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ウルトラマン VS 鍾馗(しょうき)様(子どもの日の思い出)

今日は子どもの日です。でも最近は祝祭日が増えたこと、また今年は10連休ばかりが取り上げられるため、子どもの日が目立ちません。さらに外を見ても鯉のぼりの姿もありません。長いことアパート住まいだった私は鯉のぼりにあこがれていました。

私が子どものころ、家には大きなひな壇形式の五月人形がありました。私が「高橋家」で初めての男の子ということもあり、厳格な父方の祖父から髙橋家に伝わる五月人形を託されました。でもはっきりいって邪魔でした。おまけに五月人形で遊んで怒られたことばかり覚えています。またあのショウノウの匂いも嫌いでした。

私も最初のころは豪華な五月人形を母親と一緒に楽しんで飾りました。でも祖父に怒られたことで五月人形への興味が薄れてしまいました。

私は、子どものころウルトラマンやその怪獣が大好きでした。そんな私にとっていかつい顔をした五月人形の鍾馗(しょうき)様は悪者でした。ウルトラマンが退治するには絶好の相手です。だから私の五月人形の鍾馗(しょうき)様の横にはウルトラマンが並び、その横には怪獣もならんでいました。

子どもの日、遊びに来た祖父に見つかり怒られました。それ以来、五月人形が嫌いになり、興味もなくなりました。ウルトラマンと戦わせることができない飾るだけの人形は意味のないフィギュアだったのです。


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