パンクする前の処方箋は機械も人間も一緒だった
ある日僕はお叱りを受けていた。
「いい加減にハードディスクを買いなさい!」
早いもので30代も2歳になった今、お叱りを受けることもめっきりなくなった。ましてやこのご時世、対面も皆無だからなおさらである。
子どもの頃はとにかく叱られたくなかった。というか、叱られると怒られるの違いもまったく分かっていなかった。
良くも悪くも叱られない、怒られない。
朝になると起きて夜になると寝るくらい単純に考えれば、見られているから叱られる(怒られる)、見られてないから怒られない(叱られない)のではないか。
見られていない・・・。それはそれでなんだか切ないな、と思う。
それはすなわち、小さな頃は褒められていたことも大人になればできて当たり前になる(見られる)ということ。
行動の自由が増える一方で、許される(許容される)自由は減る。
会社で新人が上司からの挨拶を無視したら、おそらく昔も今も即刻クビである。
ところで、僕が今も大切にしている言葉がある。
『叱るのは本人のため。怒るのは感情をコントロールできなくなった大人が(弱者に対して一方的に)気持ちをぶつけてしまうこと』
これは、中学時代の恩師から高2になった自分に向けられたものだ。
そして、こう付け加えてくれた。
『だから、長野くんも今のうちにたくさん叱られておくといいよ!』
満面の笑顔だった。その時の笑顔は今でも鮮明に憶えている。
今の僕の言動は、その先生によるところが大きい。
パンクする前に整理する。その大切さを教えてくれたメンバー。
僕にとって書くことが頭の整理。ちなみにハードワークでパンパンになったデータは昨夜、ハードディスクに投げた。
おかげで僕は、早朝からやることが次々浮かんで好調だ。相棒の速さがそれに呼応してくれるかどうかは、しばらく様子を見た方が良さそうだ(苦笑)。
また、書くことにする。
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