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無職になるまでの作業メモ

会社員時代に「無職になろう」と思った時にやった事などのメモ。この手のテーマはググればもっと良質な記事が出てくると思うので、自分がやったことのメモ書きとして残す。(税金、法律etcについては、最終的に自分で調べ直しをお願いします…責任を取れないので…)

貯金チェックと生活可能期間の確認

手始めに、無職で暮らすにあたり、自分がどのくらいの手持ちのお金があるのかをチェック。あわせて無職期間にどの程度の支出を行うかざっくり算出し、いつまで無職可能かをチェックする。

以下、自分が算出した時の観点。おそらく普段から家計管理ちゃんとしてる人であれば、いつも通り作業すればすぐに終わると思う。

通常費用の算出(通常の固定費+税金)

固定費として「家賃+光熱費」「通信費」「ローン系」を最低限の出費項目とした。ローン系について、自分の場合はPCと脱毛のローンがあったが、幸いにも両方ともローン終了日が近かった。従って無職開始にあたりそこまで負担にならなかった。

また、税金と年金の支出も考慮。具体的には住民税(年またぎの場合は前年度の年収をもとに算出される)、保険(国民健康保険or会社員時代の社会保険の任意継続)、年金(猶予枠利用により支払いしない想定で計算)の3点。税金系は思ったよりお金持っていかれるので一度調べる事をオススメする。

※税金まわりはフリーランス向けの税金入門記事をぐぐると、知識をざざっと入手しやすかった。完全に同じわけではないけど、何を支払う必要があるか等が分かりやすくまとめられていた。

変動費として「食費」「交際費」「日用品購入費」を計上。交際費は確保しておいたほうが良いと思う。なにもせずに引きこもる事が苦手な人の場合は、いつしか「家にいるのもう嫌だ遊びに行きたい」と思う瞬間がくる。

特別費用の算出

無職を行う間に起こる支出がドカッと発生するイベント用のお金も別枠で確保。自分の場合は「友人の結婚式(衣装レンタル、美容院、ご祝儀代etc...)」「転職活動費用(証明写真撮影代、プリンタによる髪印刷代、Office利用時のサブスク代、美容院代、化粧品代、交通費etc...)」を計上。

( 貯金総額 - 特別費 )÷( 固定費(月単位) + 変動費(月単位) ) = 無職可能な期間(月数)として算出。この手の計算は手書きで考えるとキツいので全てスプレットシートで記載した。

今回、雇用保険の失業手当はもらわない前提で計算したが、人によっては手当をもらう前提で計算することになるかも。(自分は自己都合退職だったのもあり、すぐお金もらえないならいいやと思った。会社都合なら即もらえるけど、自己都合は3ヶ月経たないともらえない)

自社の就業規則を確認する+手持ちの有給確認

「退職の旨を伝えるのはいつまでに行う必要があるのか」「有給付与は何月か」を確認。そのほか退職に絡みそうな規約があるかチェック。あわせて自分の残有給日数を確認する。

規約などで不明点がある場合、聞けそうなら人事側へ事前確認しておけると交渉でオタオタしなくて良さそう。但しここで質問することで、色々話がこじれそうな場合は慎重に。

余裕があればこの辺の法律も頭に入れておくと良い。ぐぐれば出ます。

仕事の引き継ぎボリューム確認+退職日プラン検討

仕事の引き継ぎが現実的にどの程度の期間で終わるか、ざっとでも良いので算出する。引き継ぎが必要なタスクを洗い出して、どのくらいの期間がかかりそうか考えてみる。

※自分の場合、引き継ぎは半月で終了した。退職を切り出す前から「もうこの仕事は続けられない」と無意識に考えて、仕事の合間を縫って引き継ぎ用資料に相当するものを作りながら作業していたというのもある。仕事のリーダー等で仕事のコアな情報を握っている人でなければ、そこまで引き継ぎに時間がかからないと思う。

ここで予測を立てた期間と残有給を踏まえて、最終出社日の希望日を決めておく。最終出社日は事務作業とか入るので、ここは作業しないつもりでプランニングする。

退職の旨+退職希望日を伝える(+交渉)

上長のアポを取り、退職希望の旨と退職日(最終出社日)の希望を伝える。自分の場合、話を切り出した1ヶ月半後を最終出社日としたい旨を伝えた。※ここで、人によってはバトルが勃発すると思われる。

ここで「最終出社日早すぎない?終わるの?」というツッコミがあった場合に備え、先ほどの引き継ぎボリュームの検討が、説得の根拠として使えると思う。「xx日までに終わるので、ここまでに辞めたいです。引き継ぎ作業はyyとzzと...があり、それぞれここまでに終わると考えられるため」といった感じ。

明らかにバトルが勃発しそうな場合は、事前に起こりうるバトルに備えた方知識を仕込んだり、ボイレコ用意して話したり、交渉の材料を用意しておくと良さげ。この辺は詳しくない…

※この作業を終わらすまでに、結構精神的な体力を使うので、消耗しきって最後に退職する場合は注意。交渉したいけど、もう傷つきたくないし元気出ないから条件を呑む…となる可能性あり。

引き継ぎ作業を行う

引き継ぎを行う。後任の人に仕事内容を引き継ぐ時間をいただいてレクチャーし、分かりづらいであろう部分は資料化して参照できるようにしておく。

自分の場合、引き継ぎにあたって必要なタスクは全て洗い出し、日次で進捗管理+上長へ報告(聞かれてないけど勝手に報告)をしていた。退職のいざこざで職場に居づらいことこの上なかったので「絶対に最終出社日を最後にする…」という気持ちで作業していた。

引き上げ準備(私物引き上げ+書類処理など)

自分はデスクワークで席を与えられていたので、1日で引き上げるには多すぎる私物が置いてあった。最終出社日+退職日の決定後から、毎日ちまちまと荷物の引き上げ作業を行なっていた。

あわせて、処分できそうな書類はちまちまシュレッダーにかけていた。(これは量が多すぎなければ最終日にまとめて作業しても良いかも)

最終出社日に挨拶

お世話になった人の席を巡って形式的な挨拶をした。おやつは買わなかった。挨拶した人のうち、「え、辞めるの!?」と半分くらいの人に驚かれた。管理職と一緒のチームで働いてた人以外、辞める事を知らなかったのでは?と思った。

正直、挨拶するのは気が引けたけど…今後別の会社でバッタリした時に、私自身が気まずさを持って逃げたりする事が嫌で、最後の記憶を「挨拶して綺麗に終わらせた」状態にしたくて挨拶した。だから、退職前に気まずくなって話を避けたい人であっても、グッとこらえて声をかけた。

書類上の退職日以降に保険証返却+年金の猶予申請

書類上の退職日が過ぎた後、すぐに保険証を郵送。「保険証 返却」でググって出てきた結果にのっとり簡易書留で郵送した。

今回は社会保険の任意継続を選択する予定であったため、あらかじめ会社の人事宛のメールアドレスを聞いておき「保険証送ったので届いたら連絡ください」と一報を入れた。

なお、保険証を郵送してから再発行するまでの間は、病院に行くと10割負担になる。病気にしないように頑張る事をオススメする(色々手続きして保険に入り直せば、あとで7割戻る)

年金の件は…まだ手続きしていないので、明日以降どこかで手続きしたら追記する。審査に時間かかるって書いてあったし早く出さなきゃなー

社会保険の任意継続手続き

保険証が届いた旨の連絡が来たら、任意継続の手続きを速攻で済ます。任意継続するために、申請書類を出す→所定の期日までに保険料を納める必要あり。

【2020/02/26追記】健保から書類と保険証が送られてきたので、保険料を納付済み。ふたたび保険証をゲットしたので、これで病院に行ける。

【2020/04/15追記】失業保険を受け取ることにした。詳しくはこちら。年金の猶予申請出すなら、離職票をコピーしておくと良い。

※あとは何かあったら追記していく。

追記:年金の猶予手続き

猶予申請の手続きをするうえで、書類上何をしたらいいのかサッパリ分からず、最寄りの年金に関する施設(?)へ行った。

猶予申請を行う前に、国民年金への加入を行う必要があるとの事だった。そこでは加入手続きなどが行えないようで「最寄りの市役所へ行ってくれ」と言われたので、そのままの足で市役所へ向かった。

国民年金の加入手続きについては、書類を書いて出すだけ+そんなに書く事がないのですぐに終わった。猶予申請は、何も書類ナシでも可能だが、失業した証拠の書類があるほうが審査通過率が良いとの事だった。その時、手持ちで書類を持ち合わせていなかったので、家に帰ってから郵送提出することにした。

役所へ行って手続きするならば、年金番号がわかるもの+失業状況のわかる書類のコピーを取っておくとスムーズに作業が進む模様。

失業状況のわかる書類については、ここに書いてある内容をもとに。

① 退職(失業等)により納付が困難な方は…
雇用保険受給資格者証の写しや雇用保険被保険者資格喪失確認通知書など、失業していることを確認
できる公的機関の証明の写し

(2020/07/23追記)申請結果が来た。無職期間は、年金を全額免除してくれるとのことだった。てっきり猶予かと思っていたのでありがたい…支給額減るから、今後お金に余裕できたら追納しようかと思う。

おわりに

書いてて、自分はよく頑張ったなと思った。自分をいたわってあげたい…ョョョ……

退職するときは精神的体力をかなり使うので、心の支えやリフレッシュ方法を用意してから臨むと良いかも。交渉慣れしている人であれば特に問題ないと思う。


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