2024年初夏 - 真夏 うまかったもの
初夏から真夏にかけて、うまかったものを書こう。
・レトルトのミートソース(ボローニャ)を使うとき、McCormick「アメリカンケイジャンソース」を足すとうまいぜ。
・余ったキノコ類を適当に出汁や麺つゆで茹でてざる蕎麦のツユにするとうまいぜ。
・モランボン「牛すじ入り カレー煮込みうどんの素」に油揚げと茹でたオクラを足すとうまいぜ。
・東亜食品「カドヤ食堂中華そば」は、《ああ、醤油ラーメンが食べたいな》って気持ちのときに満点で答えてくれるぜ。Amazonだとまとめ買いしかないけれど、ヨドバシなら単品で買えるし、梅田の阪神スナックパークにあるカドヤでも買えるぜ。写真ではいろいろごちゃごちゃとのせてるけど、なんにものせない、または焼き海苔だけがうまいとおれは思うぜ。東亜食品という名前をみると、巨神兵の製造元「東亜工廠」を思い出すぜ。
https://www.yodobashi.com/product/100000001008154941/
・無印良品の「ゲーンパー」はよかった。ウイグル自治区新疆綿を使っている無印良品の。
・有名店監修の「カップ麺」、税込み300円超えのモノとか見ては、「二食198円のチルド麺のほうがはるかにうまいのに食うかよアホか」と馬鹿にしていたのに、これはすごいぜ。かやくはもう諦観というか「仕方ない」といった、気持ち良いくらいの割り切り方だが(それでも焼き海苔は別パックで入っている)、麺はたぶんこんにゃくを練り込んであってツルプニ。で、スープは、ひと口目を食べた瞬間に、冷凍してた白ごはんを電子レンジでチンした。なんだこのスープ。鶏、豚、魚介系の何か、昆布、少しの酸味は酢かな。開発費も原材料も製造費も異様に高コストなんでないのこれ。きちんとハイスペック醤油(『らーめん再遊記』)の味がするぜ。
・吉野家の牛丼に添付の七味ではなく、「タヒン・クラシコ・シーズニング」をかけたらめちゃくちゃにうまいよ。タヒンはカルディとかで売ってるぜ。Amazonのはちょいと高めだぜ。
・餃子の王将では、「海老の天ぷら」がうまいぜ。子の好物なんだ。ただ、西日本でしかメニューにのっていないかもしれないぜ。皿に乗ってるレモンを絞り、卓上にあるいろいろ混ざった塩をかけるんだぜ。
・冷凍うどんに、生卵を落として天かすを散らして、「卵かけご飯用醤油」(スーパーでもいろいろ置いてあるだろ)をぶっかけて食うんだ。うまいぜ。
・アジフライはウスターソース派と醤油派がいて、私はどちらにも与する立場だが、醤油とワサビ、これはいいぜ。
・スパゲティを茹でて、前述したケイジャンソースとタヒン。これは、アーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーノだとか、ポヴェレッロだとか、プッタネスカくらいには、スタンダードになってもいいくらいの味だと思うぜ。
・淡路島へ船(ジェノバライン)で到着した岩屋ポート、その2Fにあるレストラン「お食事処 浜ちどり」で食べたサワラ丼。サワラもうまいけれど、俺はこれまで《シラスってのは、生で食うのは産地ならではの風情を楽しむものであって、実際のところ釜茹でだとか熱を通したほうがうまいんよな》と感じていたものだが、ここの生シラスはうまかったぜ。船で渡って昼めしを食おうとしたり帰り際に晩めしを食べようとするひとは営業時間が11時〜20時だからそこは要注意だぜ。
・サッポロ一番みそラーメンを茹でてるときに卵を落とし入れるとき、実はめんつゆを少し足すとうまいぜ。
・豚バラの薄切りをマルタイラーメンと一緒に茹でて食うと、何か悪いことをしているみたいで良いぜ。S&Bの「からし高菜」チューブは割合に使い勝手がいいので、ニンニク・しょうが・ワサビだけじゃなく常備しといたほうがいいぜ。あとホースラディッシュもだぜ。
・冷凍うどんをチンして、絹豆腐をのせて、なめたけをのせる。その上に青紫蘇の実を散らす。わかるだろう?魅力的なおまえのその白い脚になめたけをぶっかける。
・子のめしでメンチカツとかがあって、それが2個入りだったとき。なんかいま油モンは重いんよな、といったとき残りをどう自分が食うかの答えとしては、鬼おろしで大根をおろして醤油で食うって二〇二四年夏に決まったぜ。
・東洋水産「焼きめしの素 ソース味」。なかなか珍妙な製品というか、大きなビルと大きなビルのあいだにさりげなく置かれたお地蔵さんというか、そんなだけれど、これがなかなかうまいので、試してみるといいぜ。卵は使ったほうがうまいと思うぜ。ナルトもあると嬉しいぜ。子はあっというまにたいらげて「お店の焼きめしみたいやな」と言ったぜ。
・子のめしに、チルドのナポリタンを使って、二人前あるから残りを自分が食べるわけだが、はたしてこのまま食べてもうまいが、どうにもそんな気分になれないなってときは、タヒンをかけろタヒンを。これまで何度か登場したタヒン、必携だぜ。
・最近、白身魚の昆布じめを定期的にやる。昆布は昆布じめ用の羅臼だとか利尻だとかのは高価なので、出汁用のを適当に酢で湿らせて、魚を覆える枚数を使う。魚のサクに塩をたっぷりふりかけてキッチンペーパーで包んでラップして冷蔵庫で何時間か置く。冷蔵庫から出したら、表面の塩をさっと水道で流して拭いてから昆布を湿らせといた酢で洗う。そのあとまた拭き取る。あとは昆布を巻きつけてラップでくるんで輪ゴムで巻いて、半日でも一晩でも置く。なんだってうまくなるぜ。
・トップバリュの「深川ぶっかけ飯」。あまり食欲の沸かない朝にいいぜ。元気がみなぎるぜ。
・日清カップヌードルがたまに出してるアブノーマル麺。〈世界のカップヌードル〉と銘打ったのは、現地で好評なだけあってだいたいうまいのだが、気を衒ったというか、やけに豪華だったりそれを装ったりしてるのは、避けていた。でもこれはうまかったな。「フレンチカップヌードル チキンのシュプレームソース味トリュフ風味」。シュプレームの意味も知らないけれど、定番化して欲しいくらいには悪くないぜ。
・ここに並んだ3種類の、蕎麦の乾麺。グラムあたりの値段でいうと左<中<右かな。世評としても左<中<右だろう、たぶん。でもこの二ヶ月で二十食くらいは、家で蕎麦を茹でてざる蕎麦を食べた私がいちばん好みなのは、実のところ左なのだった。理由は不明だ。
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