キャンプでのトラブルに対する一つの解決案について、あとクラファン開始の裏話的な
この度、CAMPFIREさんでクラファンをやることにしました。
こんなのです↓
アウトドア界隈への挑戦状!名言シェラとシェラのれん【#シェラXプロジェクト】
プロジェクトページ: https://camp-fire.jp/projects/view/755762
※5月11日(土)の9:00~見られます。
・先に見たい方はこちら→限定公開リンク
・商品一覧が綺麗に載ってるプレスリリースはこちら→PRTIMES
ぜひ皆様、ご支援や拡散へご協力をいただけると、嬉しいです。
以下は、クラファンの本文にはあんまり明確に書いてない、裏話的な僕の想いや狙いを。ざざっと中身を読んでくれた人向けの超長文です。
商品は、キャンプでよく使われるシェラカップに、ちょっとした名言を書いた、ジョークグッズのようなもの(名言シェラ)と、そのシェラカップ周りの機能的な小物(シェラのれん)です。
最近はブームも終焉と言われているキャンプ業界、正確にはバブル崩壊、という感じで、
「放っておいても『キャンプ』がつけば儲かる時代は終わり、一定数の規模の参加者が増えたのは本当に業界としても良かった」
と、勝手に思っています。
ただ同時に、キャンプ人口やキャンプグッズメーカーの増加に伴い、トラブルも増えてきたのがここ数年でした。
例えば、
・焚き火をして片付けずに帰ってしまう人たち
・キャンプ場でナンパ/声掛けをする人たち
・売れ筋商品をコピーして、売る人たち
とかが出てきています。これは、いろいろな人が増えたことによって起きる痛みというか、ある程度仕方がないことではあります。
でも、こういう課題に、キャンパーやメーカー、各種協会などから警鐘は鳴らされつつも、具体的で抜本的な対策を打ち切れていないな、というのがモヤモヤしていたところです。
「常識的にそうだろ」がおそらく30年前よりも通用しなくなった多様性の時代、とはいえ、トラブルに巻き込まれるのも嫌だから遠巻きにするしかない。SNSで発信しても「結局そういうのよくないよね」と思う人たちの中でしか共有されず、届けたい人に届かない、エコーチェンバー化/先鋭化だけしていくネットの今(良くも悪くも)。
こういう課題を目の前で見ていて、ちゃんと時代に合わせて寄り添いながら、次の時代に前向きに進みたいなという思いが漠然とありました。
そんな時に、
「んー、もっとくだらない感じで、明るく軽くコミュニケーションとれたらいいのかも」
と思って作ったのが、この名言シェラ、です。
シェラカップって実は、こう、立つんですよ。これがメッセージを伝える何かになったら面白いんじゃないか、というのが一歩目でした。
今回が第一弾として、8種類あります。
そのうち3種類が周囲にメッセージをはっきり伝えるもの、つまり、話しかけないで、とか、放っておいて、あるいは、話しかけてほしい、のシリーズです。
そして、明るく軽くという、つまり面白ネタ要素は必須だなということで5種類、キャンパーに使ってもらえそうな独断と偏見で作ったメッセージのものがあります。
これで、今起きてる声掛け事案の抑止になればいい、少なくともこれを置いている人は、何かしらの抵抗を示しているわけなので、声かける側を少しでも躊躇させられるんじゃないか。
周りの人が、今までよりも少ない勇気で助けに入る余地を作れるんじゃないか。
そういう僕なりの解決策の提示です。
リンク先のタイトルを見て貰えばわかるのですが、これが僕なりの社会やマーケットへの挑戦状であったりします。のるかそるか、本当にわからないですけど、誰かを助けられるかもしれないならやるべき、と思って始めたチャレンジです。
白状しますと、「シェラX」なる言葉は、一番最後に出てきたものです。
僕の先輩がコロナ禍のWEB飲み会で突然、「物事が流行るための3要素ってわかるか?」と質問を投げかけてきました。当然、わかるわけもなく、適当なことを答えたのですが、彼はハッキリ「答えは、モノと所作と概念さ」と言いました。その時、ビビッと、今までの世の中の不思議に対する新しいフレームワークの仮説と、説明がつきそうな事柄が頭に流れ込みました。これだ、と。
例えば、サウナ、例えば、ソロキャンプ、これらの流行りはその3つの要素で説明できてしまうのです(長くなるから割愛しますが)。
話を戻しましょう。そう名言シェラの構想に足りなかったものはこの3つのうちの、「概念」でした。コンセプトとはまた違う、それを体現する言葉のようなもの。
だからこれは、シェラカップで何かを発信/表現(Express)したり、交わしたり(Exchange)、探しに出る(Explore)ためのもの。Ex。
おりしも、TwitterがXに変わったタイミングでもあり、だから「シェラX」にしました。
将来、シェラX(かける)何か、に発展することができそうですしね。
ここで終わりではなくて。
今回商品を出すにあたって、「類似品/コピー/インスパイア大歓迎」とあえてしました。
前に述べたように、パクリ問題がキャンプ道具の業界では課題になっています。作り手の想いや苦労に関係なく成果だけ取られていく、そんなやるせない気持ちはよくわかりますし、パクった人はたいへんに下品だし作り手に対するリスペクトがない。
でも本当にその大事な商品を守るために対策をしたのか、というのも一方で問われてもいいのではないか。
「世の中は生き馬の目を抜くような人がいる社会で、使える手段は全部使ってでも生き残るしかない」
、そんな現実から目を背けて叫んでいても、奪われた商品は返ってきません。
だからこそ、自分なりのこの問題に対するアンチテーゼとして、
「好きなだけパクってくれ、パクった時には先を走っていてやる!永遠に俺のケツばっかみてな!!」
という姿勢を示すことで、もっと前向きに、個々人の中のモヤモヤを霧消させられないか、そんな挑戦状です。
もちろん、みんなで同じ商品で競争すると盛り上がるな、という挑戦状でもあります。
まぁ、こんなことを言いながらこの文章もいわゆる作り手のお気持ちの表明ですし、本当にどんな反応がもらえるかは賽をふってみないとわからないですけどね。
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そんなこんなで、人生で初めて、広く一般の方まで届けようと思った僕自身の挑戦状がこれでした。
日本と、キャンプやアウトドアの業界がもっと、気軽で、楽しく在れれば嬉しくて、ここまで読んで下さった方、ぜひそのためのご支援を頂けますと嬉しいです。
レッツエンジョイ、アウトドア👍
金井 怜
2024年5月10日
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