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大自然の中で

写真では写せないものを絵に描くというけれど、言葉で言えないことを写真が代弁してくれることもあるし、絵で省略してしまうものを写真は鮮明に写し出せるから、なんでも見方次第だと思う。

たしかに絵は線や色を自在に変えられるし、誇張したり省略できるからありえない世界を描ける楽しさは確かにある。私もそこが好きだ。

だからといってほかの表現方法より優れているという発想はないし、お互いの存在で成り立っているんだから絵も写真も言葉も歌もどれもいいじゃないかと思う。

まだ私のおばあちゃんがこの世にいた頃、言っていた言葉がある。

人を小馬鹿にしたり、薄ら笑いは絶対にしちゃいけない。

どうしてしちゃいけないかは後々わかったのだけど、ここに書くものではないと思う。ちょっと怖いからだ。

たとえば、もし私が絵が苦手だと言っている人の絵を見て薄ら笑いをしてしまうようなことがあったら(絶対ないし思いもしないけど)、そこから墜ちていくことはあっても決して上ることはないと言う。

人より何かできることがあるなら、それを世間に役立てるのもよし、自分で楽しんでやるのもオーケーなだけで、おごり高ぶるために使うものじゃない、と教えてもらった。

私1人の力でやったと高慢ちきになっていると、「じゃあお前の実力を見せてやろう」と神様はその人の椅子を取り上げてしまうそう。

おばあちゃんはとくにどこの宗派にも入っていなかったけど、神様という言葉が好きで使っていた。
だから自分がしっくりくる言葉に置き換えてもいいと思う。

私は大自然が神様みたいなものだと思うけど、おばあちゃんはどうだろう。


確かめる方法はないけど、これからの人生で答え合わせをしていこうと思います。




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