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MOUNT tokyo

今日は駒沢大学駅でぶらり下車の旅。
ZINEのお店に行く為だったけど、はじめて歩く街はどうしてもキョロキョロしてしまう。
陽射しが強かったし、帽子を被っていてよかった。

整理された街並みでゴミひとつ落ちていない印象の世田谷区。でも少し入った路地に飲食店が見え隠れしていてワクワクしたなぁ。

肝心のZINEのお店は白い壁一面にZINEが展示されていて、気になるものを手に取っていたりお店の人と話していたらあっという間に1時間くらい経ってしまった。

展示作品はZINE以外もあって、グループ展の作家さんが制作したレターセットを購入。封筒が厚紙で、ぽてっとしているのがかわいい。誰に出そうかなーと想像させてくれるからレターセットはつい手に取ってしまう。

頭の中で考えたものが、カタチになる瞬間の楽しさ。

ZINEを見ていると、制作者の熱量が伝わってきたし自己実現の場はそこにいる時間が長いほど人の背中を押すんだと体感した。クリエイターの人と直接話せるのは想いもストレートに私の心へ入り込んでくるようで気持ちも前のめりになる。


お店は人の心の拠り所でもある。

商品や飲食が魅力的なお店はもちろん行きたくなるけど、何度も足を運ぶお店はというと、その場所の雰囲気や空間でしか話せないこと、共有できないことがあるからなんだと思う。

その体験がまた自分からまわりの人へ伝わってつながっていくと好循環が生まれるなぁと勝手に妄想しながら駅へ着くと、電車のホームでキョロキョロしていたおばあちゃんと遭遇。

思わず声をかけたらトイレまで案内することになったのだけど、杖変わりにと安全のためにつないだ手が温かいこと。自分のおばあちゃんを思い出すような温かさに、不意打ちで胸がきゅんとなってしまった。

私のおばあちゃんはよく、近所の人を家に招き入れてご飯を食べさせてあげていたらしい。その日食べるものがない人もいた時代だから、どこも同じような感じだったのかもしれないけど、おばあちゃんらしいエピソードに胸がほわっとした。

人は1人でも頑張れるけど、できないこともある。
おばあちゃんみたいに誰かれ構わず家には招き入れられないけど、目の前の人には協力できる自分でいよう。



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