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新しいリーボ、新しいWEBサイトのこと。

創業から8年。
2011年7月にリーボつくってから、今月で8年です。ここまで来れたんは洒落じゃなく、みなさんのおかげです。ホントありがとうございます。
超小型電気自動車のカーシェアから、レンタカー予約プラットフォームときて、3年前から動画制作&SNS運営によるコンテンツマーケティング支援企業へ。
「ピボットしすぎ(笑)」だとか、「軸足ごとずらしてる(笑)」だとかいろいろ言われたけど、ようやく成長し続ける会社の原型をつくることができたと思ってて、世の中に伝えたいこと、生み出したい価値が定まり、頼もしいメンバーも増えてきたので、新しいリーボを知ってもらうためにWEBサイトをリニューアルしました。
今日はその新しいWEBサイトについて、ちょっとばかし、そこにまつわる想い制作秘話の部分をシェアしたいなと思います。
Making of the brand new WEB siteってやつです。

突き刺すという制作ポリシー

今のリーボのWEBサイトに訪れる方は、主に「動画制作」ついで「インスタグラムマーケティング」、このどちらかを求めて訪問しくれてます。なので、そういう方々へ向けてファーストビューには僕たちの制作ポリシー、言い換えるならお客さんとの約束事をもってきました。     

突き刺す。
僕らが制作している動画は約8割がWEB/SNSで流すためのものです。その主戦場ではコンテンツが溢れてる。動画が当たり前になっていて、ユーザーはスマホ上でたくさんの動画を目にしてる。そうした膨大なコンテンツの中で、スマホのスワイプする指を思わず止めて見た後も「これいいな」って覚えてもらえるものでないといけない。なので、ただ「刺さるものつくります」ではなくて、「突き刺す」という強い言葉で僕らの決意表明をしました。後述するVALUE「尖る」も含まれるしね。尖ってないと突き刺せないからね。

クリエイターがハッピーになる会社を創る

次にAbout usのトップには「クリエイターがハッピーになる会社」と記してます。ミッションてのは会社の存在意義。(※VISIONってなっちゃってますね、修正しときます笑)この言葉を導き出すにあたっては、ちょっと前の話、3年前に会社が潰れかけた話からしないといけないんだけど。
※ちなみに会社の変遷は以下の記事にまとめて頂いてます。ご興味あれば。

2度目の事業を失敗して、今にも潰れそうな会社で、そのとき唯一残ったメンバーが平川でした。当時オフィスの賃料も払えなくなったから、橋本さんのご厚意でヌーラボさんのオフィス間借りして。平川が仕事とってきて、僕が写真撮って動画つくってってな感じで、ホント二人で事業やってて。生き延びるために、なんとか売上を少しずつ上げて、この会社をいちから作り直す日々でした。
そんときにね、僕がその時に密かに立てた目標が、平川が、付き合ってる彼女に「結婚しよう」って言える会社にしよう、だったんです。もう平川には言っちゃったから、全然密かではないんですが。これが、今の「クリエイターがハッピーになる会社を創る」の原型になってます。
さて、話しを当時に戻すと、スタッフが「結婚しよう」って思えるような会社であるためには、いくつか条件があるなと。
・まず、給料が満足いくものじゃないといけない
・そのためには利益が出る体質つくんないといけない
・さらに会社が伸びていく姿が見えてないといけない
・平川の彼女や彼女のご家族が安心するような実績がないといけない
・普通の会社としてちゃんとオフィスもないといけない
これを全部達成しないとなって思ったんです。
世界を変える、イノベーションを起こす、時価総額〇〇億円目指すだとか、もうね、全部関係なかった。平川が結婚できる会社にしようってだけ。
ひたすら働いて、ちょっとずつ軌道にのってきて、その目標はそれから3年後、2018年の10月に達成できました。めでたく。めでたい。平川おめでとう。今や第一子もうまれましたよ。めでたいねえ。
思い返すと、それは僕にとって一番の原動力になった気がする。


それから、クリエイティブ事業やりはじめて今年で4年目。メンバーも増えたし、改めて、会社のミッションを決めなきゃってなったときに、いろいろ考えたんですよ。それこそ、スタートアップ企業として、顧客にわかりやすい言葉にしないといけない、だとか、壮大なスケールを見せないと、だとか。なんかね、今思うと、変なことにとらわれてた。

クリエイティブをやる会社として、どうありたいのか

クリエイティブな価値を生み出す会社として、僕たちはどうありたいのか。クリエイティブで世界を変えたい。変えたい?嘘だろ。変えたいなんて思ってない。ただ、喜んでもらいたい。すげえって感動してほしい。それだけやり続けて、ハッピーな人生を送れるようにしたい。そのへんに本質があるんじゃないかと思うようになりました。
僕は常々、動画は現代における最強のコミュニケーションツールだと思ってます。伝えたいことを非言語で直感的に短時間で伝えることができる。しかもSNSやWEBを通して、一瞬で、世界中に。
そんな最強のツールを創るクリエイターが、クリエイティブなことだけやり続けて、スーパーハッピーな人生を送れるといいなって。素敵な仲間とクリエイティブなものを創り続けられる環境があって、お客さんにも、見た人にも喜んでもらって、たくさん遊んで、恋愛して、結婚して、子供できて、それ全部できるといいな。そうか、平川の結婚式みたいな、あんな光景をたくさん創ればいいのかって思うようになりました。
ミッションって先述の通り、会社の存在意義なんで、なんのためにこの会社があるのかって、それだけにフォーカスすれば良いんですよね。会社の数だけ存在意義は違って良いはずで、スタートアップとしてこうあらねば、って考える必要なんてなかった。
てなわけで、何度かのマイナーチェンジを経て、「クリエイターがハッピーになる会社を創る」という言葉に落ち着きました。

「クリエイター」「ハッピー」の定義

では、クリエイターとは具体的にどんな人達をさすか。
まずは弊社の社員。動画を創る仕事だけでなく、その裏で進行管理や調整ごと、SNSの運用をやっているスタッフも含めて、弊社社員は全員クリエイターだと思っています。
※ちなみに以下リンクから今のリーボの全メンバー見れます。濃ゆい。


次に、僕たちと一緒に仕事をしてくれているパートナー企業やフリーランスの写真家、動画作家。ゆくゆくは、すべての写真家、動画作家やその周辺の関係者も含めてハッピーにしていきたいなと思っています。
ついで、ハッピーになるとはどんな状態なのか。
幸せって追求していけばキリがないと思いますし、キリがないことがむしろいいなともおもってるんですが、まず直近で目指している状態。

・創るプロダクトすべてがクライアントの期待を超え、喜んでもらえている
・視聴者にとっても、心を動かすプロダクトになっている
・事業も社員も成長し続けている
・給与・報酬が、地域平均水準よりも上回っている
・週休2日とれて年休も20日自由にとれる
・就業時間の20%は自由な創作活動をしていい

まだすべては達成していないけど、まずはこれを3年でやろう。そのために必要なことをすべてやろうって感じです。じゃあ、これらを達成するために、具体的にどんな価値を出し続ければいいのか。どんなアクションをすればいいのか。これが3つのVALUEです。

尖る。楽しむ。儲ける。

尖る。楽しむ。儲ける。僕たちは実際に日常的に言葉として使うだけでなく、業務に取り入れて活用しています。具体的には、案件ごとにそれぞれを「尖り値」「楽しみ値」「儲け値」を10段階で評価して、月末に集計、その月の活動を総括して評価してます。
「尖る」は僕たちにしかできないようなものづくりがちゃんとできているか。新しいアイデア技術を取り入れているか。尖り値MAXは、そのクリエイティブの以前以後をつくることができた状態です。言い換えるならクリエイティブ業界の歴史に残る作品を創れた状態です。
「楽しむ」はお客さんも含めて楽しいと思える仕事になっているか。NO,FUN, NO WORK!!は弊社平川の言。みんなが楽しくなるような仕事でなければ、いい仕事にならないと信じてます。
「儲ける」はもちろん、会社として利益になる仕事になっているかなんですが、企業が活動を続けるには「儲ける」は必須。あえて入れなくても良いのかもと思われるかもしれないけど、実際にクリエイティブの仕事の中には、単体で見ると「儲けは少ないけどもやりたい仕事」だったり「尖ることよりもスピードや生産性が重視される仕事」というのも存在していて、自分たちがこの仕事をどう捉えてるかを可視化するためにも、あえてこの「儲ける」もVALUEとして設定しました。もちろん、この3つの中では、最低基準値に対して一番シビアに見ないといけないところでもあります。
理想は、それぞれのVALUE値がMAXの仕事だけやれることです。今は、「尖る」けど「儲けは少ない」だったり、「儲ける」けど「尖りにくい」という仕事もこなしていきながら、毎月それを集計して自分たちの立ち位置を確認して、理想の状態に近づけるように日々活動してます。

アートギャラリーをあえて設けた訳

さて、最後に、WORKSと別にあえて設けたGALLERYについて。僕らの今の仕事は、依頼主がご自身のお客さんに伝えたいことを動画にするという、いわば代弁者の仕事です。ラブレターの代筆屋に近いかもしれない(そんな仕事あるかわかんないけど)。そうした仕事においては、クリエイターが自己表現を100%出すことはできません。そうであってはならないとも思ってます。ラブレターの代筆屋さんが、自分の恋心書き始めたら意味分かんないですよね。
もちろん「突き刺す」ために、自身のアイデアや技術、独自性を織り込むことはあって、それが評価されることも喜びの一つですが、それはクライアントが伝えたいことを表現できていることが大前提であると思ってます。
・・・でもね、クリエイターって、その世界でめっちゃうまく表現できるスキルもってるから代筆できるんですよ。で、たまには、自分が伝えたいことだけ創りたくもなるんですよ。クライアントの要望ではなく、自身の中に眠る感情を爆発させて表現することで、絶対にスキルアップできるし、チャレンジ精神も養われ、クリエイティブへの向き合い方も変わると思ってて。
そうした理由から、クライアントワークではない作品発表の場をアートギャラリーとして設けました。また、これは、先述した就業時間の20%を自由な創作活動に当ててよい会社になる、という決意表明でもあります。
なお、このアート作品集は「Re/VEL(リーベル)」と名付けInstagramYoutubeでも発信しています。今後どういう形にしていくかは未定ですが、まずは定期配信していくのでよろしければフォローチャンネル登録お願いしマス。

■Re/VEL(リーベル)について
Release(解放)、Resonance(共鳴・共振)、Rebel(反逆, 反抗)をポリシーに、クリエイター同士でコラボしながらRevel(大いに楽しむ、凝る、飲み浮かれる)する株式会社リーボのアート作品集。


最後に

長々と書いてきましたけども、以上が僕たちの新しいWEBサイトに込めた想い、制作秘話です。まとめるとこんな感じ。

・制作ポリシーは、お客さんとの約束事
・ミッションは既成概念に囚われず、一番エネルギーが出る言葉にする
・3つのバリューはミッションに沿った活動になるように設計
・アート活動はクリエイターのハッピーのためには必須(と考えてます)

てなわけで、新しいWEBサイトで新生リーボに興味持って頂いた方は、今週末8月2日(金)の8周年パーティにも遊び来てください。クリエイターがハッピーになる会社って、どんな会社なのか。その片鱗をお伝えできればと思います。
うし。最後は告知で締める。

☆★☆★☆★☆リーボ8周年パーティ開催☆★☆★☆★
どなたでもご参加頂けます!ぜひお気軽にお越しください!
日時:8月2日(金)19:00〜23:00
場所:メリケンバーバーショップ福岡
福岡市中央区警固2-13-7 オークビル2 B1F
https://goo.gl/maps/pmf39RSqwJbSPVm9A
Door:¥1000+1ドリンク
↓↓ご参加の方はこちらから↓↓
https://forms.gle/zRoPooSWCAHTRHZW6