〈2024年4月 extra-1〉

 これを書いているのは5月1日水曜日だ。まだ4月の日記が終わっていないので4月分のマガジンに収録する。リアルタイムでニュースに反応するのではなく(もうそういうことはなるべくしたくないから日記も日をズラして書くようにしてきた)、これまで自身が目に映してきた光景や考えさせられたことと、ネット越しに目にした出来事がクロスする瞬間がある。X(旧Twitter)では素のリポスト(旧リツイート)をしなくなって何年も経つ。引用でするときは自分の言葉を必ず添える。他人の言葉で自身の態度を表明したくない。以下は自分の言葉と態度だ。


 大人が子供を引っ叩いてたり蹴ってたりしてて、それを《酷いな》と感じたなら、その感じたことがすべてだろうよ。それが親子だろうがシツケだろうが関係ない。物理的には、大人が子供を殴ったり蹴り飛ばしたりそれだけだろ。その状況に対して「やり過ぎですよやめなさい」と自分が口にするかどうかだろ。口にしなかったか口にしたかだろ。見なかったことにするか、見過ごせなかったかどちらかだろ。

 まちなかで倒れたひとをボコスカ蹴ってたひとがいたら「なにやってんねん、やめんかい」と止めに入るひとはいるだろう、飲み屋で隣席のひとのマナーがなってないからと毎回のように頭をゴツンとしてたらいつか店を出たとき待ち構えていた相手に刺されるからこっちの命がもたんだろう。それが親子だとどうして許されるのか。どうして〈他人の家のことにあんまり口を出すのは良くない〉になるんだ。


ここから先は

1,281字
この記事のみ ¥ 999

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?