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君は僕で 僕は君なんだ【ぼっち・ざ・ろっく!総集編後編Re:Re:】

ぼっち・ざ・ろっく!総集編の後編を見てきました!
こんなにも1本の映画として面白くなるなんて。

ぼ喜多

内容

総集編の後編は概ね前編の続きから最終話までを再構築したものでした。

が、映画が始まった瞬間映るのはリョウと虹夏への謝罪の連絡をしようとする誰かのスマホの画面。
結束バンド結成前の喜多ちゃんの場面からのスタート。
第一話の裏側の場面という新規カットがいきなり入りました。驚き。

この時点で今回の映画は喜多ちゃんが主軸であることが示されます。

そこからオープニングで新曲披露。
タイトルは「ドッペルゲンガー」。
作詞は前編OPと同じく樋口愛さんでしたね。
歌詞もぼっちと喜多ちゃんを歌っているようでした。早くフル聴きたい。

前編のSTARRYでの初ライブの三曲目として披露されたような演出で最高でした。

初ライブ後の夏休みをそれぞれ過ごすメンバーたちの描写がある中、ずっと家にいるぼっち。
自然に第9話冒頭につながるいい映像でした。

バンドメンバーで江ノ島へ。
パリピに絡まれたり、たこせんを食べて江ノ島を楽しむ様子に、「小さな海」が挿入歌としてダイジェストになってました。

そこから文化祭ライブに出るか否かの悩む場面へ。
SICKHACKのライブに参加しますが、ここ「ワタシダケユウレイ」を大音量で聴けて最高でしたね。

喜多ちゃんが指導をリョウにお願いする場面で、ぼっちがいない理由が補完されてました。学校の補習に参加していたからなんですね。ぼっち頑張れ。

そして電車内でペットボトルを使って運指練習をする喜多ちゃんのシーンも追加されてました。
全体的に場面間の繋ぎの補完がされており、物語の進行がスムーズになっていました。

そして文化祭1日目。
楽しむ様子が「ラブソングが歌えない」を挿入歌に、ダイジェスト映像が流れます。
大画面で見るふわとろ〜オムライスの喜多ちゃん最高でした。

来たる文化祭2日目。
第11話と第12話がシームレスに繋がっていましたが、間の静けさで見てるこちらまで緊張に誘われます。

「忘れてやらない」からライブスタート。
イントロから観客の手拍子が響いており、本当にライブに参加している気持ちになりました。
続いて「星座になれたら」
これを見るために映画館に来たと言っても過言ではない。

曲開始前のペグの異音が分かりやすく聞こえるため、展開を知っていてもハラハラしました。

そして弦が切れ、喜多ちゃんが繋ぐ。
ぼっちがそれに応える。

もう涙が止まりませんでした。

ぼっちのダイブで落ちた時の音が生々しくて痛い。

保健室で喜多ちゃんが目指す道を語り、新しいギターを買うところへ。

ここは全て「青い春と西の空」のダイジェストでした。
アルバム外の曲も聴けてうれしい。

アニメ本編なら「転がる岩、君に朝が降る」が流れるところで一切BGMなし。
おや?と思っていると、いきなり逆再生スタート。
第1話の皆の輪に入れなかった幼少期ひとりの場面まで遡ります。

そしてある曲のイントロがながれ、エンドロールへ。
イントロが途中から聞いたことあるリフを刻み始めます。
ASIAN KANG-FU GENERATIONの「Re:Re:」の後藤ひとりによるカバーでした。

二期や続編の映像はなく、映画は終了しました。

感想


ほんっとうに名作でした!!!!
前編がぼっちと虹夏の物語だとしたら、後編はぼっちと喜多ちゃんの物語。

虹夏にバンドをやる理由をもらったぼっちが、今度は喜多ちゃんにバンドをやる理由を渡す。
綺麗に前編と後編で対比になっていると思いました。

ボリューム足りるかなと思っていたところ、満足のいくダイジェスト映像に。
新規カットも多く、アニメ本編のいい補完になっていました。

一度は逃げ出した喜多ちゃんが、ぼっちに助けられる。
ぼっちのピンチを喜多ちゃんが救う。
この相互の関係に痺れましたね。

やはり良い音響で好きな音楽を聞けるのは良い。
特にエンディングの「Re:Re:」
個人的に思い入れがありすぎる曲をここで使ってくるか、、、と堪りませんでした。カバー予想はできてたけど衝撃だった。

蛇足ですが、あの逆再生シーンからの「Re:Re:」は『僕だけがいない街』を思い出しましたね。多分意識してると思う。ありがとう。

続編の予告はなかったですが、映画の余韻に浸れてよかったです。

もう一回観に行こうかなあ。

エレベーター
こういうのみると嬉しい
北九州の公開劇場ではスタンプラリーしてました

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