見出し画像

廉恥

昨日は防衛大学校の学生綱領について解説しました。

今日はその中の一つ、「廉恥」について書いていきます。

廉恥(れんち)という言葉はあまり聞きなれない言葉かもしれません。辞書によると、「心が清らかで、恥を知る心が強いこと」と書かれています。廉恥を破ることを「破廉恥(はれんち)」と言い、こちらのほうが馴染みがあるのではないでしょうか。

学生綱領にある「廉恥」「真勇」「礼節」。数ある候補の中から、防衛大学校の学生にとって特に重要なものが3つ選ばれました。その中で最初に挙げられているのが「廉恥」です。このことからも、学生にとって一番重要なものだと考えられます。

廉恥とは慎みを知り、情を知り、何事も正面から堂々と取り組むこと。また、自己に対する誇りの念を持つこと。

将来幹部自衛官となる者としての誇りを持ち、人に恥ずべき行為はせず、人に対しても物事に対しても、常に謙虚な姿勢で正々堂々とのぞむこと。

これが最も重要だということです。幹部自衛官に限らず、誰にとっても大切なことだと思います。人として当たり前のことのようにも聞こえますが、これを実践し続けるのはなかなか難しいのです。

サポートいただいたお金は今後の創作活動に使わせていただきます。ありがとうございます!!