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なんとか「自分史上最高」のリモートワーク環境を整えた話(前編:vertebra03)

はい、ようやくこの話を書く時がやってきました。かれこれ何か月越しでのプロジェクト。ま、プロジェクトといっても自分の中でのですが。

発端となったのは、昨年10月にぎっくり腰を再発したこと。その辺のことは以下に簡単にまとめてます。

で、その時にぎっくり腰が再発した直接的な要因は、過度な筋トレだったわけですが、そもそもの疲労蓄積はやはり和室での長時間にわたるリモートワークだったわけです。そんでぎっくり腰が何とか落ち着いた後に困ったのも、「もう一日中和室で仕事するのは無理だ」ということでした。和室、というか和室で座椅子に座って仕事をする、ということですね。

そんなわけで仕事をするメインの場所が和室からリビングに移動することになったわけですが、リビングには10年以上前に買ったデスクトップパソコンと小ぶりなPCデスク、そしてほぼクッションのないPCチェアがありまして。そこに無理やりスペースを作って、そこで会社のノートPCを持ち込んで仕事をしていたわけです。

こうして何とか座椅子の呪縛からは逃れたわけですが、それでもそもそも長時間、もっというと平日ほぼフルで座り続けるほどの用途で購入していないPCデスクとチェア、さすがに座椅子よりは腰の負担は少ないわけですが、仕事をする環境としては聊か物足りないといいますか。というのも僕は毎週ウェビナーに出演しているほか、月に何本も1~2時間のオンライン講習の講師をしたり、またZOOMでの打ち合わせも多いので、モニターにライト、マイク、スタンドなどモノが多いわけです。そうすると小さいPCデスクが手狭で、そして何より数年前からスペック不足でほぼ使っていないデスクトップPCが邪魔という・・・。そんなこともあり、リモートワーク環境の見直しの機運ががぜん高まってきたわけなんですね。

じゃあ何にしようか、ということですよ。まずは何と言っても腰を守るには椅子を買わねば、ということで椅子を選びます。機能的にもデザイン的にも良い商品を選びます。だってうちの会社、今後もリモートワークがメインになることが確定しているのだもの。つまり今後の数年は間違いなく人生で一番多くの時間を過ごす場所になるわけですよ。生半可なものは選べません。

そんな中で買う意思を決めたのが、僕の大好きなミッドセンチュリー家具の雄、ハーマンミラー社の「セイルチェア」でした。

まあハーマンミラーであれば最高級は「アーロンチェア」なわけですが、ちょっと無骨過ぎて敬遠しまして。そんで座り心地も良く、何よりカラーリングが自由に選べるセイルチェアが第一候補だったわけです。

そして色々なレビューサイトなども読みまくり、オプションのアクセサリーも決めて後は買うだけ、となったところで出会ってしまったんですね。このチェアに。

イトーキでは珍しい家庭用を意識したチェア、それがvertebra03(バーテブラゼロサン)。今となってはなぜこのチェアに行き着いたのか定かではなく、おそらくバナー広告か、もしくはセイルチェアの記事の関連で出てきたのかもしれませんが、とにかくこのチェアの存在を知って心を奪われてしまったんですね。「なんて素晴らしいチェアなんだ!」と。

よくドラマで婚約者がいるのに一目ぼれした相手と恋に落ちるってやつありますけど、まさに同じような気持ちです。あっという間に気持ちはvertebra。いろんな記事を見たり、インスタのハッシュタグでの写真を眺めているとますます気持ちが傾いてしまうわけです。もはや運命。そう思い込んでしまった人は止まりませんな。もう完全に雌雄は決してしまったのです。

というわけで土壇場での大逆転でvertebraを購入することになったんですが、次に迷うのはカラーリング。というのもvertebraは背面と座面のそれぞれで色(正確に言うと生地)が選べるんですよね。組み合わせの種類はものすごく沢山あるわけです。

・ボディフレーム:4種類

・脚のタイプ:3種類(5本足、4本足、4本足木タイプ)

・テキスタイル:28種類 ※背面と座面それぞれ指定可

もうこれだけチョイスできるって、気分的にはもう無限みたいなもんですよね。それで僕もだいぶ悩むんですが、だったらやりたいと思ったのが、青×赤、つまり僕の中での”FC東京カラー”にすることでした。

とはいえやはり色味などは写真だとなんとも判断できないので、実物を見たいなあと思っていたんですが、いかんせんコロナ禍ということもあってイトーキ本社併設のショールーム(偶然にもうちの会社のすぐ隣!でもずっと出社はしてないけど)は制限がかかっていて見られず。うーんどうしようと思っていたところで見つけたのが、丸の内KITTEの中にあるGOOD DESIGN STORE TOKYOで開催されるvertebra展なのです。vertebraがグッドデザイン賞を受賞したことを記念しての展示ということで、これ幸いと喜び勇んでお店に見に行きまして、店頭であーでもない、こーでもないと選びつつ、またテキスタイルの見本を見せてもらい、組み合わせが遂に決定したわけです。

そこでようやく念願のチェアが手に入る!と思うわけですが、そんな簡単な話ではなく。なんとグッドデザインストアでは決められた組み合わせのものしか注文が出来ず、すべて自分でチョイスする場合はイトーキ本社に連絡をしなければならなかったわけです。そこでイトーキのお客様相談センターに電話をして、ようやく注文方法が分かったという。

この注文方法、おそらく知りたい人がいると思うのでわかりやすく書いておきます。というのも僕のインスタの投稿を見て実際に「どうやって特注したのか」という問い合わせを急に貰ったこともあったんですよね。実際に僕自身も特注をどうすればいいかネットで調べてたんですが、古い情報しか出てこなかったので、少しでも役立てれば。

【イトーキ「vertebra03」の特注での注文方法】

①イトーキオンラインショップの「お問い合わせフォーム」より、vertebra03を特注したいこと、そしてその特注の内容(テキスタイルの種類など)を記載する。

②後日、イトーキよりメールで返信が来て、その組み合わせで注文できるURLを貰える。

③その貰ったURLからオンライン注文

④商品が届く。(但し特注だとかなり時間がかかる)

以上のような流れです。せっかくなんで実際に僕がフォームで送った内容も記載しておきます。

Vertebra03の生地組み合わせの特注を御願いしたいと考えています。
お見積りや購入方法をご提示いただけますでしょうか?
住所は東京都○○区です。

5本脚タイプ
フレーム:ダークグリーン
座面:cranberry
背面:ocean or ミッドナイトブルー

もちろんテキスタイルはネットなどの情報から自分で指定しなければいけませんので要注意です。


とまあそんなこんなでようやく届いたのがこちら。

うーん、これは完全な”FC東京カラー”です。座り心地も抜群で、個人的には大満足!! なお注文したのは10/26、届いたのは12/10でした。ひと月以上待ちです(笑)

いやあ、これはほんと良い買い物でした。今後何年も大事に座り続けたいなあと。これで腰痛もだいぶ緩和されたんですよね。座り心地もいいし、何より自分でカラーリングを選んだ、特注したんだという気持ちがまたたまらない。実際にこれで仕事をすると心なしか生産性が上がったように感じるから現金なものです。でもそういう気持ちって、リモートワークでは特に大事なんですよね~。


というわけで調子に乗った僕は、次の環境改善に手を付けることになります。そう、PCデスクです、デスク。これは実はチェアよりはだいぶ選ぶこと自体は楽でした。なぜなら要件が明確だったんですね。そもそも設置場所の関係でサイズも限定されるし。こうして選んだのが、自動昇降のスタンディングデスクとして注目を集めていた”Flexispot”だったのです。

長くなるので、続きは次回に!

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