ブラッシュアップライフ
今年のお正月、テレビで再放送されていたドラマ。
バカリズムさんが脚本で、平凡な女性がある日あっけなく亡くなってしまったあと、なんとそこから人生をやり直すチャンスをもらえるタイムスリップコメディー。
徳をつんでまた人間に生まれ変わるよう奮闘する姿がおもしろくてハマってしまった。
もし本当にあんなドラマのような展開だったら亡くなったあとも色々やることがあって休むヒマもなさそうだ。
ただ、人生どんなにやり直したとしても、あの時もっと素直になれば…とか、本当の気持ちを伝えてなかった…とか何かしら心に引っかかりは残るものだと思う。
絵もそうだけど、はじめから100%完璧なものなんてないし、いや、もちろんすごく注力してるのだけど少し経って描き直すと、次はもうちょい良いものが描ける。
そうやって磨いていくと想像以上のものに出会えるものだ。
その中で相手を尊重することも覚えるし、モノ分かりのいい人になることとの違いも学んでいく。
求められるものと、どうしてもゆずっちゃならないものとの間でゆらりゆられながらも、やっぱり責任をとるのは私以外いないから、最後は自分だ。
私の父親は15才から働いているから世間一般の人と比べると学歴はないと言われてしまうけど、それでも100%自分の責任で人生切り開いて家族まで養って、本当にすごい。
もしかしたら社会の中で下に見られたり、意地悪な人にナメられたこともあったと思うけど、ひたすら太陽に照らされながら真っ黒になるまで働いて跳ね返してきた。
だんだん小さくなる両親の姿にすこし寂しさも感じるけど、いずれ自分も自然に還る。ちょっと早いか遅いかだけ。
アラサーアラフォーアラフィフとか色んな呼び方で人を分類されるけど、そんな風に仕分けされて郵便物じゃないんだ私たちは。
どんどん0才児に向かっていくようなみずみずしい感覚で生きていこうと思うこの頃です。
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