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日記5:羊と鋼の森

図書館で借りた本「羊と鋼の森」を読んだ

ピアノの調律師の物語だった

私は音楽に明るくないため、もし予めピアノの調律師の物語と知っていたら借りなかったであろう

ただカバーに惹かれて借り、読んだ

1行目から文体や言葉が美しくて惹き込まれた
音を言葉で表現するのはどれほど難しいことなんだろう

クラシックなんてほとんど聴いたことないのに、途中からYouTubeでピアノの曲を流しながら読んだ

ピアノの音を感じたかった


読めば読むほどこの物語の主人公のことをとても好きになった
いや、最初から好きだった

分からないところは分からないと言える潔さ
求められても "実力不足なので助けにならないと思います"と言える強さ 
言い訳をしないところ
影がなく、それでいて明るすぎないところ
こつこつ努力し続けているところ

私がなりたい人間像そのものだった


物語の主人公に対してこのような感情を抱くのは初めてじゃないかと思い当たった

普段は、主人公に対しては特に何の感情も抱いていない気がする
物語の視点になる人物だから透明化しているのだろうか


お話の内容はとても面白く、涙を流した箇所もあった
映画化しているらしい
primevideoで観られるようになったら観よう

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