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流れに乗る

「居場所がない」と思ってしまう自己認識を変えたくて、無職になってからほそぼそと居場所探しの旅をしていた。

居場所は人とのつながりだけではなく、自分が好きなことへ打ち込むことも居場所たりえることは理解していた。それでも、やはり人とのつながりを作ることが好きだから、飲み会へ顔を出すことを心がけていた。一期一会でも、自分が口下手でも、人と会うことは楽しい。

過去に色々と体験をしたから、「自分が楽しいと思える、大切にしたいと思える人と出会う」ことを意識できるようになり、参加した人の集まりを楽しめるようになった。ウェイの多い場所だと馴染めないから行かない、といった小さなNGポイントを避けるだけなのだけど。

そんな中で、何となくで参加した少人数の飲み会で、ぽつりと仕事の話をした。たまたまその飲み会は同業種の人が多かったから、自分の仕事上での体験を話して分かってもらえる安心感のようなものがあった。会社以外の人と仕事の話をする体験があまりなかったから、新鮮に感じた。

そして、その飲み会から仕事のご縁ができそう。まだ実際に仕事のご縁となるかは不明瞭なのだけど、普通に楽しむために参加した飲み会で、こういう繋がりができるなんて思わなかった。

ご縁ってものは、本当にいつどうやって発生するのか分からないものだなとびっくりしている。自分でコントロールできる範囲を超えている。ありがたいご縁は本当に感謝しきり。

ご縁を変に断ち切ったりせずに、今の自分にやってきた流れをゆったりと受け入れて、波乗りするように人生を過ごしていきたいなぁと思う。良い波がきていると思うから、良い方向へ進めそうだと思える限りはこのままスィーっと波乗りしていきたい。

波乗りすることに気が進まず「すべて自分で開拓しないといけない」と意気込んでいた頃もあるけど、自分に不利益がなさそうな波の流れは、乗っかっても良いんじゃないかなと思うようになった。その波を作ったのは、過去の自分が無意識に開拓した結果だと思う。自分とまわりのひとへ感謝しつつ、しあわせの波へ乗っかれれば。波が悪そうな雰囲気だったら、乗らずにその場に留まって、別の波を見つければ良い。

無職の終わり方の予想が立っていなかったから、あぁ自分はこうやって無職を終わらす可能性があるんだなぁと俯瞰して見ている自分もいる。果たして今後、自分はどうやって生きていくのだろうな。自分の意思でコツコツと足を進めつつ、良い波へスィーっと乗っかる生き方の果てが楽しみ。

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