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赤とストライプと

赤い服を着るとき
ちゃんと化粧をするのが好き
やり過ぎたくはないが
いつもと同じは嫌だ

ストライプのTシャツに
エプロンなんてときは
髪にピンなんかとめて
全く鏡なんか見てない

オンとオフのようだが
そういうことでもない気がする
どちらもきっと衣装なのだ
むしろ…

どうでもいいような格好こそ
衣装なのかもしれない
ある意味自分を消して薄くする
存在感をやさしく呑気にしてる

ものすごい防御服にしてるかも
とても楽で 何も求めてない感じ
誰にも責められたり褒められもしない
動きやすく 汚れてもいい

楽だけど 辛くなるときがある
何故か?
その装いが自然体なら楽なだけ
不自然な諦めを演じてると疲れてくる

楽な服を着て疲れるなんて矛盾してる
衣装とメイクはその昔から
表現であり 意志である気がする
どんなに豪華でも どんなに瑣末でも

赤だろうがストライプだろうが
気持ちよく 心地よく 馴染んで着ると
同じ着るでも きっと違う
嬉しくなるような ワクワクするような

眠くなるような 同化してしまいそうな
着心地のいい 肌触りのいい
色も香りもスカートさばきも颯爽とした
そんな洋服を着るイメージをしてみる

好きなものがそばにある気持ち
どうでもいい を脱ぎ捨てて
暑苦しい 不幸せそう も脱ぎ捨てて
自分のリズムで呼吸するとき

赤もストライプも そのときどきに
自分らしく 目的に合った アイテムになる
よくみせたい もうあきらめてます
みたいな気持ちが溶けてしまえば

なにを着てても 違和感はない
きっと寂しくもない
ドキドキしたり 安心したり
キリッとしたりして きっと楽しい

制服も お着物も 仕事着も お出かけ着も
パジャマや部屋着も 下着もエプロンも
タオルもカーテンも…風のように
心のままに 大切に

自分を包むものとして 大事に
大切に さりげなくても
そんな気持ちで着たいな
洗濯あとのお日さまの匂いみたいな気持ちで


#エッセイ #寝ぼけながら#ふと思うこと#洋服について


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