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やっぱりこれが生きがい、やりがい!

今日はいよいよ最近何かと縁もゆかりも深い土地での小学校4年生への特別授業!

何度も打ち合わせをさせていただく中で驚いたのは、今は授業の中にしっかりバリアフリーやユニバーサルデザインについて学ぶ時間があるということ。

子どもたちはそれぞれ、調べて→まとめて→発表する というプロセスを経て、自分たちが生きる社会の中には色々な人がいるということを実感していくのでしょう。

「そんなに変わらないけどちがうこともある」を伝えるために…

学校側のご好意で2コマをつなげて授業をさせていただけるようになったのですが、今回は始めに3つのことを伝えました。

①ボクのことを知ること ②自分のこと(考え)を知ること ③みんなのこと(考え)を知ること

その場で分かることなんて目標にしません。まずは知ろうとすること。自分の考えを口に出してみることで、クラスメイトの考えを聴いてみることで、自分とはちがう人たちの存在を受け入れる心の準備をする。

今回の授業はそのためのきっかけづくりでいいのです。


前半は、同行してくれた友人が参加したパラリンピック聖火リレーのトーチに触れるという体験も交え、「果たして長野(※子どもたちには親しみを込めて、りょ〜と呼んでもらいました)はスポーツができるのか、できるスポーツはあるのか」を考えてもらいました。次にスポーツに限らずりょうとみんなの得意なこと、苦手なことを一緒になって考えていったのですが、みんなトーチに夢中になり、あっという間に休み時間に。

そこで急遽、「ここにいるクラスみんなができること」は宿題とすることに。

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本も贈呈し、休み時間には子どもたち発案の学校案内ツアーでたっぷり触れ合って距離が近くなった、後半は「ふだんの生活(ヘルパーを利用した1人暮らし)の様子」についてや「障害ってなんだ?」「明日から使えるまほうの言葉」へとたたみかけました。

不安や悩みは隠さなくていい!

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1人ひとりには大切な名前があるよね!
ボクは障害を”病気でできないこと”ではなく、毎日1人ひとりが感じている
不安や、悩(なや)みや、イヤなことだと思っています。(みんなはあるかな?)
だから決して「自分には関係ないこと」ではなくて、1人ひとりの障害をサポートしていくにはどうすればいいか、みんなと一緒に考えていきたいんだ^^

生きていると誰もが、時に不安や逃げたくなるような困難さにぶち当たることがあるけれど、それはごく自然なこと。感じていたって全然恥ずかしいことではないんだよ。

こんな想いを少し言葉を噛み砕きながら、ゆっくりと時間をかけて伝えました。

授業の冒頭、「かわいそう?」「大変そう?」「楽しそう?」という問いかけに、当然のように最初の2つで手を挙げていた2クラス47人の子どもたち。

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【いろんな人が可能性を持っている!】という大テーマのもとに、最後の最後までボクのことを知ろうとたくさんの質問をしてくれたこと。自分の考えを口にし、ボクからのフィードバックを受けて、さらにそれを友達の想い(質問とそれに対するボクの答え)も合わせて振り返ることで、これから気付くこともきっとあるはず。

今のままのみんなで価値がある。でも、できること・やりたいことを増やす努力は続けてほしい。その方が絶対に楽しいし、挑戦すれば道は拓けると信じているから。


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↑「✊✌️✋はできるの?」という可愛すぎる質問を受けて、最後はみんなとジャンケン!


異動されたにもかかわらず、再び3年前の出会いを繋げて下さった2人の先生と、温かく迎えて下さった学校の皆様にも最大級の感謝を込めて。

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これからも皆様からのたくさんの講演依頼をお待ちしています↓


出版物と掲載メディア

最新刊『日々是幸日』について、丁寧に想いを綴って下さった、インタビューライター 田中美奈さんの記事↓

これからも子どもたちのために力を尽くしたい!と、大きな力をくれた出会い


いただいたサポートは全国の学校を巡る旅費や交通費、『Try chance!』として行っている参加型講演会イベント【Ryo室空間】に出演してくれたゲストさんへの謝礼として大切に使わせていただきます。