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マヨネーズ嫌いに市民権を

我が家の冷蔵庫にはマヨネーズがありません。

先日、私が退院した日の夜のことです。子どもたちが、たこ焼きパーティーを開いてくれました。そのときのこと、たこ焼きの上に塗るソースの話になりました。

次女「あっ、オタフクソースが少ししかない」
長女「私、中濃ソースでいいよ」
私「マヨネーズじゃなければなんでもいい」

私は、マヨネーズが大嫌いです。ここにマヨネーズという文字を入力することさえ、ためらいを感じます。本当に嫌いです。幸いにも妻もマヨネーズを好んで食べません。だから結婚できたのかもしれません。そのため我が家の冷蔵庫にはマヨネーズがありません。ゆえに我が家の子どもたちは、マヨネーズの味を知らずに育ちました。

私は小学生子のころ、マヨネーズが食べられず、学校の給食で泣いていました。当時は、1回分づつに小分けされたマヨネーズが給食につくことがありました。私はそのマヨネーズが食べられず、掃除の時間になってもマヨネーズだけを机の上に置いたまま、最後は、仕方なくマヨネーズだけを一気に水で流し込みました。

少し大きくなって、友だちと一緒にファストフードに入ったときは、必ず「すみません、マヨネーズ抜きで」とお願いをしました。今は、お店の人も笑顔で対応してくれます。しかし、昔は嫌な顔をされたり、忘れられることもありました。

たこ焼きを食べながらそんな話をしていたら、次女が、友だちにも家にマヨネーズがない人がいると言います。長女は、最近は市販のマヨネーズは、美味しくないから自分で作ったマヨネーズしか食べない人も多いと言います。

私は、子どもたちにマヨネーズを食べさせなかったため、社会に出てから苦労をするのではないかと心配をしていました。しかし、最近はそうではないようです。マヨネーズ嫌いが市民権を得たようでちょっと嬉しくなりました。


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