11月の終わりに見た、夢の話
11月も終わる頃だった。
生々しい夢を見て、後味の悪い汗をかいた。
夢で見た空想物語を書き出したらいよいよだろうと普段なら思うのだが、あまりにも啓示的過ぎて、起きしなにメモに残した。
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夢を見た。
場面は懐かしの幼馴染一家との食事会から始まった。
昔よく遊んだ、あんなに小さかった弟達は立派な大人になっていた。
それぞれに家庭を持ち、立派な仕事に励んでいる。
過ぎゆく時の速さが強く眩しく、比例して自分の影を延ばしていく。
家の前にあったはずの会場は蜃気楼のように消え去り、気づくと知らない後輩のプロポーズに立ち会っている。
そこにはもう会うことのない高校時代の級友がいて、聞くと高い目標に向かってる。
“今の塾は血反吐吐くまでやってない”
“君はそれで間に合うの?”
鋭い問いかけに身動きが取れなくなる。
“◯◯を目指すと言ったからには俺はなるわ”
そう言って彼は自分の行き先に向かうため、駅へ歩き出す。
私はその話を聞くことに必死で、追いかけていると、駅から出られなくなってしまった。
途方に暮れていると、目の前には海がある。
駅員に事情を説明すると、地図を頼りに歩いて帰るしかないと言われ、そこで目を覚ました。
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これが何か意味するのか、それとも後で意味をつけることができるのか。
本に書いてある心当たりを明日照らし合わせてみるつもりだ。
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