと考えてたら負けですよと前日に仲間と話していた。

自分も冗談でそう言ってたし、ここは集中して走ってレースに加わってるはずだった。けど実際は"あーやっぱ綺麗だなぁ"なんて思いながら走ってしまった。

こんな感じで、千切れてから考える時間が長すぎて、ゴールした時にはだいぶ気持ちが切り替わってたと思う。しっかり振り返って原因を見つけて同じことをやらなきゃいい。

おきなわでは絶対に失敗しない。

振り返り

レースの中身としては中盤の動きにメリハリがなく消耗してしまったのは大きい。ただあとでデータを見るとそこまで消耗するような強度でもなかったのに心拍は高かったので、やはり調子は噛み合ってなかったのかもしれない。Pw/Hrが低かったので、脱水をしてしまってたようだ。

前日にサウナと風呂には長めに入ったんだが、急用ができてしまったりしてこの後の水分補給は振り返ると足りなかった。これが今回の最大要因と思う。この辺のことは情報発信もしていることなのに自分のことになるとうまくいかない。

また今回カーボローディングは消化器への負担を気にして抑えめにしていたが、これは足りなかったのかもしれない。おきなわでのカーボローディングがうまくいったのを踏襲すれば良かったのだけど、今回試しに量を調節したことは裏目に出た形だ。

トレーニングは順調にきていて春先には数値も良くなっているのは分かったし、取り組みそのものは良かったはず。ただ、毎年どうしても6月に調子が合わないので冬からの計画などは見直す必要があると思う。

毎年6月に調子を落として停滞するので休んで、回復して夏に乗り込むと11月にうまく合うのが続いている。からきっとこれからも大丈夫だろう。










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