ボイスドラマの完成まで!⑥執筆のあれこれ前編

こんにちは、涼子です。

公開オーディション、無事に終了し、締め切りました!ありがとうございました!

私たちの想像以上にたくさんの応募をいただいて、全員で嬉しい悲鳴、というかもはや諸手を上げて喜びました。

ただいま選考の真っ最中。結果はもう少しお待ちくださいね!


さてさて、今回と次回は私のお仕事のメイン!執筆のあれこれについてお話します✨

今回は、

「実際に書くとき、私が考えていること」がテーマです!


1,クライマックスを決める

物語を書く方はたくさんいらっしゃって、皆さん書き方が違うと思いますが、私はまずクライマックスを頭の中で決めます。

先日発売した『斬舞踊外伝 〜村屋の書〜』では、あの神託のシーンがそれに該当します。

今Voicyで聞いていただいている『斬舞踊』では、ヤマタノオロチとの戦いへの挑み方でした。

シーンそのものが決まることもあれば、登場人物に言ってほしいセリフや、その関係性の変化の時もありますが、文字には表さず、頭の中にそのシーンを鮮明にイメージします。


2,最初のシーンから手を付ける

忘れないイメージができたら、最初のシーンから書いていきます。

各シーンでは書き始める瞬間に、今登場人物たちはどこにいるのか、思い浮かんだ光景をト書き(地の文、説明文みたいなやつ)として記します。

このト書きには、BGMやSEの指示もあるのですが、完成の音声をイメージして、セリフを書きつつ同時並行で入れていきます。

あと、セリフを書いていくときには、「このシーンはなんのためのシーンなのか」を忘れないようにしています。じゃないと、スサノオとクシナダが痴話喧嘩をしただけでシーンが終わったりするので(笑)

例えば、必要な情報やキャラ設定を盛り込んだり。クライマックスへの伏線を貼ったり。何気ない一セリフに「気付いたらゾクッとする」ような意味を込めたり。


★クイズ★

今までのドラマCDで、このあと死ぬ運命の人に対して、そうとは知らず「いつでも帰ってこれるんだから、気楽に行っておいで」という意味のセリフを言っている人がいます!誰でしょう!


3,迷ったときには

登場人物たちが動いているのを書き留める、というやり方で執筆しているので、どうにも筆が進まないときもあります。

そのシーンの登場人物に、行動原理が私と離れている人が多いと起こりやすいです…。

そんなときは、

1 プロットを見直してみる。箇所は決めてないけど入れたいエピソードを書き留めてあるのでそれをヒントにしたり、全体的な流れを思い出したりします。

2 3ページくらい前から読んでみる。1つ所に立ち止まらず、シーン全体を観ることで浮かんでくるものは多いです。

3 キャラデザを眺める。そのキャラの新たなイメージが沸いてくるのを待ちます。

4 主題歌を聞く。こじぷろは同じモチーフの曲があるので、それを聞いたり歌詞を読み込んだりしてヒントを探します。

5 作業用BGMをかけてみる。既にかけてたら、曲調を変えてみたりもします。

6 休む。意味は字のごとく。ただし、締切をオーバーすると当然、使えません…。

こんな感じです。よく迷うので手段がいっぱいあります(笑)


4,完成まで

あとはここに、こじぷろメンバーのアドバイスやアイデア、というスパイスを入れて、ひたすら書くのみ!!!

というのが、執筆のいつもの流れです。

長くなってしまいましたね。少しでも面白く読んでもらえてたら嬉しいです!そして、こじぷろでは台本も発売しているので、ぜひこの記事を思い出しながら台本を読んでみてもらえたらなって思います╰(*´︶`*)╯

次回は、同じく執筆時についてですが、ツールや形式みたいな具体的なあれこれをお話できたらなって思います!

それではまた!

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