日々の中で

身の回りの大切なものに気づかないことは誰しもある。
今日行った喫茶店では自分の子どもが算数ができないことなど、ずっと「ウチの子は◯◯ができなくて困るー」と言っている人たちがいた。

息抜きも含めてママ友と会話を合わせてることもあるだろうけど、ちょっと言い過ぎな印象だったなぁ。

計算式ができるのも大切だけど、それも子どもが無事に学校から帰ってくるから言えることだ。

ただ人って、その最中にいると近くの存在ほどよく見えなくなる。

我が子が生まれた時、きっと感動したはず。
無事に生まれてきてくれるかしらってドキドキしながら、ママになれるかなって思いながら、まわりの期待にも笑顔で応えて。

ようやく出会えた子ども、産声を上げたその瞬間、五体満足で生まれてくれて、あぁそれだけでもよかった、ありがとうって安心したんじゃないかなぁ。

それがいつしかあれができない、これができない、どうしてもっと!あの子はできてるのに、って無茶なことまで我が子に求めるようになる。

子どもは親の期待に応えたいし、好きだから頑張るけど。たまに可哀想なくらい萎縮しちゃってる子を見るといたたまれなくなる。

ただお母さんもお父さんも必死で余裕がなくなってて、本当は子どもを褒めたいのに口から出るのは正反対の言葉だったり。内心葛藤してる。

まわりのママ達と話していると、真面目で責任感の強い人が多い。

そう考えると親子同士、すれ違っているお互いの愛情がいつかかみ合えば、わだかまりが解けていくんだろうなと思う。

色々わかった風に言ってるけど私は子どもいないから言えることですね。
世のお母さんお父さん、失礼しました...

でも、私の立場だからこそ、伝えられることってあるんだと思う。

日々当たり前と思っているものの大切さに気づけるようになりたい。

あなたは、お金をいくら出されても譲れないものってありますか?

 

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