〈2024年6月1日 土曜 - 3日 日曜〉
〈2024年6月1日 土曜〉
子の友人と小学校の近くで待ち合わせて公園へ。この一連に関しては5月から続く長めの話になるので、また別の機会に。
〈2024年6月2日 日曜〉
吉本新喜劇を観にゆく。大阪に来て十数年、初めてなんばグランド花月で吉本新喜劇を生で観た。高校生の頃の修学旅行が大阪と京都だった。この付近でたこ焼きを食べた記憶がある。
いま吉本新喜劇に4人いる座長のひとりが元・水玉れっぷう隊のアキ氏で、私たちが観たのはその演目回。これが強烈であった。ベタとシュールが融合していて、まるで「こち亀」の強い回かのようだ。
『桃太郎は犬とサルとキジとスパッツ男をつれて鬼退治に行きました』とタイトルからしてどうかしているのだが(作家の谷崎聡氏がどうやらキーマンのようだ)、この公演はテレビ収録されてて、関西では7/6に毎日放送で1254〜1354に放送される。お笑いに詳しいひとがどんな風に観るのか気になる。あまりお笑いに明るくない自分からすると、異様な舞台だった。
〈2024年6月マガジン〉の記事です。
「こち亀」でたまに本庁からくる変な刑事がいる。「海パン刑事」とか「マスタング刑事」とか。そんな感じでアキ氏演じる〈スパッツ男〉ってのが、どうやら定番化しているようなのだが、もうめちゃくちゃに異物で変なのだ……。小藪氏が座長やってたときの(小藪氏本人への好き嫌いは別にしてあの新喜劇の保守本流を座長として背負う姿勢は好ましかった)、トラディショナルなとこからハミ出す瞬間がすごく多い。「こんなんよく新喜劇のフォーマットに入れられるなあ!」と感嘆した。アキ氏がどういう経緯で新喜劇の座長に辿り着いたのか自分はよく知らないのだが(過去にバラエティ番組の格闘系企画で空手とボクシング出身というので見かけたくらいの知識)、舞台でとても映える。かなりシュールなひとりボケが異様に長くても劇場を白けさせず耳目を集めてゆく。
吉本新喜劇でみな一斉にズコーッってコケるアクションがある(アレをなんと呼ぶのか知らない程度のお笑い知識)。生で観て私はハッと気がついたのだ。近くにパイプ椅子があるキャストは、コケるとき手を伸ばし椅子を掴み椅子ごとコケて「音」を大きくするの。プロレスのリング上の闘いにも似た、ライブの真剣勝負のスキルだ。
島田珠代氏を初めて生で見たのだが、ひと呼吸、ワン台詞、ワンアクションで、劇場まるごと惹きつけるオーラが凄くて『推しの子』の星野アイかのようだった。
帰りにかすうどん。大阪の最高のうどんのひとつ、難波千日前・松屋。かすうどんのあぶらかすは随分と減っていて天かすと玉ねぎが足されていた。来月から480→500円に値上げ。あぶらかすはほぼ輸入なので致し方なし。あと肉うどんとか全体的に値上がりしていた。初めて食べたとき、かけうどん180円、あぶらかすうどん380円じゃなかったかな。
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