見出し画像

だいたいなんでもいける。

じゃがいもと玉ねぎの味噌汁をつくるやろ。子の晩飯用に用意するときに、多めに(普段250cc→6〜700cc)つくっとくわけ。

で、子を寝付かせたあとに本番。合い挽き肉に生姜を「おい、入れ過ぎちゃうんか」というくらい手加減せずにおろして、ニンニクもおろして(どちらもチューブでもええけど、分量からいっておろしたほうが安い)、ラードもニュルーーッくらいに加えて、酒もジャジャッとふりかけて炒める。ほんの少しだけ醤油も入れる。味の素も。

で、味噌汁のほうは、なんでもええから辛味噌を入れておいて(これは私の好みでヤンニョンジャン)、その鍋に、ほどほどに炒めたひき肉をフライパンからそのまま入れてしまう。フライパンに残った脂も忘れずに。肉に少し赤みが残ってても、元・味噌汁はグツグツいうくらいに煮立たせるからそれで火を完全にとおす。じゃがいもが少し溶けるくらいだとポタージュみたいになっていい。

麺はこれ。黄色いちぢれ麺。どこのスーパーでも売ってる菊水のがええんちゃうかな。西山製麺のでもええけど。茹で時間2分半〜3分と書いてあったら、2分くらいにしておく。じゃがいもを崩しながらひき肉と絡めつつ食べるので麺は固めに茹でといたほうがええよ。

味噌ラーメンの出来上がり。


こっちは、残りの生麺をつかいきるためにつくった。中華スープの素・玉ねぎでつくって子の晩飯に食わせた中華スープに、白だし・乾燥シイタケ・長ネギを入れて煮つつ、横で玉ねぎのみじん切り・豚の腕肉薄切りを辛味噌で炒めたのを混ぜて、甘口醤油を足してつくった辛味噌醤油ラーメン。

写真で見るとスープがおんなじ色に見えるけど、味噌汁ベースと中華スープベースだから、味はぜんぜんちゃうのよ。とにかくイノシン酸とグルタミン酸とグアニル酸を混ぜるのよ。マンガで読んだ知識やけどね。鶏皮で鶏油をつくっておいたりネギ油もあるともっといいけど、あれは一般にいわれている賞味期限よりも、風味が飛ぶのが早いのよな。あと、味が強すぎて(うますぎて)、つかいきる前に冷蔵庫の奥にしまいこんだまま忘れてしまうことがあって。

子用につくった晩飯の食材の余りはラーメンにして食べてしまうことが多い。だいたいなんでもいける。味噌汁なんかは2〜3人前でつくったほうがうまいし安上がりだ(1人前だけつくるなら生味噌タイプのインスタントにちょこっとワカメや野菜を足すので十分)。スープもタレも、アリもののラーメンスープの素でもいけるけど、適当に組み合わせてつくってみると、これもだいたいなんでもいける。豚骨好きのひとやったら、また違うやりかたがあるんちゃうかな。


さいごに念のため書いておくと、これは「家で楽しく過ごす」ための工夫なんてのとはまったく関係がない。実際、私は4/7の緊急事態宣言以降、一歩も外に出なかった日は一日もなかったし、店で買い物をしなかった日もなかった。レジで行列ができている大型スーパーに足を運ぶ回数は減り個人店で買い物する割合が増えたのと、混んでいる公園は避けるくらいの変化はあった。ひとが多過ぎる公園はボール遊びや自転車などに注意を払うのに疲れてしまうので、もともと避けてはいたから変化というほどでもないんやけど。手は洗い過ぎてボロボロ、紙マスクは洗って毛羽立つまで使った──けど、もうこれを書いている5/6には紙マスクはどこでも売っている。値段も先週まで50枚3000〜4000円だったのが、2500円程度まで急に値下がりした。布マスクも4/28に私が見たのは1枚498円だったのが、同じような製品が1枚298円まで値下がりした。

5/4(祝日・連休中やぞ)に至ってようやく決定された5月末までの緊急事態宣言延長。その翌日に、ずっと営業を自粛させられている焼肉屋の前を通りがかった。店の入口には、「5/7(木)11時より開店します!」と貼り紙がされたままだった。もし5/7以降も営業自粛するようなことになったら、開店に向けて連休前から注文して仕入れていたはずの食材はどうなってしまうんやろうか、と思った。家での余らせたり期限が切れた食材みたいに適当にラーメンやチャーハンにして自分がさらえばなんとかなるわけでもなく。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?