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風邪に効く注射はない

風邪をひきました。ひどくならないうちに近所の医者に行ってきました。インフルエンザではないものの喉が真っ赤だと言われてしまいました。

さて、風邪の治療で疑問に思っていることがあります。私が子どもの頃は、風邪をひくと必ず注射を打たれていました。それが最近は風邪をひいても注射を打たなくなりました。これは飲み薬が進化したということなのでしょうか。

今日、先生に聞いてみました。

先生いわく、風邪に効く注射はないとのこと。昔、打っていたのは解熱剤とかビタミン剤だというのです。子どもは体力がなく、熱があがると体力の消耗が激しいから解熱剤を打っていたのではないか。今では、解熱剤もビタミンも良い飲み薬があるので注射を打たなくなったそうです。

でも、ときどき、「先生、お願いします、注射して早く治してください」と懇願する親がいるそうです。

私の中にも注射を打った方が早く治るという思い込みがありました。

老人ホームにいるお袋が同じようなことを言っていました。

お袋は怪我と加齢により足腰の痛みがひどく歩けません。ホームに来る医者に定期的に注射を打ってもらっています。それに対して、怒っています。

あの医者はダメだね、何回、注射打っても効きゃしない。いつまでたっても歩けない。

お袋が打っている注射は痛み止めです。何回、打っても歩けるようになりません。

注射をして欲しいわけではありません。でも注射をしてもらうと治った気がしてしまいます。プラセボ効果ですね。

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