はじめましてその2。自己紹介を聞いてください

こんばんは。緑閃光のつぶやき隊長の桃生です。この役職はいま決めました。割と弱そうで気に入っています。

そんなことはさておき。

今回は、前回とばした話を蒸し返して、私たちが誰なのか、という話をします。今回は私たち3人しか出てきません。

「緑閃光」というネットプリントの、中の人をあなたに知っていただけたら、それで今日の話はおしまいです。

〇岡本はな(おかもと はな)

出産を契機に作歌を開始。長く名古屋にて詩作を中心に活動、詩のお茶会「ぐるぐる詩の輪」を主宰。2012年に私家版詩集「標本屋A」を上梓。その後、内山晶太氏の歌に惹かれ、2013年に短歌人会へ入会。ふたたび短歌での活動を再開する。第42回全国短歌大会佳作他。 Twitter @hana_okamoto

自選短歌3首

全体重きみにあずけるまでの間をホームを走る響けファンファーレ

取り替えのきかぬ私になるねがい捨つれば六花(りっか)とまる指先

楽しみのあとのさびしさひき受けてバターだらけの天パン拭ふ※

※この歌のみ旧かな遣いで作歌しています

〇瑞坂 菜(みずさか さい)

友人に誘われて短歌を始める。主に短歌雑誌への公募やネット歌会をフィールドとしている。臨床美術士としてアートと人を結びつける活動に従事。陶芸や児童文学にも取り組んでおり、文学フリマ等のイベントにも精力的に参加中。短歌人会には2019年3月入会。Twitter @sakana0511

自選短歌3首

若葉映え甲羅めきたる制服を君は着替えて深呼吸せり

義理とつく兄は身内と思い知るパイナップルの葉先鋭し

海渡り旅券を出せばこのわれも黒き瞳の<外国人>なり


〇桃生苑子(ももう そのこ)

大学在学中に短歌と出会い、短歌誌や公募賞への投稿を始める。就職後しばらく作歌を中断していたが、カルチャースクールを経て本格的に歌を学ぶ場が欲しくなり2016年に短歌人会へ入会。第18回高瀬賞佳作、令和二年度版短歌年鑑角川歌壇年間1位。Twitter @Sonoko_M

自選短歌3首

産休に入りて肩書失ひしわれの手を引く一歳の子が

海だよと声をかければ「ああ」と子はぢつと見てゐる眩しきはうを

眠りつつ子は魚になり鳥になり目覚むるときに人のかほする


▼ ▼ ▼

これで、3人が出てきました。短歌人会という結社に全員入っていて、東海地方に住んでいる女性であるという以外の共通点はありません。年齢もちがうし、歌の方向性も、少しずつ違います。違うから、いいかなと思います。少しずつ同じで、少しずつ違う私たち。

物語の登場人物は、私たち3人と、読んでくださっているあなたです。ここまで読んでくださったあなたとは、少し仲良くなった気がします。

歌を通して、どこかで、手を繋ぐことができますように。

そんなことを考えながら、ぽちぽちnoteを書きました。


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