柔軟剤の味

あなたの陰茎は汗と柔軟剤の交じった味がした。最近は二人ともシャワーを浴びて行為をするので、その味は新鮮だった。以前何度かホテルのドアを開けた瞬間あなたから押し倒されてセックスをしたときは柔軟剤のにおいなんてしなかった。へぇ、洗濯してくれる他のひとがいるんだ。安いラベンダーの柔軟剤か。ふむ、若い看護師ってとこかな。という自分の当てずっぽうな推察に、私、探偵に向いてるかも。いや、陰茎を舐める探偵ってどんな探偵だよ。と、ふふふと笑った。
「どうしたの。」
あなたは私の頭をなでながら言った。
「なんでもないよ、ただ、おいしいなぁって。」
あなたを上目遣いで見つめた。あなたの額に汗がポツンポツンと浮かんでいるのを見てまた笑った。

あなたの陰茎を咥えながら時々、感覚のない唇を自分の舌で内側から押してみた。すると、さっき噛んだところがいぼのようにぷくっと膨らんでいる。私はあなたの陰茎を左頬に挟み、あなたにバレないようにその膨らんだところを思いきり右の犬歯で嚙んだ。自分の舌にドクドクと血が当たるのを感じた。そして、あなたの陰茎をまた舌の上にのせ、思いっきり吸ったあとで、口の中に溢れかえっていた私の唾液とあなたのカウパーとフレッシュな血液をごくりと飲み込んだ。

しばらく口の中で転がした後、あなたの亀頭を私の血と唾液のみが螺旋のように絡まりつくのを感じて一定の満足感に浸った。この時の血は嫌な味がしなかった。

私は傷からドクドクと出てくるフレッシュな血を器用に舌で掬って、あなたの尿道に何度も押し込んだ。そして、前歯で尿道を軽く嚙み、尿道を広げ、私のフレッシュな血がよく入るようにしてあげた。あなたは気持ちよさそうにうなり声をあげている。

もう柔軟剤のにおいはとっくに消えていた。

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